トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

油断は大怪我、水断は全滅

2020-02-19 | 小人閑居して憮然
 そろそろニホンアカガエルの孵化が始まるころだと思いつつ水見回り。トンボ池の卵塊に孵化が見られた。他の水域は日射量が少なく水温が低いためか孵化は始まっていない。今朝の最低気温は1.8℃で水域には薄氷が一部見られた。ヒキガエルの産卵はまだだ。

 水見回りの定番でお約束の吐水口の流量を確認に行った。「あんれまぁ!」である。水量が前日より格段に落ちていた。降雨があったわけでも無いし原因が不明なものの流量復活は最優先事項である。1日たりと言えど干上がりは避けたい時期であるし「絶対禁物」の緊急事態でもある。
 正午近くだしこのまま強制送水するには昼抜きの2時間作業になる。幸いなことにチョロ水が出ているから「干上がり」は1両日は無いだろうと翌日作業にした。翌日に道具一式をフイールドに取りに来るのは農道で鉢合わせ立ち往生になりかねないのでポンプ資材は積載しての帰宅だ。明日はいの一番に隣り沢に向かい復旧作業になる。

 作業中のトラブルや事故は油断しなくても青天の霹靂みたいな事態が生ずることもあるが断水もそれに似ている。昨日までは順調に吐水していたのだ。
 昨秋10月22日以来の強制送水となるが、ほぼ4カ月近く持ったことになる。1月の終わりには「保全排砂」を行いたかったものの水が出ているとついつい甘えてしまう。油断大敵で今回は水難の相・・・。まあ、言わばお約束のカエルの下男トンボの僕の業務である。

*昨今穢土前瓦版大見出し(読者大見下し)

2020-02-19 | 性向有毒の翁なれば
                   秘すれど浜・日摩れば消ゆ
                   逢うは文砲刻はじめ
                   質疑の指差し主の薄笑い
                   ひな壇は木偶の坊・対策は縛り亡
                   頭替えても身体変わらず
                   青柿ズブ柿罵りあい
                   累は供を呼ぶ・供の隠し愛
                   阿漕が浦で退く追っ手
                   待って怪事のシュレッダー
                   出張は二間続き・二股で文砲
                   閨房のいつでもドア・血税でどこでもドア
                   官房の深情け・閨房の欲情け
                   ノーベルは叱咤・デリバリーで激励
                   盛供有罪・元友無罪・真実不問

蒸留器の試作 1

2020-02-18 | 何よりの楽しみ
 暮れに精油をエタノール抽出したのだがエタノールの臭いが邪魔だった。そこでエタノール臭の無い精油を取り出すには蒸留するしかないと理解したものの、理科室にあるような冷却器は数万円もするからお足が出ない。日本古来の二段重ねの蒸留器も面倒に見えた。
 そこで自作するしかないと決めて夜は熟睡しトイレに起きた折々に妄想する事数回、ついに概要が決まった。決まれば急くのが小生の性向で、さっそくホームセンターで部材を購入する。すべて揃えるとなるとお鍋だけでも数千円の出費になるし、ここは台所で開店休業状態の保温調理鍋を活用する事にした。

 ただ蒸気の取り出し孔が欲しいので蒸気孔のある蓋だけ購入してみたけれど鍋本体との隙間が馬鹿にならずしっくりこなかった。仕方なくセットの鍋蓋の摘まみを外し、ここから蒸気を取り出す事にした。蒸気発生中は鍋蓋の摘まみは不要だからだ。しかし摘まみの取付孔は思ったより大きくチューブを取り付けるに思案した結果、油性ペンの先端部を切って使ってみた。蓋の孔にはしっくりと嵌り緩みも無い。ここにシリコンチューブを通すべきかチューブを被せるアルミパイプを挿むべきか悩んだ末にアルミパイプを入れエポキシ系接着剤で固定して完成した。

 蓋の密閉度は肝心なので漏出テストを行うと鍋と蓋の間から漏れる蒸気の量は無視できない量に思える。「やはり中古でも圧力鍋を購入するべきだった」と思いつつ、リサイクルショップを訪ねる前に絆創膏でシールしてみたらうまくいった。熱にさらされても一回ごとの仕様だから消耗品で十分な目途が立ったのである。何度か試みて不具合ならばリサイクルショップで圧力鍋を手にいれれば蒸気漏出問題も蒸気取り出し孔もそれで片が付くはずだ。

