トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ジョウビタキ飛来!

2016-10-19 | 小父のお隣さん
 数日前の作業中、藪の向こうで警告音らしい鳴き声がした。「ジョウビタキだ」と思ったもののモズにも似ている。小生には断定が出来なかった。たまたま通りすがりの探鳥家のおっさんに尋ねてみたものの「姿は見ていない」と言う。この日はこれで暮れた。
 
 19日、作業している小生にかの探鳥おっさんが声をかけてきて「撮影出来たから見てくれ」と言う。画面に現れたのは紛れもなくジョウビタキのオスだった。小生のケータイの画質とは比較にならない品質である。当たり前か…。
 小生はまだ視認していないけれど、くだんのおやっさんが言うには「移動途中の個体では…」との事だった。真偽はともかく飛来は確認できて季節は冬にまっしぐらなのを実感する。
 それはともかく、ここ何年かジョウビタキにせよツグミにせよ個体数が減ってきた印象がある。我がフイールドが理由になっていないと信じているが、まあ「鰯の頭も信心から」の類か・・・。

千日作業も漏水の一穴で…

2016-10-19 | 水辺環境の保全
 いつも通りの水見回り…。これもいつも通りで漏水孔は突然顕在化する。今回はトンボ池放流路の最末端部のプールだった。指3本分程度の穴だけれど、通常はチョロ水程度しか放流されていないので底を顕わにするには十分な漏水孔なのである。底が顕わになるだけならどうって事も無いのだが、生息していた生物層まで漏水の暗闇に消えてしまうのは見過ごせない。

 根治作業をしたいのだが放棄された後、葦が繁殖し地下1m以上も深いところに根茎を張り巡らし、そこが通水トンネルと化しているような基盤の状況では表面に顕在化した孔を潰すのが精いっぱいなのである。
 末端部だから放置しても湛水には支障が無いように見えるけれど、水辺環境の多様性を構築しておく事を重視すると放置は出来ない。ましてやフイールドの水辺環境を創出するのにどれだけの労力と時間を消費した事か…。維持管理を止めれば元の木阿弥は明白で、もう自転車操業と同じになってしまった。「ジッと手を見る」心境だと言う前に「ハっと腰に手を当て」となるので、まあ、小生的には常時「ヒヤリハット」みたいなものだろう。