トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ホトケドジョウ

2015-05-01 | 小父のお隣さん
 朝、初見だったクロスジギンヤンマを撮影したくて水辺をまわっていたらトンボ池の排水路でガサガサをしている青年がいる。網に馬鹿長を履いて身支度は本物だ。おおかたマニアか小遣い稼ぎの輩と思って声をかけたら、県が大学に委託して実施している絶滅危惧種の確認作業だった。
 とは言え公言したくはなかったものの案内だけはしてみた。上の池までガサガサをしたがマドジョウだけでホトケドジョウは網に入ってこない。ガッカリしているから沢の途中のプールを教えてガサガサをやってもらった。「もう!」である。1回で2匹の個体が採集できたのである。小生も写真に取らせてもらったけれど一匹は上の池に戻してもらうように頼んだ。一匹は研究室に持ち帰るとの事。仕方あるまい…。
 池まで上げるのは出水時、このプールから下る事があっても先は水なし沢になって生息環境は無いからである。最上部に戻して置けば生存の確率は高くなるはずだ。
            

今日のトンボ「羽化途中」

2015-05-01 | 小父のお隣さん
 到着してからの水辺の見回り、シオカラトンボの発生が盛んだ。泥水池で環境が一番悪いと思っていた№4での羽化が多いのが不思議。最終段で水切れの影響が最初に現れる池だからである。抜け殻を探すと水際から30㎝以上も離れた陸で羽化した個体もいる。今日も次々と羽化があり昼過ぎまで未熟体が見られた。そのおかげで羽化途中の撮影も出来た。普段、水見回りの時間帯でこの段階に遭遇するのは難しい。