トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

二つ池分水池のオーバーフロー部を改修

2020-03-20 | 水辺環境の保全
 二つ池の前端部は分水池になっている。出水時に必要以上の流入が無いように逃げ道を設えてあるのだ。同じ仕掛けは泥水池1にもあって、この設えは文字通りの「分水」でトンボ池へ水を振り分けるためである。どちらも二つの堰のバランスを保っていないと意味が無くなってしまう。

 二つ池の分水池この部分は水が溢れだしやすくなって泥の堤で応急処置をした程度では収まらなくなった。それでも二つ池への流入に支障は無いけれど、二つ池のオーバーフロー部能力以下の流入では用をなしていないと言える。そこでかねてから用意をしていた梁材を運んで設えた。はば1尺厚さ3寸の廃材だけれど中は生きている材である。これを半分にして一方は泥水池4の拡幅時のオーバーフロー部に使うことにしている。

 既存の丸太組はそのままにして泥を盛り水止めしてから梁材を埋める溝を掘って掛け矢で打って落ち着かせた。後は堅めの粘土質で周囲を突き固め改めて落ち口側に洗堀防止用に丸太を並べて完成した。丸太から水路に落ちる辺りはコンクリートの廃材板を敷き、さらなる洗堀防止とした。
 この部分の水位の調整は手斧で削りながら調整して済ます。手斧は結構便利な道具でチェーンソーで削るより軽快に軽快にデザインが出来るのが重宝するところである。

 斜面側の水際保護のため風倒木で押さえ、更にその上に朽木を集めて重ねた。水域の周りは「エコトーン」と考えて植生を育むように心がけても威野志士様の連夜周年の跋扈往来で泥地と化してカエルやヘビの隠れる場所も無い。せめて少ないながらも集積部があれば役に立つだろう。人間社会だけでなく野生も「安心安全」は何よりなのだ。

ヒキガエル負けるなお爺ここにあり

2020-03-19 | 小父のお隣さん
 トンボ池の沈泥路に1mほどのヒキガエルの卵があった。昨夜の産卵に違いないのだが量が少ない。棚田部にも同じ程度の卵があって「曳き」の語源になった様子が見て取れる。
 二カ所とも初めての産卵だったのかもしれないが、ここトンボ池も上の池でも水を引きいれる塩ビ管内や周囲の水際にはオスが残っている。例年このような事は無くて、一斉産卵して消えてしまうのが常だったのにどうした訳なのだろう。
     

 まあ、そのおかげでヒキガエルの鳴き声を数日間聞いている事が出来る。音質的には快適な音ではないけれどくぐもった音でも雑音には聞こえない。いわば癒しの低音とでも言うべきか。
 塩ビ管内にいるヒキガエルを、一旦水を塞き止め流入させ管内から払い出して撮影してみた。こうでもしなければヒキガエルを撮影するのも機会が無い。当然、オスばかりでメスは居なかった。待つ身の「長ーい時間」はよーくわかる。
                        

つばめ飛来し初見日となった。

2020-03-18 | 小父のお隣さん
 午後5時頃、帰宅中の車の中でつばめの飛翔を確認した。一直線の通りの屋根の高さやや上を数匹が飛んでいた。初見日となったが平均日より10日前後も早い到着である。小生の予想よりも数日早かった。

 フイールドにはチョウ類も数種出現したしハエも結構な数、地表近くで飛んでいた。ユスリカも水面近くに群れているし、口吻の長いアブの仲間かどうかズングリの昆虫も飛んでいた。例年より早く飛来したとしても食事には困らないだろう、とは小生の感想だけれど、つばめは自分の生き死にがかかっているから餌の無い地域に飛来するはずもない、のが本当のところか

蒸留器の試作7 「思いは巡る曇り空」でも大円団!

2020-03-18 | 何よりの楽しみ
 頂き物の圧力鍋のうち後釜の新品同様はめどがついたが最初に手に入った圧力鍋はパーツを交換したり蒸気取り出しパイプの固定にアルミ溶着を試みたもののアルミが流れず頓挫、「仕方が無いのでお手紙書いた・・・」事は無かったけれどコンクリートを接着できる接着剤で接着を試みた。しかし一週間たっても硬化せず力を加えると微かに弾力的に動く。これでは使用中に蒸気漏れしてしまう公算が大である。
 既にリサイクルセンターで圧力鍋を購入できる金額は投入してしまったから無駄にはしたくない。「何か良い案はないものか?」と思案した結果「管材の転用」が出来るのではと思い立って水道用品売り場を物色。その中によさそうなサイズがあったから購入してきたが、ねじ込み式になるから蓋にねじを切るためのタップも合わせて購入した。タップだけで1,300円もして「高いなあ!」と思ってもねじ切りせねば密閉度が落ちる。

