トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

者の腐の道

2016-05-22 | 合混で闘作すれば
 オンリー江戸・金愚常道                Ymasuzo

 政道とは辞任せぬ事と見せつけたり       下学小人

 惻隠の情こそ誠                     支持政党

 無視道とはサバイバルと見つけたり       リポーター

 ならぬ堪忍すがる堪忍                卑怯者

 徒千々に臭うややまあ枕掏摸           宣長
 
 偽をしてせざると言うなきなり            孔爺

 金品に臣従の礼と執着                金沙汰忠義
 
 夕陽が扇子で昇る怪                  都民代表

 都庁極楽ベッコウトンボ                トロル

 リポーター、相手はリピート鉄面インコ      視聴者

 

ネザサの抑制

2016-05-22 | 今日は真面目に
 道具小屋西側、段々畑跡の刈り払いを続ける。ここには植樹をせず、自然実生を待ちつつ遷移を楽しもうとしている区域である。
 この頃は疎林らしく見えるようになったが林床下草刈りとは言え、その本質は「アズマネザサの抑制」に尽きる。萌芽密度の高いところは刈り刃をスライドさせながら地際で刈り払い、密度が小さいところはポイントで刈り刃を突っ込む。
 基本的には「選択的刈り払い」なので、実生の幼樹は選択する必要があるし、草本でもヒヨドリソウやサルトリイバラなどは残している。ササユリも数は少ないまでも現存するのだが、ネザサのシュートと紛らわしく何本かは切断してしまった。後の祭りとはこの事である。
 車の運転操作とは異なるものの動体視力や機敏さも必要なのが選択的刈り払いだ。満然と刈り払っては積年の汗水を台無しにしてしまう。

昨季は繁殖株として生き…

2016-05-21 | 感じるままの回り道
 実生樹による遷移を見守っている疎林。ところどころにササユリが立っている。横には昨季に種子を付けた茎が枯れて並んでいる。
 株数は微々たるものであるが、何とか種子を散らしてくれる貴重な株なのだ。その株の何本かを小生はネザサのシュートと見誤って刈り払ってしまったが他言してぼやく訳にもいかない。自ら注意をし続けるしかないのである。
 切除しないようにと竹の支柱などでも添えようものなら「何だあれは…」と不審がられ不心得者の関心を引き、株を掘り盗られてしまいかねない。
 刈り払いに於ける「情報公開」などプラスに作用する保証はなく「秘すれば花」の思いを抱いて刈り払いを続けるのみなので、里山保全と言ってみたところで現実は他言できない領域も、人獣を含め興味を引かないような工夫も必要で、こんな暗澹たる部分もあるのだ。

今日のトンボ「私はこれで混乱します」

2016-05-20 | 小父のお隣さん
 取水地点検の道すがら隣沢の河原で出会ったのはダビドサナエに違いない。ズングリ体型と側面の模様に見覚えがある。一方でスマート君のダビドもいるがこれは分からない範疇だ。
 ダビドサナエは拠点周辺では今季視認できていない。周辺の木々が大きくなり好みの生息環境ではなくなって来たのだろうと推測している。
 ちなみに沢下流の本川付近では容易に見られるとの事だったが、指呼の距離とは言えトンボを見るために足を運ぶのは小生の嗜好性あるいは指向性と少々ずれ、通常の活動中に出会えるのが望むところなのだ。
 
 ところで、この種によらず特定する時に混乱する要因は個体差や地域差、成熟度合いなど多々あって短期記憶能力の衰えが拍車をかける。まあ、研究者でもなく愛好家でもなく、その道の達人でもない小生にはどうでも良い事なのだがバリエーションを掲載していない資料は混乱の元になる。掲載してあればあったで混乱する。どうしよう!…
 さてと?…   ビジターセンターパンフから   やさしいトンボ図鑑3から  
 
 
 

林内刈り払い

2016-05-20 | 今日は真面目に
 密集したアズマネザサを刈り払って現れた疎林が10年経ってようやく「林内」と言える環境になってきた。この部分は植樹せず自然実生を待ちつつ選抜しながら森を形成するつもりで手入れをしてきた区域である。
 10年経ってもアズマネザサの萌芽は衰弱していないから通年数回は刈り払わなければならないのだが今季既にシュートは50㎝に達していた。ほとんどは株立ちで低いものの根茎の節ごとに萌芽している感もあり地際からの刈り払いは欠かせない。
 とは言え「選択的刈り払い」を忘れる訳にもいかないからヒヨドリソウ、サルトリイバラ、ヤマツツジなどは残す。残したいのに誤って刈りはらってしまいやすいのがササユリで、刈り払い作業中、一瞬の判断や操作の遅れでアズマネザサのシュートと誤認する事もある。
 全面刈り払いなら作業者を選ばないのだけれど「選択的刈り払い」となると安心して任せられる作業者は限られて、何年も「ビジョン」を維持していないと一回で振り出しに戻りかねないのが難。
  ➡  中央の風倒木の根塊、シロマダラの尾が見えたので追ったが見失った。

