

既に花は散っているものの開花時には遠くからでも開花が確認できた。淡いクリーム色で手の平大だから目立つのは当然だが名前が出てこない。まあ、「これが苦悶の始めでしょうか…」なんて歌っている場合では無く、全てを忘却の彼方へ誘う「苦悶識」が成長しているのである。
たしか蜜源植物として定植した樹種なのだが成長はゆっくりで10年近く立つだろうに2m程の樹高しかないのだ。原っぱ部にはもう一本あるのだが、こちらは小生の身長程で立ち寄ってみたものの蕾も無い。地質環境が影響しているとしても遅い成長である。
そういえば、先日の定例会で植樹したトチノキなどは30年後でないと開花しないのだとか…。これに先立つこと10年ほど前に、一本だけある親樹から採種して苗を作り定植したトチノキは3~4mまで育った個体もあるものの存命中に開花結実を見る事は不可能だろう。
トチノキも蜜源植物として定植しているが開花までに小生が肥やしになってしまう時間軸で、かような食物連鎖や輪廻を想うに「まあ、そうだろう」とどうでもいい納得はするのである。
幼樹は育つおいらは枯れる
枯れて彼らの生きる糧 ハアコリャコリャ トロルお爺