トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

「機関車トーマス」の仲間を端材で作る 3

2016-10-04 | 何よりの楽しみ
 トーマスの全長は20㎝、ジェームスは30㎝で全て車輪幅は同じだが、今回は最大全長のキャラ「ヒロ」に挑戦する。ちなみに全長45㎝、幼児から見れば巨大機関車である。苦心のしどころは本邦での人気随一「D51」がモテルだと言う事で、絵本では斜め前からの絵しか無く、これではD51の特徴がつかめない。ネット検索で横位置の絵を参考にしたのだがテンダー車を連結していて、いわゆるテンダー機関車だった。製作が難しくなる程ではないけれど幼児向けの玩具という事を考慮すると実物にこだわってもいられない。最終的に直結させる事にしたから「ラブミーテンダー、ラブミー!」とはいかなかった。
 
 今までの2台より車輪の数も増え上部の部品も多くなって、これらの加工に木工旋盤が重宝した。毎度のことながらトルクのある旋盤が欲しくなる。ナイフとサンドペーパーで成形する事も可能だが仕上がり感が全く異なるから「品質重視」の小生としては豊洲模型のようなやっつけ仕事は出来ない。人知れずとも叩けば出る誇りくらいはあって、あそこみたいに「後は野となれ山となれ」とした作品は作らない。小生「野となれ山となれ」と日々送っているのにである。となんちゃってになってしまうのは病気に違いない。

 サイズが大型化した事もありボイラー部の径も10mm太い70φとした。台車にシリンダー部を装着したかったのだが凝り始めると暴走する。ほどほどの省略と強調のバランスが肝要と肝に銘じつつ、秋霖前線で蟄居状態が幸いし終日使えた程よい工作期間となりナイスな蒸気機関車が出来た…。
 まあ、どうしても爺が持参する話題は爺我自賛となってしまうのは愛嬌にしておこう。

  台車部とボイラー部  ➡    組み付け

 彩色をした。
               側方から      前方から