木工旋盤のバイト自作

2016-05-19 | 何よりの楽しみ
 借りものの木工旋盤だが大いに楽しませてもらっている。悩みは切削工具の切れ味が短時間で失われてしまう事で、刃研ぎの割合は大きいのである。
 一般に良質な鋼を使用したノミでさえ瞬く間に切れ味が鈍る。小生は桜材が多かったから当たり前なのだが、この点を解決したかった。業務用なら超硬合金を使用したバイト(刃物)があるが卓上用には不適当で、色々考え廃棄する刈り払い機用の刈り刃を使ってみる。刃の1枚を切り出し成形して彫刻刀の刃と差し替えた。
 刃先の超硬チップは刈り払いで摩耗しているから研ぎ直しが必要だけれどダイヤモンド砥石でないと研ぎ直しできない。手元にあるダイヤモンドヤスリでシャカシャカし電動砥石にも当ててみたが石などぶつかり角の取れた刃先は研ぎ出しが大変だった。試し削りしてみたが滑るだけで終わった。
 刈り払い用の刃先では使用環境が過酷過ぎ、研ぎ出しに手間がかかりすぎる。電動丸鋸の廃棄品使用の方がベストチョイスに思える。

台地の刈り払い

2016-05-18 | 今日は真面目に
 もう刈り払いシーズン突入と言わざるを得ない。草丈の伸張著しいのである。日当たりの良い台地と法面の草本で生育の良い種類は太ももの高さまで育ってしまった。これ以上伸ばすと刈り払う労力が格段に増すので林内刈り払いを後にして台地の刈り払いを実施。
 刈り払い機のガソリンタンクに二回給油して昼前に終了した。先々の事や環境の事を考えると選択的刈り払いも更にススキを残す事にして刈り払いを行った。特に法面は全面ススキに遷移させるつもりである。
 この地域にはカヤネズミが生息しているのだがカヤ原がない。生息環境を提供する事と今後の刈り払いの手間を少なくする一石二鳥なのである。まあ、着想するのが遅きに失した感もあるけれど、これも爺が自賛の範疇で…済まそう。
  法面  ➡    作業終わり

                   台地平面   ➡   作業終わり 

今日のトンボ「シオヤトンボだ」

2016-05-18 | 小父のお隣さん
 拠点周辺では今季未確認のシオヤトンボが棚田には複数飛翔している。シオカラトンボも混在してくれたので比較すると違いが一目瞭然ですっきりする。
 シオカラトンボ♂は腹部の末端が黒くてシオヤトンボ♂は黒が無い。教えてもらうまでは小生、この違いに気が付かなかった。何枚か撮影しながら距離を詰めていく途中で飛び立った時があったが、これで飛び立とうとエビぞりになった瞬間をとらえた。ケータイだからブレてはいるが、反り返って離れるのが分かったから、偶然とは言え小生的には特ダネである。
          飛び立つ瞬間       シオヤトンボ

盗掘防止ヤマボウシ

2016-05-17 | 小人閑居して憮然
 先日定植したヤマボウシが開花して目立つようになった。このままでは所在が知れて盗掘被害を招くことにもなりかねない。そこですべて花枝部分から切除した。結実させないで活着や成長にエネルギーを使わせたい理由もあるけれど、盗掘の心配が皆無ならここまではしない。これは来期も行う必要がある。
 必要な事とは言え、花枝を切り落としながら情けない気分になる作業だ。
           ➡   

           ヤマボウシ帽子脱がせば瓜二つ

5月定例会

2016-05-17 | 月例会
2016/05/15(日)9:30~14:00
 会員 14名
 活動 午前:棚田田植え準備
     午後:処理木集積・拠点周辺刈り払い

 久しぶりに14名の大人数である。棚田周囲の刈り払いと田圃内の草取りが済み、あとは田植えを待つだけになった。担当のO氏が独力で田作りと猪防止の柵を周囲に張り巡らせてくれた。昨年は寝込んだそうだが今年は大丈夫の様子。苗も自宅で品種選択して育成中だ。

