「池はどこだい、オーイ池!」と呼びたいほど三日月池のスゲが広がってしまった。春先の3倍ほどに面積を広げた。除草時期と承知をしていてもクロスジギンヤンマの発生期に除草は出来ない。やむなく見過ごしていたら梅雨明けから倍になってしまった。
このまま越冬させると根茎が強固になって引き抜くのに多大な労力を要する。特にカサスゲの生えている部分は泥土が少なく硬い基盤層に根茎を進入させ育つから古くなる程厄介なのである。この日、水深が不安定なので竹棒を杖代わりに池に入った。水深は長靴の高さギリギリで、結局は水没した長靴での作業となった。
侵出先端部は容易に抜き取れるが、次第に難しくなって遂に三本鍬のお出ましとなる。水中に打ち込んでも効く訳もなく株元に当て長靴で押し込み、あとはユサユサと力勝負である。例えれば水に濡れた絨毯を引き上げる感覚に近く厚い部分は10cmはあった。
とは言え仕切り堤の水際は昨季からのスゲなので、これも非力だ。今まではスコップで掘り起こし除草したがスコップは持ってこず、鍬で引き抜く気力も無くなり造林鎌で水底の株元から刈り取った。
これが意外と楽で、根茎本体は残るけれど回数を多く出来る作業内容だから今後は造林鎌の活用も視野に入れておく。ちなみに今回、造林鎌の用意があったのは、前日に周囲の崖を刈り払った後始末の集草作業のためである。集草に造林鎌は大いに役立ってくれるがガーデンレーキは非力である。
しかしながらこの集草作業で重傷を負ったであろうアクシデントを回避できたのは誠に幸運で、まさに「危機一髪」の状態があった。
普段はヘルメットにガードフェースを装着し作業するのだが「集草だけだから…」と造林鎌で掻き寄せていたその一瞬、混入していた細竹の枝が跳ねあがりメガネの下方から瞼を直撃したのだ。皮がめくれ出血して、本当に上瞼の縁ギリギリのところだった。
念のため眼科に受診したところ幸いにも眼球に傷は無く、傷の中心が5mm下だったら眼球破裂の大惨事になっていた。「たまたま」の油断が大事故や大怪我につながる事を改めて思い知らされた。
「ヒヤリハット」の一事例であるがまさに「油断大敵」とはこの事である。まあ、分析をしてみれば眼科医が言わずとも「目が細くて」で良かったとも言える…。
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除草面積は約2坪半程度
このまま越冬させると根茎が強固になって引き抜くのに多大な労力を要する。特にカサスゲの生えている部分は泥土が少なく硬い基盤層に根茎を進入させ育つから古くなる程厄介なのである。この日、水深が不安定なので竹棒を杖代わりに池に入った。水深は長靴の高さギリギリで、結局は水没した長靴での作業となった。
侵出先端部は容易に抜き取れるが、次第に難しくなって遂に三本鍬のお出ましとなる。水中に打ち込んでも効く訳もなく株元に当て長靴で押し込み、あとはユサユサと力勝負である。例えれば水に濡れた絨毯を引き上げる感覚に近く厚い部分は10cmはあった。
とは言え仕切り堤の水際は昨季からのスゲなので、これも非力だ。今まではスコップで掘り起こし除草したがスコップは持ってこず、鍬で引き抜く気力も無くなり造林鎌で水底の株元から刈り取った。
これが意外と楽で、根茎本体は残るけれど回数を多く出来る作業内容だから今後は造林鎌の活用も視野に入れておく。ちなみに今回、造林鎌の用意があったのは、前日に周囲の崖を刈り払った後始末の集草作業のためである。集草に造林鎌は大いに役立ってくれるがガーデンレーキは非力である。
しかしながらこの集草作業で重傷を負ったであろうアクシデントを回避できたのは誠に幸運で、まさに「危機一髪」の状態があった。
普段はヘルメットにガードフェースを装着し作業するのだが「集草だけだから…」と造林鎌で掻き寄せていたその一瞬、混入していた細竹の枝が跳ねあがりメガネの下方から瞼を直撃したのだ。皮がめくれ出血して、本当に上瞼の縁ギリギリのところだった。
念のため眼科に受診したところ幸いにも眼球に傷は無く、傷の中心が5mm下だったら眼球破裂の大惨事になっていた。「たまたま」の油断が大事故や大怪我につながる事を改めて思い知らされた。
「ヒヤリハット」の一事例であるがまさに「油断大敵」とはこの事である。まあ、分析をしてみれば眼科医が言わずとも「目が細くて」で良かったとも言える…。
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