トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

三日月池端、崖の刈り払い

2018-09-21 | 今日は真面目に
 朝まで降雨だったから刈り払う周囲も濡れそぼっている。崖になっている急斜面の刈り払いではスリップ転倒が恐ろしいけれど慎重に足元を決めて刈るしかない。
 山頭火風に一句真似すれば「刈り上がるほかない土つけて戻るほかない」なんて事になるだろう。
 さてさて、今までのほとんどを刈り払い機で作業した場所ではあるが、足元が安定しないのに刈り払い機を上方向に操作するのもきつくなってきた。それで今回は造林鎌での作業である。言ってみれば時間は伸びたものの五十肩の負担は軽減された。大鎌を振るうより刈り払い機の方が効率的かつ容易と思われるが、全てがそうとは限らない。

 高い部分の刈り取りには大鎌を引き伐るだけだし刈り草も鎌で集草できる。まあ、単純な道具の方が応用が利く、と言う事なのである。
 崖の高さは4m弱で傾斜角は60度を超えている。濡れている斜面では長靴での足場は決め難い。スパイク付きの地下足袋にすれば良かったのだが、靴下まで濡れるほど降雨で濡れている草葉では気持ちが悪い。どちらにしろ作業で我が身の味方になってくれる環境は無いのである。

 ひとつだけ安心材料があって、それは刈り払い回数が少なかった結果、草の背丈が伸び地肌が乾燥しなかった事で、こうなるとビクビク作業しなければならない蜂の営巣は減少するからである。まあ、人生諸般全て裏腹の関係というものだ。
 一方、竹の生育も進み造林鎌の引き伐りでは処理できなかった。袈裟切りすれば刈れるが、それでは竹槍を切り残してしまう。危険極まりない処理は1本でも厳禁で、2本なら罰金、3本なら死罪に値する。

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