クヌギ・コナラ林の林床にフジ蔓が目立ってきた。林は10年生超えた程度だけれど葉が茂れば林床に光が届きにくくなっている。結果的に草本の伸長は抑えられてきたがフジ蔓の萌芽は止む事が無い。フジは耐陰性があるのが理解できる。
既に長いシュートは1mを越え密生部もあるから刈り払いを実施した。ネザサは少ないけれどフジとヌスビトハギが目立つ林床になっている。林床は刃面を滑らすように芝刈りのような刈り方をしてきたが、これだと地表近くを走る蔓に抑制効果が弱い。残った地表の蔓から多くの萌芽があり、これが数を増やす一因になってしまった。
そのうえ、年々太くなるから勢力は衰えず茂る事になる。結局ひと蔓ひと蔓毎に刈り刃を地面に掬い入れ削り取る様にしなければならず、量はそれほどでもないけれど手間と時間を消費した作業になった。2時間の刈り払い作業で面積はちょこっとで汗は着衣全体がビッショリの有様。
沢水を頭から浴びる事は何と快感か、この世の幸せを一身に受けた心持になるが、給付金の配慮も無く年金は減らされる一方、文書改ざんの忖度などとは無縁の下々の幸せなどこんなもんだろうて…。
まあ、耐陰性はあっても蔓を伸ばすスタミナは無く、「正直公正」なんてものは役に立たない養鶏場の白色レグホンの様な未来では、そのヒグラシだけが聞こえる小生の日々。いやいや下々の日々で木漏れ日くらいはないものだろうか…。
それはともかく、刈り払いを終え林内を見渡せば感慨もある。藪と孟宗竹の混在した斜面がここまでになったのか、という独りよがりでもこの実感は現実に眼前の実態なのだ。少なくとも「森づくりしている」手ごたえはあるけれど、あの輩殿達は国づくりなど毛頭、妄想にも無いのでしょうね。ヤマヒルのように「吸血だけが人生よ」では無いはず…なのだが「無い袖は振れない」も現実か。
国土をを席巻して覆いつくすクズ、ヌスビトハギ、ヘクソカズラ、ヤブガラシ、ブタクサの類、再利用はあり得ない。
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