トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

雨が止んだら、お仕事なのよね…

2016-10-02 | 小人閑居して憮然
 連日の天候不順で蟄居状態、やれることと言えば木工工作くらいで、60mm程度のネジ2本が欲しくて霧雨の中、拠点作業小屋まで探しに行った。ホームセンターの方が近いのだけれど、たまには水見回りをしておきたい。
 道具小屋で必要なネジ2本が見つかり水見回りへと回ったのだが異変はすぐに判った。トンボ池の排水路に水が無い。泥水池も池3,4と湿地状態になっていた。連続的では無いものの降雨が度々あったから埋没したのかと吐水口を確認に行ったら、案の定一滴も出ていない。
 道具は車載されているし、何時もは徒歩で向かうのだけれど霧雨の中では有難くない。隣沢の車が入るところまで走らせた。取水部の状態は思っていたのと異なり埋没していず、取水升内の吸水口も埋まってなかったが、水は溜まっていたから途中で詰まっているだろう事くらいは推測できる。

 問題は取水路からの流出状態だった。水抜け部が浸食され拡大してしまう事は普通なのだが状況が普通でなかった。取水路の敷設丸太の下部に詰めた石が水流に逆らって上流部に移動している。そのうえ、河床の砂利を掻いた小山が流出部脇にある。水源地の復旧造作は小生が行ったから構造は記憶している。どう考えても水の浸食作用でもないし、猪の掘り返しでもなく、明らかに人為的な行為が見て取れた。もう一点は送水管の詰まりが納得できなかった。取水口に継ぎ手エルボを上向きに取り付け取水升内の堆積土砂の流入を遅らせる仕組みにしておいたのだが、砂泥との差は十分あったのに詰まっている。うがった見方をすれば土砂を入れた行為もありうるだろう。
 この取水升への水が断たれたことでオーバーフローも無くなり、これを頼りに寄生して取水していた部農会の取水部も干乾びている。

 少なくとも部農会は被害者で加害側でなく、この水流の変更で利益を受ける団体個人はいないのだから嫌がらせとしか思えなかった。まあ、これに限らず、植栽した苗木や鉢植えから定植した若木など盗掘する輩は普通に存在しているし動植物の保全に逆行する行為や活動は日常茶飯事みたいなものだから驚くにはあたらない。ともかく水路の補修をして取水枡への水流を復活させたものの、吸水口での陰圧は全く無いから断水復旧にはつながらなかった。
 雨が止んだらエンジンポンプとパイプレンチを運んで強制排砂作業が必要だ。この作業は松の内以来となるから、まあ、良く保ったというべきかな…。
  側方流出 ➡  悪意の痕跡 ➡ 取水流復活
 

葉っぱの上で残念

2016-10-02 | 小父のお隣さん
  アカメ葉上のクロメ

 先入種と言われるだけあって成長が早い。前回刈り払って一カ月余り、既に写真の姿になっている。その年々で王手をかけてくる種類が異なり、客観的に見れば面白いのだろうが、相手せざるをえない小生にとってはそれどころではない。
 今季、周辺はアカメガシワが繁茂した。年によりカラスザンショウだったりクサギやゴンズイだったりする。草本で猛威を振るっているのはアレチヌスビトハギだが、覆ってしまう蔓草はヤブカラシだったりノササゲだったりヤエムグラだったりと攻守交代している感がする。今季はノササゲが繁茂して刈り払いの邪魔な事、邪魔な事。まあ、早期に刈り払いを続けていればこんな事には成らないのだが、園地でないから「行き届いた手入れ」は逆行しかねないし、要はビジョンとバランス感覚なのだろう、と言いたいところだが、実態は持久力勝負である。
 
 さて、クロメと言うより隈取りしたアカメガシワ葉上のアマガエル、お湿りがある場所でもなく「餌と水分はどうするの?」と尋ねたところで返事は無い。お山の大将われ独りはお互い様か・・・。まあ、ヨレヨレであれ、なんであれ眼の黒いうちが花だ。それにしてもアマガエルの活動する姿は見た事が無い。私見だが「毎度、full寝ッす!」の提唱者?かも…。

               この成長ぶり     台地はもっと酷かった