トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「日向に出て来たオオアオイトトンボ」

2022-10-13 | 小父のお隣さん
 寒露も過ぎると良くしたものでトンボの種類も一気に減少する。その飛翔空間を埋めるかのように姿を見せるのがオオアオイトトンボで「漸く日向に出て来たか…」との面持ちで見る小生であった。
 イトトンボの仲間では比較的大柄だし止まる時は翅を開いているから小生が断定できる数少ない種でもある。選り好みする訳でも無いのだが見ていても面白味に欠けるトンボの印象だ。それでも細い枝に集団産卵する様子は別格なのだが、産卵枝の選定には厳しいようでトンボ自体は選り好みしている様に思える。

 日当たりのある風の当たり難い場所には数が出るようになっていても視認し難い体色でもあって注意を払わないと見過ごす事が多いトンボでもある。良く観察すれば体色の個性が多いトンボで陽だまりでの暇つぶしには格好の相手で色の系統としては下の二色が主かとも思うけれど、こういう性向を「色狂い」とでもいうのだろうか・・・。




今日の素労風努「ネコジャラシの酵母培養」

2022-10-13 | 何よりの楽しみ
 「駆けつけ三杯」とか「仏の顔も三度」とか言われるから「三度目の正直」でネコジャラシで酵母培養を試みる。ネコジャラシもイネ科だし穂には小さいながら穀物が出来る。きっと酵母菌や糀菌との相性は「良い!」はずだと妄想しての事である。
 エノコログサはヨーロッパやイギリスに園芸植物として持ち込まれ、今では「侵略性植物」に指定されているのだそう。クズは「グリーンモンスター」として指定扱いだしイタドリなどは「強害草」となってしまった。イタドリの席巻ぶりはノルウェーの庭や山で散見したが優に2m以上、茎の太いところは卵の径ほどもあるし密生し入り込む隙間もないほどだった。導入当初は人気だったとかで後先結果など検討もせず導入する事など、どこの国もやる事は同じだ。
 イタドリと同じ範囲に日本では希少とされるヤナギランの群落があったが、これは現地では庭の雑草扱いで高さも腰ほどになっていた。ところ変われば何とやらである。 

 エノコログサの穂はフイールドから摘んできた。熟穂か未熟穂か迷ったのだが双方半々で貯蔵瓶に入れキビ糖大匙1杯を投入し1週間ほど発酵させる。日に1回、揺するのだがそれで穂が砂糖液から出てしまう。その度にスプーンで押し込み液に押し込む。
 パンの元種として何回も使用する訳でも無いから少なめに仕込んだ結果なのだが、出来はともかく作ってみればボルテージは収まる。まあ、雨の日の手慰み、てなもんや三度笠・・・。濾しとる作業をキッチンで行いつつ視点が庭に行った。食用菊が蕾を見せている。「食用菊花で酵母採取」がプリントされてしまった。欲望は終いる事が無いのだ。誰が「人生70にして惑わず」なんて言ったのか。随分と迷惑な言動である。
 しかしなあ、こんなことに鼻息荒くしてホント、他人様には言えない情けないご先祖様に申し開きが立たん
         仕込み ➡  ➡  濾して完成