 この日は「雨天」の予報なので蒸留器の工作に決着をつけるには丁度良い。先住民の戦闘前の決まり文句「死ぬには丁度良い日だ」ではなく「するには丁度良い日」なのだった。
 購入した部材は「竹の子」と呼ばれるホースを繋ぐ、恐らくガス台用の部品の様だ。これに反対側から押さえるオス・メスキャップと蓋にねじ切りする管用の1/8サイズのタップとシリコンパッキンを購入した。既に接着してあったアルミパイプを難なく外し蓋の孔内径を計ったら基準の下穴より大きくオスネジの外径に近かった。これではネジ山が立つか危ぶまれたけれどやってみるしかない。

 この蓋に装着されていた調整器がさび付いて緩まず結局はアルミの蓋が負けてネジ山がつぶれて調整器が外れた結果なのだったが、恐らくこの調整器のネジ山は1/8ではなかったかと想像できた。うまく緩んでくれていたらそのまま交換可能だったかもしれないが、今となっては繰り言でしかない。
 竹の子部のネジが鍔元まで入るようにタップでネジ立てし、裏側からパッキンを当ててキャップで締める。キャップ部のオスネジ部は使用しないけれど、この部分に4φの孔を4カ所開け蒸気孔が詰まらぬように配慮はしておいた。安全弁は交換して作動できる状態にしてあるけれど、蒸気流出は無い方が効率的だ。
                   竹の子部           裏側キャップ部

 鍋に水を入れ沸騰させて蒸気漏れテストをした。蓋のパッキンを交換したから鍋との合わせから蒸気漏れも無く、蒸気取り出し孔も6Φあったので新品同様の圧力鍋の4.5φより無理が無い。鍋は古いけれど蒸留鍋としては使い勝手が良くなって、これでようやく安眠出来そうだ。
 もう一方の新品同様の鍋蓋の孔を広げれば頑固な竹の子取り出し口を装着できるけれど、今のところは圧力鍋としても使えそうだから改造なしで様子見だ。とりあえずは古い鍋の方が適用度が高い。すでに試験蒸留は決まっていて「柑橘はるみ果肉」1kgで行う予定だ。風味も味わいも濃厚なミカンなので楽しみ・・・。キンカンも良い芳香蒸留水が採れると目論んでいるけれどキンカン1㎏の調達は難しいのだった。


流下魚の回収

2020-03-17 | 小父のお隣さん
 庭の池、タナゴが姿を現し始めたし、ヒキガエルも産卵したから出水とともにフイールドの上の池から流下した魚の回収を試みる。水域三カ所の落ち込み部に仕掛けた糠瓶で試みたのだが下流からの二カ所は生物一匹たりとも入っておらず空振り。最後の望みの三番目は手ごたえがあった。
 ところが「開けてびっくり玉手箱」ならぬアカハライモリてんこ盛りでは用が無い。しかしその中に一匹いたのはアブラハヤだった。このアブラハヤ、母川となる里の渓流から釣り上げて放流した個体に違いないけれど、生存確認したかった魚は「クチボソ」なのだ。アブラハヤの生息環境として上の池が不適なのは承知でもカワセミの餌が欲しくて「とりあえず放流した」のがアブラハヤである。

 できればクチボソを確認したかったものの上の池に10匹程度の放流では確認は難しいだろうとは感じている。その上の池、どうしたことかアオミドロが大繁殖してしまった、池全面に広がり水底すら見えなくなっている。原因が分からないので対処の仕様も無いけれど、沢水の流入だけで富栄養化が進んでしまったのだろうか。沢水自体に養分が無くても長年にわたり池に落ちた枯葉で富栄養化を発生した事は十分考えられる。

 泥浚いや「かいぼり」の大切さを判らない訳ではないものの、高齢の0.3馬力では如何ともしがたい。思案投げ首、後ろの正面だーれだ!。

            