  作業開始 ➡  柵内に入る ➡  草刈り完了

生者必衰の理…

2016-05-16 | 小人閑居して憮然
 食草園の水際に移植したホトトギスが遂にほじくり返された。いわずと知れた猪の行為だ。筍が旬の頃は幸いにも見向きもされなくて安心していたのだがタケノコ食傷気味のこの頃では造作された場所に興味深々なのである。
 それを防ぐために養成株でなく山取り株を植えたのだが、同一場所でないことからくる臭いの差は取り除けない。今までイノシシの忌避剤として粉唐辛子、クレゾール、オオカミの尿など使ってみたのだが薬効あらたかなのに出会ったことがない。
 そこで今回は「臭いには臭いで…」とばかりニラをボデイガードに採用してみた。周辺のドクダミでも良いのだがドクダミに蝶が舞う姿を見たことがなく、ニラには結構昆虫が来る。これが採否の別れ目で「ニラで睨み」は効くのだろうか。
 結論:ホトホト効かなかった…。ニラとの友好はギスギス、現場を小生が睨んで大団円、イェーイ!
                                   もう根こそぎ

引き戸レール土台交換

2016-05-16 | 今日は真面目に
 道具小屋の引き戸、開閉に手間暇かかるようになった。レールの土台がシロアリや腐食でぐずぐずになり引き戸の重さを受け止められなくなってしまったからである。「そのうち一段落したら…」と先送りしていたものの、ついに音を上げて修理した。
 会友Yさんの職業は大工だったから小生の出る幕はなく、雨水水槽を移動させ修理終了後にまた元の位置に戻す事くらいだ。
 腐食した枕木を切断し取り外す、新しい枕木を電動ドライバーでチャッチャと取り付けレールを据え一件落着。所要時間は30分程度だった。こんなことなら早めに修理しておけば良かったと思ったものの開閉は不具合だった事など忘れてしまう快適さで、めでたしめでたし…。
         腐食部撤去    ➡    走行を確認し固定

コアジサイ咲いた

2016-05-15 | 小父のお隣さん
 林縁の日蔭部分にあるコアジサイの開花が始まった。園芸種より飾らない姿が好ましいし、タマアジサイのいかにも主張してくるような押しつけがましさも無いのが何よりである。まあ、好きな種類ではあるが探し求める訳でもなく、目に留まれば「おお、咲いたか…」程度の付き合い方なのだ。

枯れたのやら抜けたのやら…

2016-05-15 | 今日は真面目に
 森づくりの支援団体や森林インストラクターがいるから小生に話を持って来なくても良さそうだと思うのだが環境教育NPOのSさんは時々話を聞きに来る。
 今回は「先日植樹したクヌギとシラカシの苗木が降雨の後にすっぽ抜けているからどうしたらよいか…」という内容だった。植樹する前に要領を聞いて帰っているから不思議に思って現場確認に行った。確かに数本はすっぽ抜けていて折れている苗木もある。シラカシの苗木は立ち枯れさえしていた。
 原因は直ぐに判明した。アドバイス通りに植えていない。「孟宗竹除伐地に植栽するのだから植穴は十分大きく深くほぐし根鉢もほぐしてから水決めして安定させなさい。支柱も添える。」と伝えたのだが十分だったのは支柱だけで、植穴も根鉢の扱いも丁寧さが欠けている。
 イベント植栽でやってしまう雑な植栽が目の前にあった。シラカシの立ち枯れは、根鉢の表面を崩さず、植穴は小さめ、埋め戻しはいい加減、これでは水切れを起こしてしまう。
 クヌギ苗のすっぽ抜けは明らかに猪の掘り返しだった。これらの懸念は伝えておいたし彼女も「説明しました」と言ってくれたものの、実際の作業者が手抜きでは立ち枯れるし、猪も遊ぶ。
 枯れたシラカシは、まだ葉の被害だけかもしれないから、もう一度丁寧に植え付けてみる事と、猪の掘り返しには効果の程は保証しないものの、ドクダミを踏み潰して根元にマルチングして見ては…と伝えて一件落着。
  立ち枯れ   猪被害    根鉢の未処理

下草刈り

2016-05-15 | 今日は真面目に
 下草刈りは草原より樹下が優先される。この時期、草原より日照量が劣るとはいえヤブカラシ、ヤエムグラ、スギナ、ヤブジラミなどは膝上を超える成長ぶりなのだ。横枝に到達する前に刈りはらわないと後々の作業が重くなるばかりだ。
 ヤブジラミは蔓性ではないけれど種子が衣服に取りつきヌスビトハギ同様、厄介で不愉快な「引っ付き虫」となる。
 梅の収穫量は期待できない梅畑とオオムラサキを呼びたいエノキ林の下草刈りを済ました。エノキ林でオオムラサキを確認できた事は無いけれど、ヒオドシチョウの大発生があったりして、これはこれでエクセレントなのである。
             ウメ畑       エノキ林