 残るは冷却器なのだが塩ビ管とアルミパイプで製作した。お鍋と冷却器、貯留瓶はシリコンチューブで繋ぎ、冷却器への送水は庭にあるホースを切って使えば良い。これで自宅の台所でも使えるし、フイールドでならトイレに沢水だが水栓があるし卓上コンロを用意すれば作業は出来る。
 冷却器の塩ビ管パーツはエルボを使ったのだが孔を開ける場所が円弧のカーブ地点で中心軸から大きく逸れないように穴開けするにはそれなりの慎重さがいる。軽い気持ちでドリルを使うと喰いつき部も貫通部も片当たりになるからドリルが逃げてしまいやすい。
 とにもかくにも穴開けは慎重に行い、蒸気の通るアルミ管と冷却水を通す塩ビ管の接着は、ここもエポキシ系樹脂で行った。現時点で蒸留試験までは実地していないものの、まず大丈夫だろうと思われる。

 まあ、ヤブニッケイやカラスザンショウの若葉を採集できるまでに、菜の花や桜、ミカンの皮など手当たり次第に蒸留してみれば更なる課題が判るだろう。現段階では蒸し器の脚の長さに水を張ると丁度1リットルだった。これでは空焚きの恐れがあるから脚をつけ足して2リットルまで水を入れたい。適径のパイプを調達するに800円ほど費やすがこれを含めても諸費用2500円程度で蒸留器は完成する。意外と簡単だった。

 「適径パイプを調達」すべしと思ったのも束の間、冷却管に使ったアルミパイプが丁度良く嵌る。4㎝下駄を履かせたら1.8リットル入れられるようになった。用意する瓶は200㏄程度なので空焚きの心配は無くなった。残り、冷却器の架台を作れば採集試験を行える。「早くやりたい」と気が急くが水辺の造作も、そのための丸太調達もやらねばならない。孫悟空のように分身の術を使いたくても既に禿頭ではそれもかなわず「貧乏暇なし」。

     完成した蓋と冷却器     蒸気漏出確認     油性ペン先端部にパイプを通した
 

拠点デッキにペイントする

2020-02-18 | 今日は真面目に
 玩具工作がひと段落し、なまった体の暖機運転になろうかと始めは拠点道具小屋のデッキの塗装で身体を慣らした。防腐防虫塗料は塗布してあるが屋根の下とは言え外壁用の塗料を塗る。これは会友のYさんから提供された塗料だが薄め液が無い。購入するのも面倒なので発電機のガソリンで薄めた。乾燥後の被膜が心配だったけれどなんとか大丈夫そうだ。塗った後、2日ほど乾燥して下した部材やコンテナを戻す事にした。

 今回、塗装したことで小生らが活動を続ける間は補修もせずに済むだろう。まっ、小生の作業台としてだけの役割だし、小生にとっては大事な一角なのである。

駄目な小豆は駄目なまま・・・

2020-02-17 | 小人閑居して憮然
 会友のYさんから小豆を一升ほど頂いたのが一年前。その時点で「古い小豆だけれど使ってみるか?」と言われ二つ返事で受け取った小豆だった。皮算用は「小豆たっぷりの羊羹」だったのだが、そのまま忘れてしまってようやく気が付いて雨模様を幸いと羊羹一本を作るべく炊いたのだった。しかしいくら炊いてもしっとりしない。業を煮やして朝夜と煮立てては保温調理鍋で2昼夜、さっぱりしっとりとせずパサッとしたままなのだった。これでは羊羹にしても不味いだけである。
 品質が劣化しているのは一目瞭然だった。小豆色と言うより黒豆に近い真っ黒な小豆が混じっていたからである。想定された事態ではあったのだが欲が勝ったと言えよう。

 そこで急遽、納豆に仕立てる事にした。納豆なら菌の力で食べやすくなるかと思ってはみたものの、そうは問屋が卸さない。40℃で24時間保温してもヌメリが表面についたままで変わらぬ。それではとアプローチを変え、残りの小豆は24時間浸水させ炊いてみた。それでもパサパサ感は改善しない。それよりもえぐみと言うか嫌な味わいが口の中に残ってくる。これでは食べる対象にはならず「もったいない」と思いつつフイールドにばらまく事にした。
 野生動物なら小生よりも食物の選択は長けているだろう。はあ、小豆たっぷりの羊羹が食べたい。チョコレートより大納言羊羹が食べたい。

