
断水解消の作業は終了したのだが作業の顛末残り分。さて、ようやく排砂バルブを掘り出し開放してみたものの連続した排水は無し。一晩経過しても滴も垂れていなかった。「これではまだまだ難航かも…」の一抹の不安を胸に車載した一輪車にエンジンポンプ一式を載せて取水地へ運ぶ。3カ所の崩落部は一輪車も抱えて乗り越えようやく林道終点の丸木橋まで到達したがここも崩落している。ここからエンジンポンプを抱えて河床に下りて河床を取水堰まで行った。

強制送水のセットを行い、まずはエンジンをアイドリング状態で運転しながら管口付近に詰まっている砂泥を流出させてホースが中に入る距離を得る。少なくとも50cmは挿入して送水しないと水圧でホースが排出されてしまうのだ。ホース先端を狭め管内の砂泥を洗う。濁った取水升内の作業なので勘だけが頼りだ。
一旦運転停止しホースを管内に挿入し再びアイドリング運転を開始する。詰まりが先まであればホースは抜け出て来るのだが何とか収まったままでホースの膨らみを観察していると圧が掛かったり緩んだりと脈動してきたので何とか送水できていると判断。そのまま運転を継続させて排砂バルブまで排水を確認に行った。

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ボゴボゴと濁水がほとばしっているから「ヤレヤレ」思わず「竜神様!水神様!弁天様!ナマステ」とつぶやくしかない。しばらく待機して排水が澄み始めた頃合いに排砂バルブを閉じた。ここまで送水を初めて30分でこれ以降は吐水口までの後半分の排砂である。一旦ポンプまで戻り少しだけアイドリングアップをしてからフイールドの吐水口まで確認に行った。今まででは行わなかった行為であるけれど断水が長引いたし送水確認をしてから撤収したかったのだ。

片道15分歩いて吐水口で確認する。濁りは出ているが2週間ぶりの通水になった。吐水量を量るためのバケツの用意は無いので確認は翌日回し。
フイールドの水域は乾燥してはいないものの底を露わにして絶体絶命状態だ。通水がなったとはいえ一晩で満水位になるはずも無く両日必要だろう。そしてようやく良日が訪れるのである。生活には全く関係のない断水解消だったけれど「里地里山の環境保全」という視点に立てばこれも必須な復旧作業である。まあ、こんな視点と行動は小生だけで人生、生まれた時も死ぬ時も独りなのだし姥捨て山では生きていても孤爺なのだから、せめて健気な生物の意気に感じようぞ。
長いスパンで判じれば「基盤生物層」が豊かであってこそ人間も健康に生かされる世界のはずなのだと信じて疑わない。とは言えまあ、猫の額程度のフイールドだから影響は皆無で、それはそれで良ーく解っていらっしゃいますだ。
隣接池の水位
二つ池の水位
棚田部の水位