**深川夜桜「流行り世につれ与太につれ」

2020-03-17 | 合混で闘作すれば
コントロールが可能と言って
             パンデミックのダッチロール ハアコリャコリャ  ドナルド菌

右を向いたり左を見たり      
             ひよって預けた五輪かな ハアコリャコリャ    鶴田浩二  

五輪やりたや流行りの最中
             優先順位の知恵も無く ハアコリャコリャ     旗振りバイト某 

能弁立てても具体は無くて 
             いつもいつでもアドバルーン ハアコリャコリャ  老舗甚六

パンデミックの大躍進に
             競う五輪のお約束 ハアコリャコリャ       終美一国モン

国境閉鎖外出禁止
             それでもやるやる寿司喰いねぇ ハアコリャコリャ  森の石松

後発国ほど手当てが早い  
             先発国ほど日和過ぎ ハアコリャコリャ      やり手婆あ

総じていえば大本営の
             踏襲模倣の危機レベル ハアコリャコリャ     復員ご隠居

クラスターより不出来が怖い
             破れかぶれの傪遊子 ハアコリャコリャ      潜入工作員A

春流行の鼻の炎より
             巡る旅人肺に影 ハアコリャコリャ        荒威迫咳

五大陸息ひそめたりコロナ染
             たった三月で世界制覇よ            クルーズ船々長

コロリよりコロナ恐ろし現世は
             移し移した闇夜のカラス            赤ひげ

決められない止められない
             ジリ貧のコロナ五輪か             八卦見


ヤマザクラ、マメザクラ開花

2020-03-16 | 感じるままの回り道
 フイールドのヤマザクラとマメザクラが開花し始めた。開花したヤマザクラと思われる樹は実生樹なので見た目はヤマザクラ風だけれど遺伝子的にはどうなのだろうか。周囲の大木に育っているヤマザクラはまだ赤い新芽が目立つようにまで萌えていない。チョウの種類も片手ではカウントできないまでになってきたし、燕の飛来も一週間程度早くなるのかどうか・・・。
 小生的には通常の飛来日見込みは3月28日に置いているけれど、22日とか23日予想をしてみたがどうだろうか。ジョウビタキはまだ残っている。

            実生のヤマザクラ       マメザクラ


ヒキガエル産卵

2020-03-16 | 小父のお隣さん
 13日にヒキガエルが産卵していた。小生は水見回りしたのだが見落としていたようで、午後にフイールドに入ったS氏からのメールで知った。遅ればせながら15日に確認し親ガエルも見たし鳴き声も聞いた。くぐもった鳴き声はタゴガエルのようにも聞こえる。とすると先日聞いたタゴガエルと思った鳴き声はヒキガエルだったか・・・。

 そのヒキガエル、三日月池からも鳴き声がするから「初めて産卵してくれたかも」と期待を持って出向いたけれど前日降雨の濁りなのか生物による濁りなのか不明の濁りで水中はわからなかった。
 今回の産卵はトンボ池で、それも産卵に備え除草した一角に多くの卵があった。それに引き換え泥水池や棚田部、上の池には産卵が無く、これは少々不可解な現象だ。近くの水路、塩ビ管の中にまだ成体がいたから、まだ産卵する可能性はあるかもしれない。

                   

アカボシゴマダラの越冬幼虫

2020-03-15 | 小父のお隣さん
 越冬幼虫は初見である。教えてもらわなければ見落としてしまう保護色ぶりだ。これに刺激され近くのエノキを調べて回ったものの発見する事は無かった。一カ所だけ蛹の外郭だけ千切れて在ったが、これは昨シーズンの物だ。

 13日にヒオドシチョウが出たと知らせをもらったものの小生はまだ出会えない。ルリタテハ、キタテハなどタテハチョウ科は四種が出現したのだが、視認した一種の名前が出てこないが、それよりも早春にしか出現しないツマキチョウとの出会いが目下の関心事。
 在来種のタンポポ原っぱが出現したから胸は膨らむ、懐は萎む。

泥水池4の拡幅

2020-03-15 | 水辺環境の保全
 泥水池4は水域の最終段なので途中で水が失われると干上がる傾向にあった。それでも深さを保つように整備してからは水の流入が途絶えても数日は水切れせずに済むようになってきた。この池は「涸れてもいい」と思いつつ維持管理しているけれど、ここにもトンボは産卵する。ヒキガエルやニホンアカガエルの産卵は無いけれどツチガエルの浮遊卵は気づく事もあるから水域全体の干上がりならともかく、この池だけ干上がる事態は避けたい思いも出てきた。そこで数年来温めていた拡幅作業を実施したのだった。

 古材の梁を仕切りに使い水位を保てるように両側と基部を固めてから拡幅を実施した。新しく設えた堰を更に前進させる余裕はあるものの漏水が度々発生している範囲にまで広げるにはリスクが高まる。安全を考えて妥協した結果は一坪足らずでも水面面積の拡大率から言えば有効値と言えるだろう。オーバーフローの水位も10cmほど上げたので干上がりまでの時間稼ぎも安心になった。

 片側、護岸を確実に設えなければならない部分は掘り取っただけの状態で護岸丸太を据えようにも材が無い。他の水域にも護岸材が必要だから早い段階で伐採し調達が必要だ。まあ、それまでは未完成・・・。

     ➡  ➡         落ち口は手斧で加工

青天の霹靂、おもわぬ断水!

