トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「初見はトラブル体」

2015-05-17 | 小父のお隣さん
 棚田で代掻き作業と堤の補修をしていた時、足元に今季初見となるオオシオカラトンボの♀がいた。朝に羽化した個体で翅も固まっているのに飛び立たない。手に取ってみると右の後ろ翅がなかった。作業で傷つけたと思ったけれど残りの3枚の翅は健全だった。
 手に取り眺めてみたら翅が伸びなかったようで蝋が固まったようになっている。ヤゴの時代に傷ついたのだろうと思ったけれど真相は不明だ。今季初めてのオオシオカラトンボが羽化トラブル体だったが、棚田にはオオシオカラトンボの飛翔があるのに泥水地では飛翔していないのが不思議である。
  初見の個体      翅のトラブル

雪融け終わったばかり

2015-05-17 | 旅行記
  野暮用で郷里に行った。いろいろな「ついで」があって1泊となったが、もてなしを受けるのも疲れるものだとつくづくと思った。五月の連休前にようやく雪が消えたとかだったが日蔭の斜面下には残雪がある。それらの前面はコゴミやフキ、あるいはニリンソウやスミレと春色の満艦飾だった。少年時代も変わらぬ風景だったのだろうが記憶には全く無い。
 「何時かは登ろう」と思いつつ眺めているままで時が過ぎてきた郷里の象徴、残雪を抱えて鎮座していた。これらの山を仰ぐと「帰省した」実感が襲う。二宮金次郎だったか雪形があるはずなのだが雪融けが進みすぎたのか、あれがぞうなのかとしばし眺めてしまった。