トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

喰って喰われて命はつながる…

2018-09-01 | 感じるままの回り道
 食物連鎖と一言で済ますけれど、中身は厳しいものがある。とは言え、これで成り立っていくのが生命連鎖なのであろう。
 カマキリがバッタ類を捕食している場面では「ガリガリ」と外殻を噛み砕く音が普通に聞こえるし、アオダイショウが大カエルを飲み込もうと必死な場面でも、当のカエルの涼やかで従容な表情が胸を熱くさせる。「カエルでさえ悟りの境地に至るのか…」と恥じ入るばかりだ。

 この日、巡回コースの途中だからアカボシゴマダラの幼虫が生息するエノキのひこばえに寄った。新たな蛹を見出したが、カマキリが幼虫を食べている途中にも出くわしてしまった。既に頭部は崩れて二本の角は黒く体液にまみれていた。あの特徴的な角があるからこそアカボシゴマダラの幼虫であると確認できる。

 カマキリは「動くものに飛びつく」と理解しているから、普段は葉と同化したかのように動かない幼虫をどうして見出したのだろうか。葉を食べる活動中に捕食された可能性を思い浮かべるが、日中の動きを見た事の無い幼虫では暗い時間帯の食事になるだろうが、カマキリは夜目が利くのかどうか小生は知らないのだ。

 カマキリにとっては当たり前の反応でも、あの三角顔と視線が合えば「ごめん!」と思ってしまう威圧感がある。まあ、否応なく小生の胆力や器量の小ささを実感する時でもある。

泥水池3の堤補修

2018-09-01 | 水辺環境の保全
 春に行うべきだった泥浚いと堤の補修にようやく手が回った。しかしながら即席的簡易的な補修なので泥浚いは不十分である。
 それでも越流した事のある堤に泥を盛り上げ、水面より30cm堤の上端面のかさ上げができた。距離にして10m程度でも真夏日の日射の下では衣服を絞れば汗が滴るほど発汗する。

 「今日はこれだけ。帰宅して冷たいシャワー!」をニンジンにして作業を済ます。浚渫土を盛り上げる前に草刈りと刈り草の清掃を行ってからの補修になるのだけれど、刈り払い機の作業に慣れた身体は鎌による手刈りはまどろっこしい。

 とりあえず越流歴のある部分を補修できたが、おっつけイノシシ様が掘り返して「ご破算で願いましては…」の状態に復するのは目に見えている。
 この掘り返す部分は人為的な作業があった部分が第一に狙われて、人様が手を加えていない部分は全く悪さをしないのが癪の種だ。
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