2020-03-14 | 小人閑居して憮然
 2月の20日に大仕事で断水復旧作業を行ったばかりだと言うのに3週間でまたもや断水になった。原因は10日の降雨での出水なのだが降雨量はチェックするまでも無いような降りだったから知らない。
 カエルが産卵期だしオタマジャクシもいるから干上げる訳には行かず、取水升の浚渫で済むかと出かけたのだったが、フイルターを埋めた砂礫を排除し升内に手を入れても砂泥の堆積は安全圏だったので増水時の濁りで混入した砂泥が詰まったのが判りポンプに頼るしかなく出直しとなった。
              埋没  ➡   清掃終了

 家でそこそこに昼餉を口にし一息もつかずポンプ一式を車載して水源地に向かった。沢を上る途中、送水管の下り最下部の排砂バルブを開けたが水は出てこない。開けっ放しのまま水源地から強制送水をする。当初から行っていた全行程にポンプ送水をかけると土砂沈殿の多い前半部の土砂を緩くのぼる後半部で押し上げつつ吐水排砂せねばならないのは効率が悪い。最初に前半部の排砂を行うと後半部の排砂が速やかなのが分かったからだ。
 いつもは通しで40分は送水するけれど下降部半分なので10分で済ました。エンジンポンプを止めてバルブを見に行くと通水していた。バルブを元通りにしてから再び取水升から強制送水する事20分、送水管後半部は緩やかな登り勾配なので砂礫より泥砂が多くなるはずだ。砂礫の沈殿が多くなる前半部を通水清掃したことで全体の作業時間が短縮されたのは事実である。それでも実質70分程度の作業になった。

 作業を終えフイールドの吐水口まで戻り吐水を確認、吐水量を計りたかったけれどバケツが無いから後回しにした。現実は当日より一昼夜後の方が正確な吐水量が計れるのだ。翌日、吐水量測定で25ℓ/分と回復したのを確認、やれやれである。

春の池の水全部抜く

2020-03-14 | 小父のお隣さん
 そろそろタナゴの産卵準備もしなくてはならず、それに先立ってタナゴや二枚貝などの生存と個体確認をしなけらばならない。とは思っても気温が上がらず水遊びには手出しが億劫な小生なのだ。それでも9日には気温が20℃を超える予報だったから意を決して池の水を抜いた。抜くのは簡単でも掬い上げて種別ごとにまとめるのも狭い池に入ってするのは窮屈だった。水を抜くのに先立ってホームセンターで「塩素抜き剤」を調達したりしたので結局は昼飯を食べてからの作業になった。

 二枚貝はドブ貝とマツカサ貝が16枚、マシジミは数える価値も無い範疇に入れた。勝手に育って繁殖しておればよい。ドジョウは29匹でホトケドジョウはマイナス2匹で1匹しか見つからなかった。「ホトケドジョウに貝の幼生が寄生する」と言う記事の記憶があるし、貝の繁殖のためにヨシノボリも3匹を入れているけれどホトケドジョウも機会があれば複数欲しいところである。
 池のタナゴ、購入時の成魚は既に5年目に入って今春は失う個体が出てきた。病変は見られないし寿命は4年程度と言われているから仕方が無い面もあろう。店頭で買い足しするのも生産地域が不明なので躊躇するが購入時の種別が記憶にない。郷里でガサガサを行って捕獲したタナゴに似ているのを選んだのだが地域的には数種類存在し一種は「絶滅した」とある。
 タナゴは「タナゴ」だったしドジョウは「ドジョウ」で「〇〇タナゴ」なんて言う環境は無かったのだ。店頭には数種類並んでいるものの導入すれば交雑の心配があるし、現在20匹になってしまった群れのまま飼育するしかないのだろう。

 池のような狭い水域やグループ1種と言う自然環境で、どうして近親交配の弊害が出ないのか小生の目下の疑問だ。タナゴに限らず生物界のこの疑問は解明されているのだろうか・・・。

              マシジミは勝手に増殖中        ヤゴもいた

 

