
原っぱ部にもタンポポ原っぱは出現しているのだが立ち木が育って幼樹の頃の様な花盛りは無い。それでも在来種のタンポポであるし目の保養効果も抜群なのである。写真は原っぱ部より1段上の台地で真竹林だった場所だ。周囲に植樹をしてあるがまだ幼樹で、タンポポには好ましい環境が続いている。
とは言え「タンポポ広場」を観るためには周年の管理が必要で、これには執念も必要だ。綿毛を飛ばすまでは刈り払いを行わず、綿毛が飛び散った頃に1回目の刈り払いを実施するものの、低草地として管理せねばならず、芝刈りのような刈り方は厳禁なのである。
望まれる植生やフイールドのビジョン、あるいは偏移の途上などで選択的刈り払いをも含め刈り払い管理の手加減が必要だ。これがあるために刈り払いと言えど「誰でもどうぞ!」にはならなく「これが苦労の初めでしょうか」になるのだ。
刈り高の指示で作業は容易でも「選択的刈り払い」は動体視力と瞬時の判断が必要で、これは自学も含めビジョンも持続的経験値も要する事なのである。