        変色小豆を外し納豆も外れ       黒色小豆を外し炊いたが喰える物にはならなかった

経木板の端材で巣箱を作る

2020-02-16 | 今日は真面目に
 Sさんから経木を突いた残り板を頂いた。厚さが一定でないから他の工作には使い難い代物である。けれど厚さの不均一など影響しない巣箱には厚みも板幅も、そのまま使える優れものだった。
 10枚ほど手にしたのだが幅が揃っていないと工作しにくい。一応、板幅150mmの物だけ使用した。これより幅が狭いと巣箱のサイズも劣ってしまう。

 丁度、二箱分だけの量があり、拠点で部材に切り分けて組み立てた。釘も木ネジもろくでもない古い物ばかりだったので組み立てるに往生したけれど午前中で作業は終わった。巣箱の出入り口の角は自宅でサンドペーパーを使い丸くして完成した。昨年、「安価で容易に出来る巣箱」として植木鉢を使った3個の巣箱と合計5個を原っぱ部の周囲の木々に取り付ける予定だ。
 目論見としては「一点に立って5個の巣箱を一望して比較する」のが趣旨でもあるので、これは現場で位置を決めるしかない。

    部材の切り出し  ➡   組み立て、屋根はネジ止め  ➡   完成した    

最初で最後か・・・

2020-02-15 | 感じるままの回り道
2月11日、この日の最低気温は0.6℃で、ここ数日の1℃未満の気温で水域は薄氷だけれど全面氷結した。その数日後に20℃まで一気に気温が上がって「何たる乱高下」と思ったもののどうする事も出来ない。
 水域の凍結は今期はこれが最後かと思う反面、まだまだ油断がならない気もするのだ。今期は厚い氷を見る事も無く、その前に降霜で真っ白なフイールドに出会う事も無く過ぎていく。

 それはそれとして、それだけに情けないのは豪雪地帯魚沼産なのにあたたかな無雪地の当地で耳に霜焼けを生じさせている事である。長らく患っている三角筋のピリピリ感や肩の痛みを知れば知るほど末梢血管の血流が落ち冷えた結果だと思い知るしかなく、受診して「痛み止め」の処方が出る診断とは何なのだろうと思った今期でもある。それが「タイ古式マッサージ」で肩甲骨周りのケアをしてもらってからは持続的な痛みが消えた。氷結よりも傷みが終焉ならこんなに喜ばしい事はない。

 それにつけてもおいらは軽い、のは良しとしても新型に対して現実を学ぶことさえできない国の組織とは情けないの一言に尽きる。まあ、累は供を呼ぶ程度の組織なのだろうて。ましてや「花見」も「いつでもドア」も象徴みたいなもんか・・・。そこには閨房、いやいや官房の働き目覚ましい!。よーく機能しておじゃるし温暖化はここまで至ったわい。


                    

冬眠中のヒキガエル

2020-02-14 | 小父のお隣さん
 凹凸部で刈り払いなどの管理がし難く藪化し放置状態だった辺縁部の一角の地拵えをした。面積としては植樹数本分にしかならないが保全には微力ながら貢献するだろう。
 北側の窪みの大きい部分を整地したくて作業開始して間もなく、長靴の下から腹が鳴っているような「ググーッ」とか「ギュルルー」とか言う音が発生して来る。もう「ピン」と来たのだ。ヒキガエルが地中にいると。

 腐葉土の多い柔らかな土を指先で掘り進めると背中が見えた。撮影のため背中だけ露出させ1枚撮ったのだが目を開けることなく微動もしない。音だけ鳴らしていた。
 撮影が済めば元通り地中にもどしたけれど、窒息を恐れて枯葉混じりの腐葉土を軽くかけておく。これで冬眠から目覚める頃までは作業は中断である。まあ、急ぐ必要もない部分なので、それも良いだろう。
 見開いた面玉も可愛いけれど、眠ったままの顔も可愛い感じがする。ヒキガエルに「可愛い」とは小生も焼きが回ってきた・・・。

*業火crew尽苦艦拘・・・丑三つ時、眠れずに詠める

2020-02-13 | 小人閑居して憮然
                   業火客船患降旅行終わりなく
                   停泊や艦染症となりにけり
                   囚われて想う風評それで病む
                   飼育中発症待たれるモルモット
                   楽しけり業火客船永遠の刻
                   はからずも老いて虜囚の辱め
                   巡るめく患航虜行また個室
                   ロハよりも辛いものなし業火船
                   観光や手摺伝いに蟻の患
                   サルマタケ増やす艦拘試験中
                   おもてなし奴隷ろうどう業火船
                   二交代仲間減る旅増す仕事
                   業火船唯一無二のラボとなり
                   街の灯や接岸しても地平線
                   危機管理みえぬ政府の後手の後手
                   厚労省コネクト部屋は新型も



