トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

原っぱ部の刈り払い

2016-10-01 | 今日は真面目に
 今季の刈り払いもあと少しで卒業できる。この原っぱ部も通算4回は刈り払いを実施したけれど草勢は衰える事を知らない。伸長した部分は膝上まであった。
 ここは低草地で維持し、春には在来種のタンポポ原っぱが出現するようになったものの、コナラやクヌギが大きくなって空間を開けてあっても衰退していく可能性がある。それでも冬季のロゼットのために刈り払いをしておく事で春の群生が楽しめるだろう。

 周辺に限らず在来種の群生などを楽しめるエリヤは少なくなっているから、小生的には貴重な箱庭だ。周年のサイクルを重ね続けて言える事は、里山の原風景なぞ生活と密接につながっていなければ、とても消化できない作業量なのである。
 ここで気づいた事、「原風景」を「はら風景」と読む人もいるのだろう。題が題だけに…。それでも納得してしまいそうなのが恐ろしい。
 まあ、「当たらずとも遠からず」で、受け止め方に縛りは出来ないが低想知なんちゃって。
 
            ➡    

きっと越冬体だろう…

2016-10-01 | 小父のお隣さん
 玄関前でこんもりと茂っていたウマノスズクサも僅かな地上部を残すだけになった。この株は今季3回はジャコウアゲハを送り出している働き者である。食い尽くされても食い尽くされても衰退することなく萌芽する生命力には驚嘆さえする。1シーズンで30~40体の終齢幼虫を保育していると思う。
 今回も幼虫が確認しやすくなった大きさのころに数えたのだが見える範囲で18匹生息していた。終齢になる前に飢餓が来るかと心配もしたが、すでにほとんどは株から離れ家の周囲を彷徨している。中にはお菊虫に蛹化した個体も多数あり、我が家の外壁はお菊虫や抜け殻だらけで、さながら蛹苫屋の様相を呈している。
 玄関前の目の高さですでに変態が始まり、縮んで三日月形になったのもいるし、糸をかけないで玄関たたきで蛹化してしまったおバカ虫も出てきた。この個体で初めて知ったのだが、変態を完了するにあたり幼虫の外皮を外している。外皮まで変態させるとは思ってもいなかったけれど、歴然たる証拠を目にするとディープな世界が足元にあった。
  食草は僅か  ➡  蛹化始まる    地上で変態