吐水量の突然の減少、降雨も無かったのに原因も判らずとりあえず復旧作業を行うしかない。ニホンアカガエルの孵化が始まっているし、ここで水域の干上がりは絶対避けたい事態である。
10月22日からほぼ4カ月間、排砂作業を行わず送水が滞らなかった事は特筆に値するけれど、10月の作業は送水路を半分に分け双方独立させて排砂を行った経過がある。これである意味「完璧な排砂」が出来たのだと思っている。前回同様管路の半分づつ行いたくても吐水口近辺から取水できる条件が無い。少しでも排砂作業を完璧に行うためには前半部だけでも十分な排砂が必要だ。
そこで思案の結果、取水口から下る前半部の最低高度地点にある排砂バルブを開けてからポンプで圧送水した。これだと管路全長に渡り水を送る抵抗も無く、多くの砂泥が堆積する前半部を先に排砂できる。分割しなければ吐水部まで強制的に砂泥を圧送しなければならないのだ。これは長らく行っていた従来のやり方だった。
しかし、前半部から排砂を行う方式だと取水部に行く前に排砂バルブを開け、取水管から圧送しながら排砂バルブ部の濁りが澄むのを確認しポンプを停止し、改めて排砂バルブ部まで戻りバルブを閉める行為をしなければならない。要は独りで行うので沢伝いの林道を往復2回余分に動かなければならないのだった。
今回のやり方、前半部の排砂は15分で水が澄み始め、少し水圧を高め10分、更に高めて5分の強制送水を行い前半部を終了した。後半部は最低部の排砂バルブを閉じてから吐水口までの全管路送水20分で一応の終了とする。砂泥が一番堆積しやすい前半部を解放したから今までより送水時間は短くても良いだろうの判断である。
撤収した後は吐水口での流量測定で、毎分20リットルと出た。出ている水は水垢のような浮遊物で汚れているが、これは長期間強制通水しなかった結果だろう。最大吐水量の毎分26リットルに達しなかったけれど、最大吐水量に達するには一昼夜必要な事が多々あったから翌日再測定をする。
今回、急な減水があった原因の一つは取水升のフイルター装着が不十分で砂泥はともかく砂礫が入り込んでいた事で急激に埋まったのではないかと思っている。取水升から取水管が2本あり、一本は部農会のタンクに至るのだがこのバルブ部を操作した痕跡があって、掃除や浚渫をしたわけでもないその時にフイルターを元通りにしなかったのだと想われた。
部農会は取水権者だけれど、土砂崩れで取水堰が破損して以降、復旧保全作業は全く手を出さず、結果としては足を引っ張る行為行動しか行わなかった。今回の砂礫流入の事態もそういう性向の結果なのだろう。
フイルター部の装着不十分 取水升からの砂礫量
取水するもう一方が触れた後は必ずオーバーフロー部を石などで閉じてしまう。オーバーフローする水を留める意味など全く無いし、そのことでフイルター部から砂礫が排出されず目詰まり堆積を促進させる。かような原理も判らず勝手をする心魂が理解できないし情けないの一言に尽きるのだ。
※ 翌21日、流量計測をし毎分26リットルの吐水量だった。この管路能力のほぼ最大吐水量と言って良い。祝着至極である。
10月22日からほぼ4カ月間、排砂作業を行わず送水が滞らなかった事は特筆に値するけれど、10月の作業は送水路を半分に分け双方独立させて排砂を行った経過がある。これである意味「完璧な排砂」が出来たのだと思っている。前回同様管路の半分づつ行いたくても吐水口近辺から取水できる条件が無い。少しでも排砂作業を完璧に行うためには前半部だけでも十分な排砂が必要だ。
そこで思案の結果、取水口から下る前半部の最低高度地点にある排砂バルブを開けてからポンプで圧送水した。これだと管路全長に渡り水を送る抵抗も無く、多くの砂泥が堆積する前半部を先に排砂できる。分割しなければ吐水部まで強制的に砂泥を圧送しなければならないのだ。これは長らく行っていた従来のやり方だった。
しかし、前半部から排砂を行う方式だと取水部に行く前に排砂バルブを開け、取水管から圧送しながら排砂バルブ部の濁りが澄むのを確認しポンプを停止し、改めて排砂バルブ部まで戻りバルブを閉める行為をしなければならない。要は独りで行うので沢伝いの林道を往復2回余分に動かなければならないのだった。
今回のやり方、前半部の排砂は15分で水が澄み始め、少し水圧を高め10分、更に高めて5分の強制送水を行い前半部を終了した。後半部は最低部の排砂バルブを閉じてから吐水口までの全管路送水20分で一応の終了とする。砂泥が一番堆積しやすい前半部を解放したから今までより送水時間は短くても良いだろうの判断である。
撤収した後は吐水口での流量測定で、毎分20リットルと出た。出ている水は水垢のような浮遊物で汚れているが、これは長期間強制通水しなかった結果だろう。最大吐水量の毎分26リットルに達しなかったけれど、最大吐水量に達するには一昼夜必要な事が多々あったから翌日再測定をする。
今回、急な減水があった原因の一つは取水升のフイルター装着が不十分で砂泥はともかく砂礫が入り込んでいた事で急激に埋まったのではないかと思っている。取水升から取水管が2本あり、一本は部農会のタンクに至るのだがこのバルブ部を操作した痕跡があって、掃除や浚渫をしたわけでもないその時にフイルターを元通りにしなかったのだと想われた。
部農会は取水権者だけれど、土砂崩れで取水堰が破損して以降、復旧保全作業は全く手を出さず、結果としては足を引っ張る行為行動しか行わなかった。今回の砂礫流入の事態もそういう性向の結果なのだろう。
フイルター部の装着不十分 取水升からの砂礫量
取水するもう一方が触れた後は必ずオーバーフロー部を石などで閉じてしまう。オーバーフローする水を留める意味など全く無いし、そのことでフイルター部から砂礫が排出されず目詰まり堆積を促進させる。かような原理も判らず勝手をする心魂が理解できないし情けないの一言に尽きるのだ。
※ 翌21日、流量計測をし毎分26リットルの吐水量だった。この管路能力のほぼ最大吐水量と言って良い。祝着至極である。