身体慣らしが土方になって・・・

2020-02-12 | 今日は真面目に
 1カ月以上も工作三昧でフイールド作業に身体は適応しにくい。一週間は身体慣らしの作業をと思っていたもののペンキ塗りの後は土方仕事になってしまった。今期、初刈り払いをやった凸凹地の整地を始めたのである。
 凸凹の多い不整地は刈り払いにも難渋するし活かす使い方も思案の外だ。長年、整地して植栽数本でも、と思いつつ手を出せなかった部分である。一度には無理なので少しづつでも一年かけて整地、というより地拵えする気になった。手始めに通路になっている部分の盛り上がり部分を崩し平らかにする。

 ここは昔の粘土採掘場所跡に産廃投棄され覆土を掘った部分であるから削った部分の風化跡みたいなところである。「身体慣らし」と言うより身体いじめに近いと思いつつ、土手状の部分を三本鍬と唐鍬で崩して均すことを繰り返す。こんな作業は上着を脱がねば出来ないほど暑くなる。今夜はよく眠れるのだろう

 前日の作業分   ➡    整地終わり       全景を見る

 二日掛けて整地が終わった。とは言え北側の窪みは冬眠中のヒキガエルがいたから作業は中断である。ここを整地するには崖の急斜面を自然傾斜に近づけるように削り込み、その土で埋めるしかない。今、それを行うとヒキガエルが出れなくなるだろう。
 ヒキガエルのいない東側の崖の傾斜を緩くし上端面のこぶを削り平らにした。これで刈り払い作業が楽になるし数本の植樹が出来る広さを確保できた。


コンニャク悶慟・・・

2020-02-11 | 小人閑居して憮然
 コンニャクイモをレシピと消石灰付きで頂いた。作った事は無いけれど義母が振る舞いに作っているのは度々見ていたし工程も何となく頭に入っている。てなもんや三度笠で、ガス台の部品交換に担当者が来訪するというこの日、時間の幅があって外出できずコンニャクを作る事にしたのだった。

 レシピ通りに洗い赤芽を削ぎ柔らかくなるまで煮込む。レシピには「ミキサーで粥状にする」とあったけれど指で押しつぶせたし「マッシュポテト」を作る要領でも構わないだろうの認識だった。「それでも」と思い、突っ切りに掛けたが固い部分が出てきた。どういうわけか煮え切らない部分に見える。
 それでもすり鉢で摺り込めば解消するだろうと行ったがヌメリが邪魔をして摺りつぶせない。「裏ごしならば」と気を取り直したものの粉ふるいでは目通りせず、笊の目も通らなくてはかどらない。この工程は「素早く」とレシピにはあるし、小生宅にはミキサーとかいう文明の利器はなかったのだ。もう、台所の床からシンク周りから飛び散ったコンニャクと道具で目も当てられない。

 「馬も四つ足,鹿も四つ足」の理屈で言えばミキサーでない方が先なのだったから十分通用しうると思っていたのが大間違いで、どこで道を踏み間違えたのか「バックレてやる!・・・」と思っても片付けねばならぬ。仕方が無いから粉砕不十分でも何とかなるだろうと消石灰を加え撹拌しバットに広げた。
 ところがなかなか固まらない。粉砕しようとすり鉢、まな板、泡立て器、粉ふるい等々、シンクに溢れさせている間に時間を大きく費やしてしまったので時期を逸したに違いない。分解しそうな代物を熱湯で茹でる事1時間以上、少しは固まった感もするけれど色感も質感もコンニャクのそれでは無かった。

 生醤油でひと切れ食したけれど、コンニャク感はあっても粒々の芋の固形を喰っている感じで、どうも平らげる気にはならなかった。一切れ食し恐れをなして残念だったけれど廃棄としたのだった。あーあ、小生たる者が何たる不手際と思いつつ「ミキサーが無かったから・・・」と何とも侘しい言い訳で幕を下ろしたのだ。下さったUさん、ごめんなさい。三年物を無駄にしてしまいました。

