トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

濡れるのに火の車

2016-10-17 | 水辺環境の保全
 「火の国」の復興は一向に進まない上に水での追い打ちの大変事だが、小生にはお手上げの事態で案ずる事くらいしかできない。
 その水とのかかわり、トンボ池の取水堰といえばその通りなのだが大きさが大きさなので小生的には「ドンドン」である。これは同郷人でなければ通じないだろう。
 水路のカーブ地点に作った取水口なので出水の度に浸蝕されやすい。それに拍車をかけたのがズガニで、工作物付近から横穴多数を穿ってくれた。ここに水圧がかかるといとも簡単に破壊される。その上部はモグラのトンネルもあり、イノシシの掘り出しなども加わり、すっかり取水管が露わになってしまい、さながら豊洲市場の様相を呈してしまった。

 杭打ちし、土留めを施したいのだが部材がない。とりあえず応急処置として廃棄物のコンクリート板を集めて補修した。これはこれでズガニの住処を提供するようなものだが、大きな浸食は遅らせられるだろう。
 フイールド内の維持管理は話題にも上らない小さな事柄が多数積み重なっている。こういう事に「気付き」とその解消を果たせないと「後は野となれ山となれ」と同じで、何時も思うのは「自転車操業・火の車」。まあ、それはともかく復興はドンドン進めてもらいたい。鈍貪では困る。
            ➡  終了

なぜ食わないのか分からない…

2016-10-17 | 感じるままの回り道
 棚田の稲刈りが済み駐車場にハザ掛けした稲束。イノシシが食害しない理由が分からない。泥水池の水稲は早々にかじり摂られ踏みつけられ残骸を晒している。田の中の穂より乾燥中の穂の方が容易に食べれると思うのだが小生の干支は猪でないから猪の意図など分かるはずもない。
 ハザの周囲、湿った場所や低草地は耕起したようにしているのに頭を上げれば届く稲穂を食べない。ここで食べない理由など考えても「夜も寝られない」なんて事には無縁だけれど、畔や堤、林床や若木の掘り返し、はてまた渋柿の枝を折ってでも食害する極悪非道の獅子奮迅ぶりの性向に泣いている現実からは想像もできない光景なのだ。
 イノシシにしてみれば稲穂は上に向かってある物で、下がっているのは不審物と疑念を抱いているのかもと認知症気味の脳みそをフル回転させても、カンピューターは結果を出さなかった。まあ、神の意図は解きほぐせないほど深くあらせられるか…。