郷里のフキでフキ味噌

2020-03-13 | 何よりの楽しみ
 お約束みたいに次兄から魚沼産のフキノトウが届いた。フイールドにもフキノトウは萌えるけれど移植し増やしてきたのは山菜としてではなく「環境植生」としての役割なので採集はしない。こちらがそういう心づもりでも一般には浸透できない考え方なので萌えれば盗られてしまうことの繰り返しだった。それが昨年あたりからトウが立つまで残る事があるようになり今期はほとんどがトウ立ちしている。
 これは「環境植生」が理解されたということより時節を狙いすまして盗掘に来る山荒氏諸氏がくたばってしまったためかもしれない。それはそれで里山環境には祝着至極であろう。

 さて届いたフキノトウは馬鹿の一つ覚えのごとく「フキ味噌」に仕立てる。今回のフキ味噌は味噌を例年とは変えてみた。「長生き味噌汁」に使った「八丁味噌」が残ったままで使い道が無い。そこで糀たっぷりのお手製味噌と合わせてフキ味噌にする事にした。八丁味噌は栄養価が高いと言うけれど「美味しい」と感じない小生だから「長生き味噌汁」も作ってみたけれど口には合わず次は無い。
 お手製味噌は糀の粒がそのままなので摺りつぶして八丁味噌と混合した。後はレシピ通りに作って終了だ。見た目は黒味が強くなってフキ味噌という感じはしないし舐めてみれば八丁味噌の味が強くて、いささか気落ちするもののフキノトウ特有の苦み風味はそれを凌いでくれる。

 キムチの空き容器二個分に収まった分は冷凍庫へ入れ、少しばかり残った分から賞味する段取りである。まずはフライパンに付着した分は熱いご飯で拭き取って口に収めた。フキ味噌があれば副食は不要だけれど、そうなれば栄養失調になりかねず、好物のばっかり食は自ら戒めなくてはならぬ。

     合わせ味噌にする  ➡   フキノトウは400g  ➡   加熱して出来上がり

賑やかになった一日

2020-03-12 | 感じるままの回り道
 野暮用でフイールドには出かけるつもりも無かったのだったが代表から留守電が入っていて結局は出かけたのだった。途中の畑地で白蝶の飛翔を目にした。恐らくスジグロシロチョウだと思ったが他の場所でも数頭見つけた。またタテハ類と思われる1頭と三角形に見える蛾だかチョウだか不明なのが一頭と、「チョウ類も出てきたか・・・」の思いがよぎる。まあ、チョウ類の初見日だ。

 ヒキガエルの産卵は無かったがタゴガエルが鳴いたしアマガエルも鳴き交わしが聞かれた。シュレーゲルアオガエルはすでに「うるさい」領域に入った。せっかく出向いた来たからと何時もの水見回りでびっくり仰天だった。送水が止まっている。昨日は順調だったのに不幸は何時も突然やってくるみたい。天気が良くても「悲しみよこんにちわ」になってしまった。一晩くらいなら大丈夫と思ったけれどスコップと笊を持って取水地に行った。
 案の定、取水升のフイルターは土砂で埋もれていた。排除して升の中に手を入れたが吸水管口まで土砂は溜まっていないが吸い込みが無い。この状態では用をなさず撤退。

 下る途中にヤマルリソウが開花し始めている群落に目が留まった。これで少し元気が出て、帰宅し昼食をとってすぐに断水復旧の作業をする気分になる。忙しい一日だった。

                     

※ タテハ類はルリタテハだった。いつも一番に見られたヒョウモン状のタテハが現れないが「ヒオドシチョウ」が出現したとSさんからメールが来ていた。
 

2月定例会

2020-03-12 | 月例会
2020/02/15(土)9:30~13:00

会員 6名
活動 シイタケ菌打ち及び巣箱設置(小生のみ)

 前回の菌打ちで菌駒が余ってしまい、その結果さらにクヌギを伐採し榾木を作って菌打ちとなった。朝方まで雨だったからフイールドの作業には不適だったから丁度良かったけれど、小生は梯子をかけて巣箱の取り付けをしたから梯子を立てる位置も濡れて柔らかく、幹も濡れて滑りやすく肝が縮んだ。
 巣箱を設置した後は菌打ちに入る余地もなく、フキノトウの出る斜面を刈り払った。昨季収穫後は一回も刈り払いしていなかった結果、藪になっている。これでは良いフキノトウは望むべくもない。既に気の早いのは開いていた。

   巣箱取り付け         ➡