トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

シロフオナガバチ

2022-10-22 | 小父のお隣さん
 産卵管の長い昆虫は何種類か視認してきたが撮影出来るのは稀なのだ。今期、三日月池付近で長い長い産卵管をたなびかせ飛翔していた蜂を見たのだが撮影できていない。その後、S先生に尋ねたところ「ウマノオバチ」と言われた。
 コナラの大木、既にナラ枯れで崩壊寸前のそれに巣くうシロスジカミキリの幼虫に産卵しに来たようなのだ。写真のシロフオナガバチも寄生する蜂なのだろうが黄色の色違いでオオホシオナガバチも存在している。こっちの記憶は無い。
 依怙贔屓はする気もないし蜂種差別管、いいえ差別感も無いと思うけれどこの種のハチよりハキリバチやドロバチの行動が身近で親近感がある。しかしミツバチの巣箱入口を覗いていたら断然断トツこっちが楽しい。小生、いいえ小爺もとえ孤爺はエコ贔屓はします。エゴ贔屓の塊ではあるけれど・・・。

       

見切りリンゴを漬物仕立て

2022-10-22 | 何よりの楽しみ
 二年続けてグンバイムシにやられ落葉させてしまったリンゴの木。紅玉は早生だった事が幸いし玉太りは出来なかったけれど赤くなって小粒でも食せた。しかし晩生のフジは晩夏に葉を落した樹では玉太りも熟する事も叶わず枝の間に汚れた緑の果実を晒している。このまま晒していても熟する訳もなく採果したのだが捨てるにはもったいない。初夏の摘果物よりは美味しいだろうと口にしてみてもキュウリより食べやすい程度だ。そこで考え「漬物」にしてみる。昔より「捨てる実あれば喰らう爺あり」というではないか。

 まず最初は浅漬け風にしてカツオ節も加えて浸ける。素材の林檎の味が邪魔をして捉えどころも落としどころも無い気の抜けた味わいになった。酸味を加えないと締まりが無い。口に入れると鰹節の味が最初に来る。鰹節の量は多くは無いのだがストレートに感じられては拙い出来上がりである。ここは隠し味で無ければならないところであろう。

 次は粗く千切りし漬け汁を作り糀も混ぜ酢も入れたかったのだが、この段階で酢は切れていて使えず浅く塩漬けである。

 ➡   半日我慢し試食してみたが酢と砂糖が入らないと美味しさが出てこない。結局は酢を購入に出かけ新たに「ベッタラ漬け」風の漬け汁に替えた。混ぜ合わせてから気温が低いので保温調理鍋の保温容器の中に懐炉を入れ焼き網を載せその上に容器ごと載せて発酵温度を保つ。
 出来上がりを試食すれば酢が多めだったものの3種の中では一番味わいが出た。それだけ手間暇かけた漬物だからそうでなくては情けない。
 この時にビビビッときたのだ「そうだ!リンゴのベッタラ漬けは美味しいかも、かもかも」てなもんや三度笠となって残りの林檎を芯だけ除き薄切りにして漬けてみる。

 卓上漬物器を使った。切り方は薄く三角形、イチョウ形が良いかどうかためらいはあった物の「出る時は同じ」なので四等分にして芯を外しそのまま薄く切って使う。
 漬け汁は「ベッタラ漬け」様にしたけれど、どれも似た様な漬け汁にしてしまい後から悔やんでも遅かった。一晩経過させないと味わいはしっかりと分からないけれど漬け汁のレシピが同じだから似た様なもんか。まあ、とりあえずは捨てずに喰える。