 捲土重来、悔しいからミキサーを調達して、芋は会友のYさんに強請ってこの恨み、晴らさずやー。

      固め中   ➡    煮込み中   ➡    無残な結果

盗む人や入れる人

2020-02-10 | 小人閑居して憮然
 水見回りでニホンアカガエルの産卵を確認し、例年より早かったものの「吉事・吉兆」と喜んだのも束の間、他にも産卵していないかと林接池と上の池を見回った。上の池で目に留まったのはホテイアオイの一株だった。どういうつもりで投げ込んだのか知る由も無いけれど、管理に責任を持たない輩の勝手が時々発生する。
 数年前にはウシガエルが放されて2個体は三日月池をポンプ排水し泥中をタモ網で探り駆除したのだが、上の池の数匹は籠罠にも入らず駆除出来なかったものの一冬越せなかったのか猪に捕食されたのか翌シーズンには消えていた。

 持ち込まれる生物に限らずユリ類やラン科の植物、あるいは樹木などは盗掘されることが多い。植栽した苗木や軽トラで運ばなければならない移植樹でさえ雨の後には跡形もなく、いいえ、すり鉢状の窪みを残して消えた事もあった。
 今回の持ち込み投入は意図的で繁殖を狙ったものだろうけれど、ホテイアオイが侵入するとどれだけ水域環境を悪化させるか知っているのかどうか、「花が綺麗!」で繁茂予想をしているのだろう。

 ニホンアカガエルの卵塊が初めてトンボ池にあったことから三日月池にも確認に行った。ところがここでもビックラコ神経逆なでの事態があった。かなり大量の浮草が投入散乱していたのだ。通常、水域で目にする小さな浮草ではなく葉の直径が20mmもある代物だった。在来の浮草が庭の池に種水に交じり入った事があったけれど、小さな庭池でさえ駆除するのに二年がかりだった。数ミリの葉の断片からでも再生する生命力にはほとほと手を焼いた。根絶できたのは越冬時、数が減少した時を狙い排除しつつ春先の成長期にも目に留まった緑葉から取り去って一掃できたのだった。

 今回の三日月池の浮草は図鑑対象でも判明しなかったけれど、どうも「アマゾンフロッグビット」と言われる種類ではないかと思っている。在来の小さな浮草さえ侵入させると流水でない溜水の池では瞬く間に水面を覆われかねない。そうなると水中に光は届かないし、トンボの産卵できる水面さえ消えてしまいかねないのだ。ホントに、こういう輩には腸が煮えくり返る。
 デジカメを忘れケータイで撮影したのだがどうやっても保存されたファイルがPCに取り込めず、ここでも腹立ち日記が続いた。そこで思いついたのがメールに添付しPCに送るという案だ。これはこれで送れたのだが画像の縦横の修正が効かない。正しい位置で保存しアップしても元の木阿弥なのだ。とりあえず様子は判る。
 まあ、すべては浮世、姥捨て山の浮草課業みたいなもんか、御大も「重荷を背負って坂を上るが如し」と言ったし、色即是空空即是色ハイハイ・・・。

ニホンアカガエルの卵塊

2020-02-09 | 小父のお隣さん
 8日、水見回りでトンボ池と二つ池で合計16個の卵塊が確認できた。二つ池は産卵場所として整備した部分にしかなく、同じ池でもいつも産卵はこの一角だけである。毎年、同じ一角で産卵をするから理由があるのだろう。
 トンボ池の卵塊はトンボ池としては初めての卵塊になる。例年、ヒキガエルが産卵する一角なので、産卵期に入る前に水草を取り除き水底にまで日光が当たるようにしようと思っていた矢先にニホンアカガエルに産卵された。除草して濁らしても差し支えないと思うものの躊躇がある。

 産卵は例年より1カ月以上も早いのは暖冬の影響だと思うけれど、どうも今期の最低気温を記録した5日あるいは6日あたりで産卵したのではないかと思える汚れぶりだ。7日は「寒の底」と予報されたが当地は曇りで放射冷却は無く3.2℃の平年値だった。この日は曇りで肌寒く、PCが朝から接続不能、すったもんだしたまま出そびれたので確認できなかった。
 8日に確認した事になるがデジカメを忘れ携行せずガラケーで撮影する羽目になった。ガラケーの不安はPCに取り込めない事態があって使わなかったのだが、やはりどうやってもPCに表示されない。この日も昨日に続きすったもんだして結局はあきらめる。

 一日遅れの写真を載せても大勢に影響がある訳で無し、再度9日にデジカメで撮影し載せる事にする。
                    

 ケータイで写した画像はあきらめデジカメで撮影した。メモ帳も持ち確認できる数を記録するが写真でのカウントは難しい。トンボ池と棚田部の産卵は今回が初めてで、トンボ池に12卵塊、棚田部に8卵塊数える。昨年まで大半を産卵していた二つ池の整備した産卵区域には6卵塊だけだった。今回は初めての場所の方が数が多い。
 しかしながら卵塊の大きさでは二つ池が勝り、棚田部の卵塊は小さめだった。初卵だったのだろう。今日も冷えてほとんどの卵塊は薄氷の下にあった。

