トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

国産材でアニマルカーを作る

2020-02-08 | 今日は真面目に
 お誕生祝にトーマスと合わせ5点の車を用意した。アニマルカーはイベントの残り物があるが後輩の施設へ届けるため、今回はヒノキとトチ材で作った。イベント用に用いた材は「ホワイトなんとか」という柔らかい洋材である。安いし加工がしやすく重宝するが見た目はやはり落ちてしまう。冒頭の写真は外材と国産材での同じ玩具の比較だが、色合いだけでも同じえごま油仕上げなのに質感は大きく優劣が付いてしまう。

 お祝いの品ということで多少は縁起担ぎをした。生まれ年の干支になるマウス、賢くて優しい象、これにキリンとカバを足したが、これはご愛嬌の範疇だ。イベント用の車輪はペットボトルのキャップを活用してみた。一見カラフルに見え目を引くけれど、やはり陳腐と言うか品劣り感は否めない。ひと手間省ける木製車輪の方が格上に見えてしまうので、今回はキャップ車輪は不採用だし今後も作らない。写真の前列はトチ材、後列はヒノキ材で作った。オイル仕上げをしたら似たような風合いになり少々わかりにくい。

 工作加工をしてみれば外材の方が簡単なので量産向きではあるけれど、硬くて加工しにくい国産材、ヒノキとトチ材は苦労して仕上げれば仕上げた分の高級感が出たと思う。とは言っても、このような玩具の利用は極めて短い期間だけの遊びになるだろうから「安かろう、手軽だろう」が良いのかもしれない。

 機関車トーマスのようなキャラクター玩具は彩色させて完成させる気持ちが無いわけでもないけれど「舐めたりかじったり」するのがおチビちゃんなので塗料には注意を払わねばならない。えごま油のような食用油は食品でもあるから使用しているが値段は高めだ。ドイツ製の無害塗料なども市販されているものの高価であり、たまに少量制作する小生向きとは言えない。
 どうしても色付けしたいときはアクリル絵の具で彩色する。今回も車軸の端面に赤を塗布した。端面の組織は水分を吸いやすいし、のっぺりした車輪のアクセントにもなるだろう、てなもんや三度笠・・・。