この森果てもない森づくりつくつくぼうし
このたび果てもない旅のつくつくぼうし
けふもいちにち山を徘徊してしまった
けふもいちにち風を歩いてきた
一羽来て啼かないジョウビタキ
一羽来て啼かない鳥である
どうしょうもない頭頂をなでている
どうしょうもない私が歩いている
あるけばつまづくいそげばけつまづく
あるけばかっこういそげばかっこう
ぼうぜんとして佇めるししのあと
ゆうぜんとしてほろ酔へば雑草そよぐ
膝も傷みだしたか
笠も漏り出したか
きり仕舞いきりにはならぬ赤とんぼ
霧島は霧にかくれて赤とんぼ
まだ逢いたい人が消えてゆく
まだ見ることもない山が遠ざかる
遊ぶつもりは毛頭なかった。毛頭は無くなって久しいし…。しかしながら先日、山頭火の句「分け入っても分け入っても青い山」をもじってみた折りに「山頭火の句は!!!」と入り易いのに気付いてこの始末だ。祥月命日「一草忌」は10月だが、今日は山頭火の命日でもある。
「自由律俳句」と言う事もあって普遍性があり沁みいるハードルが低いのだろうが、それよりも「共感力」と言った方が良いのだろう。もう二度と悪さは致しません…かも。
うごめける臓腑おさえて山頭火 トロルお爺
このたび果てもない旅のつくつくぼうし
けふもいちにち山を徘徊してしまった
けふもいちにち風を歩いてきた
一羽来て啼かないジョウビタキ
一羽来て啼かない鳥である
どうしょうもない頭頂をなでている
どうしょうもない私が歩いている
あるけばつまづくいそげばけつまづく
あるけばかっこういそげばかっこう
ぼうぜんとして佇めるししのあと
ゆうぜんとしてほろ酔へば雑草そよぐ
膝も傷みだしたか
笠も漏り出したか
きり仕舞いきりにはならぬ赤とんぼ
霧島は霧にかくれて赤とんぼ
まだ逢いたい人が消えてゆく
まだ見ることもない山が遠ざかる
遊ぶつもりは毛頭なかった。毛頭は無くなって久しいし…。しかしながら先日、山頭火の句「分け入っても分け入っても青い山」をもじってみた折りに「山頭火の句は!!!」と入り易いのに気付いてこの始末だ。祥月命日「一草忌」は10月だが、今日は山頭火の命日でもある。
「自由律俳句」と言う事もあって普遍性があり沁みいるハードルが低いのだろうが、それよりも「共感力」と言った方が良いのだろう。もう二度と悪さは致しません…かも。
うごめける臓腑おさえて山頭火 トロルお爺