国産材でアニマルカーを作る

2020-02-08 | 今日は真面目に
 お誕生祝にトーマスと合わせ5点の車を用意した。アニマルカーはイベントの残り物があるが後輩の施設へ届けるため、今回はヒノキとトチ材で作った。イベント用に用いた材は「ホワイトなんとか」という柔らかい洋材である。安いし加工がしやすく重宝するが見た目はやはり落ちてしまう。冒頭の写真は外材と国産材での同じ玩具の比較だが、色合いだけでも同じえごま油仕上げなのに質感は大きく優劣が付いてしまう。

 お祝いの品ということで多少は縁起担ぎをした。生まれ年の干支になるマウス、賢くて優しい象、これにキリンとカバを足したが、これはご愛嬌の範疇だ。イベント用の車輪はペットボトルのキャップを活用してみた。一見カラフルに見え目を引くけれど、やはり陳腐と言うか品劣り感は否めない。ひと手間省ける木製車輪の方が格上に見えてしまうので、今回はキャップ車輪は不採用だし今後も作らない。写真の前列はトチ材、後列はヒノキ材で作った。オイル仕上げをしたら似たような風合いになり少々わかりにくい。

 工作加工をしてみれば外材の方が簡単なので量産向きではあるけれど、硬くて加工しにくい国産材、ヒノキとトチ材は苦労して仕上げれば仕上げた分の高級感が出たと思う。とは言っても、このような玩具の利用は極めて短い期間だけの遊びになるだろうから「安かろう、手軽だろう」が良いのかもしれない。

 機関車トーマスのようなキャラクター玩具は彩色させて完成させる気持ちが無いわけでもないけれど「舐めたりかじったり」するのがおチビちゃんなので塗料には注意を払わねばならない。えごま油のような食用油は食品でもあるから使用しているが値段は高めだ。ドイツ製の無害塗料なども市販されているものの高価であり、たまに少量制作する小生向きとは言えない。
 どうしても色付けしたいときはアクリル絵の具で彩色する。今回も車軸の端面に赤を塗布した。端面の組織は水分を吸いやすいし、のっぺりした車輪のアクセントにもなるだろう、てなもんや三度笠・・・。

最低気温を更新

2020-02-07 | 感じるままの回り道
5日、今期の最低気温を記録したと思ったのも束の間で6日にはさらに低い0.1℃を記録した。「寒の戻り」とでもいうのか立春を過ぎたから春が来たとは言えない「三寒四温」と言うべきなのだろうが7日には「寒気の底」が予報で言われていた。そんなことで期待した今朝の気温だったのだが生憎の曇天となって3℃台の予想外の気温になっていた。

 まあ、そうは問屋が卸さない、のが浮世の習いでPCの電源を入れても立ち上がらない事態になっていた。昨夜は通常通り作動していたのにもである。理由は不明だしモニターの「対処方法」をクリックしても反応は無し。「このページに安全に接続できません」のメッセージが出るばかりだった。
 そこで困った。ブログの連続投稿記録がストップしてしまう。アクシデントだから仕方が無いと思う一方で「こんな事態で・・・」と恨めしい気分もある。資料を見てサポートセンターは9時からなので家で待つのも胸糞悪く、とりあえず一回りした。

 フイールドの様子は昨日より気温が上がったのでニュースにするような事も無く、写真は昨日の棚田部と二つ池の氷結状態である。この二カ所は今期初の氷結になった。
 泥水池1にコサギがいたのだが、さすがに寒そうで頸が無い。いつもだと飛び立つのに動きもしなかった。
      棚田部   二つ池        


 さて、PC接続のトラブルだが昼過ぎに固定電話で接続しようとしたのだが繋がらない。発信音はするのだがすぐに沈黙する。固定電話から自分の携帯にかけても繋がらず、この時点で電話機の不調だと気が付いた。ケータイでサービスセンタへかけても混雑中で待たされる案内しか言わない。万策尽きて電話機、回線端末、ルーター、PCとすべての接続端子を抜き差ししていたらネット接続が回復した。
 全く持って突然の状態に振り回された今日だった。固定電話からケータイに掛け、着信音を聞き一件落着である。