トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

冬への備え

2016-10-14 | 水辺環境の保全
 10月に入ると水辺周辺のトンボの種類も飛翔数も格段に少なくなる。シオカラトンボは絶滅種になってしまった。
 もう飛翔する成体よりも来期の備えをしなければならない時期となり、第二トンボ池の手入れをする。水面を覆ってしまった植物の大半はミゾソバで、手で掻き集めれば容易に集草できるのだが、ぎっくり腰後では四つ這い作業が不安だから四本鍬で掻き取る。これだと根土も掻き取る事になるから、これはこれで重量がかさむ。
 水中で越冬する生物にとっては植物体を残しておいた方が防備環境としては安心できるのだろうが、枯れた後の水質汚染が気になるので場外搬出し、その代わりに水深を5㎝深くした。全ては手前勝手な対応であるけれど、何もないよりはましだろう。

      ➡    平常水位 ➡  水位上げる

今日のトンボ「マユタテアカネの産卵」

2016-10-14 | 小父のお隣さん
 トンボ池でのマユタテアカネの連結飛行と泥打産卵を眺める。周囲にはノシメトンボのカップル飛行やネキトンボのカップルも見られた。まだオニヤンマも飛来する。しかし、あれほど突っかかるのがお好きなシオカラトンボは全く見られなくなった。

 隣沢の水源地での作業中、至近にヤンマ風のトンボがたびたび来てはホバリングした。オニヤンマよりサイズは小さいからサナエトンボ科だろうと思ってはいたものの飛翔する姿では全く判別できない。とはいうものの撮影できても判別できないのが小生の知性なのだ。
 それはともかく、小生の至近、腹部の高さでホバリングするとはどういう了見だったのだろうか、皆目わからなかった。手を伸ばさずとも届く距離なのだ。捕食対象ではありえないし、数頭飛翔していてどの個体も同じ行動をしていた。確認行動にも見えるが、トンボにも興味関心をもつ対象があるということなのだろう。