トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

北から来た来た、我が家にも

2016-10-28 | 小父のお隣さん
 1週間前位から早朝にジョウビタキの鳴き声を聞けるようになった。冬鳥だから南下してきたのだろうか、夏の生息地は知らないのである。ツグミも見かける頃なのだが今季は見ていない。思い返しても昨季は庭でツグミは見なかった。庭に来ても野良猫が増えた現状では、おちおち地上には降りれないと思える。それだけ野良猫の巡回が目に余るからだ。

 それはともかく、庭にアサギマダラがようやく姿を見せた。写真の個体は3頭目で、ようやく撮影機会があったと言う事に他ならない。フジバカマは数株あるが、吸蜜するのはおおむね同じ株に来る。フイールドではミゾソバで吸蜜していたのを見ているから、好みはあるにしても蜜源なら依るのだろうと推測する。視認したいのはマーキングもあるけれど小生は一回も遭遇していない。フイールドを訪れるH氏は福島でマーキングされた個体を撮影した。写真をインスタグラムとかに公開したら判明したのだそうで、まあ、小生の手には負えない世界で、私、見るだけの人なのだ。
 
 アサギマダラを見ていると至福感を覚える。阿呆がもっともらしく言い放っていた草など問題外で、手に入れようと思っても全てが相手次第で「おもてなし」万端怠らず準備していてもクサをくうのだから、そこが色恋の駆け引きに通じる面白さがある。余談だが庭に色鯉はいなくなって二枚貝に代わった。残念ながらサクラ貝では無い。
 産卵用に植えてあるキジョランの生育が思わしくないのだが、今回は牡蠣の化石層を砕いて施したから産卵株になるのは来期と期待しよう。

                   

突端部の刈り払い

2016-10-28 | 今日は真面目に
 高草地状態    ➡    低草地に戻した
 
 低草地で維持していたい突端の台地、8月終わりから9月末でも草勢は衰えを知らない。今季最終回の刈り払いも高草地状態になっていた。試みにススキの株を残しておいたのだが、これも勢いよく伸び株回りも大きくなった。結論としては「猪の安住圏になりかねない」ので刈り払ったのだが、来季萌芽する部分については抑制的に管理しよう。しっかりしたイネ科の若葉はバッタ類の好物でもあるので、生産力の高さからも食物連鎖の健全性を維持するには大事な種類であるだろう。

 どなたかが植えっぱなしで管理を人任せにしてきた柴栗は、根元に木屑が大量に出ていた。テッポウムシの侵入があるのは間違いないので、折をみて除伐する。採集するほどの栗の実でもなく、イノシシに食料を供給するだけの役割ではありがたくない。
 春には在来種のタンポポ広場が出現するが、一角にはスミレの群生もある。一頃より大幅に数も面積も減らしてしまったが、柴栗の除伐で日照も回復すれば再度復活の目途はあるだろう。

 たかだか「草刈り」と言っても考えたり対応したりせねばならない雑多で重要な事柄は多いもので、木っ端玩具ひとつ作るにしても「やってみなくちゃ分からない」無間地獄みたいなもの…。まあ、あの「惚けていたいが惚けられない」でなく「わかっちゃいるけど止められない」なのだ。ここで悟った事は「人生、惚けずともほとんど病気」の性分もあると言う事。