トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

オーバーフロー部の補修

2018-04-05 | 水辺環境の保全
 越境作業なのだけれど不文律、紳士協定、てな事で二つ池のオーバーフロー部を手直しした。厚板で仕切り水位を設定し溢れ出る水は半割丸太にV字形の切込みを入れ流出させていた。これはこれで用をなしてはいたものの時間経過と共に浸食作用で水漏れが度々発生、ニホンアカガエルが産卵した後も二度ほど水漏れを止める作業をしたのだった。

 既に今までの構造物では限界なのは明白だったから土嚢4袋を用いて新たにオーバーフロー部を作りなおした。これで今までの半割丸太を並べた水路より水密構造は保たれるはずである。
 土嚢に詰める土砂は泥土だと流出し用をなさず、沈泥池の砂州部分から砂の多い部分を選び詰め込んだ。これだと粒子が荒いから土嚢袋から流出していく時間は長くとれるはずである。

 この日の作業はこれだけにし、そのまま温泉に走る心算でタオルも用意したのだったが、結局は一段棚下の棚田と温水田の補修に回った。道具が一緒なので温泉に心惹かれ乍らも手を出してしまった。なんとも意志薄弱、右往左往の日和だったが、初夏は駆け足でやって来る。

          水抜けが顕著  ➡   組み換え補修完了

この時期、このオタマジャクシは?…

2018-04-05 | 小父のお隣さん
 棚田を耕転したいから水を抜く作業をした。今までも耕転して土壌の状態を改善したかったのだが、ヒキガエルの産卵があったから出来なかった。今期は「幸いにも」とでも言おうか産卵しなかったから水を抜いたのだが、水が引けるに従い水溜りに動くものがいる。

 モエビに混じりオタマジャクシがいたのだった。ヒキガエルのオタマジャクシは真っ黒だし、ニホンアカガエルのオタマジャクシは孵化したばかりで平べったい。動いているオタマジャクシは体長10mmもある立派なオタマジャクシ体形なのだ。

 数は多くなくて20匹程度ではないかと見ていたが、このまま干上がるのに付き合わせる訳にもいかず回収する事にした。バケツは持っていたが掬い取る柄杓状の物がない。
 考えた末にジュースの紙パックを斜めに切り、塵取り状にして掬い取った。これがすこぶる効果的で勝手に中に入ってくれるように回収できた。

 種類は当然不明だが、この大きさになるまでには1ヵ月以上は必要だろうに、さて、親ガエルは誰だろう。ヒキガエルとニホンアカガエルは外せる。タゴガエルは卵から親の形になり出てくるし、シュレーゲルアオガエルは産卵していない。モリアオガエルやツチガエルも産卵期になっていない。

 残るはアマガエルなのだが産卵は知らないから何とも言えぬ。誰かが放したウシガエルでないと良いのだけれど、ウシガエルの越冬体の大きさを知らない。他にカエルの種は居ないから、さて謎のままである。