トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

「自慢一」したばっかりに・・・

2020-03-29 | 何よりの楽しみ
「自慢一したばっかりに・・・」とは思わなかったものの、結果として手を染める事になったのは「ひょうたんぽっくりこ」であった。糸口は「はるみ発酵シロップ」が大好評だったからで、小生が飲んでみて薄幸な人生を忘れるほどの美味しさだったからに違いない。小生のオリジナル食品「ヨーグル蘇」も大好評ではあったものの集いの短い時間内では「完成品」は出来ないのだった。

 春の宵の一刻、道行とはならず現地に車を走らせ2回の集まりに呼ばれた、のか行ったのかは定かにはならないけれど姥捨て山の孤老が地域参加するなど夢にも出てこない情景である。
 集まりの中身は「はるみシロップの仕込み」と「芳香蒸留水の製造」の二点であったが、小生の独断で「蘇作り」と「はるみ醸造酢」を加えてみた。もともと「中山間地域の活性化」に連なる活動に添った集まりなのだ。その二回目のメンバーには「参加二回目」が半数だったのでシロップでは二番煎じ、ゆえに「蘇作り」用意をして出かける。
 個人的には四月のイベントで「芳香蒸留水作り」を担当する事になったので「屋外で行う」事前練習と時間測定をしておきたかった。それに加え新規に製作した「冷却器架台」の使い勝手も試しておきたかったのだった。

 芳香蒸留水の材料は大量に集まったダイダイでの2回目の蒸留をしたのだが、ここで少しだけ芳香成分増大するだろう工夫も織り込んでみた。ダイダイの厚皮の半分は柔らかく白い部分で芳香成分は少ない様に思えたから取りのぞいて蒸留した。最初は包丁で削っていたけれど手元は危なくはかどらない。そこで思い至ったのは皮むき器でこそぎ落す事だった。これがうまくいって皮1.6kgから300gほどを外せた。

 ホットプレートと牛乳も車載し早めに出発。集合時間までに確認試験を終えるためであった。カセットコンロは屋外では風に弱いのを改めて認識したしイベントでは風よけも算段せねばなるまい。使わなくなった三脚を利用した冷却器の架台は思った通りの使いやすさで、心配した「小型だから安定性が・・・」の心配も杞憂だった。いわずとも三点支持は安定だ。

 「蘇作り」は順調だったが最初に作った時のようなミルクキャラメル風の美味しさがなくて「バター風」で少々気落ち、理由はわからないけれど小生的には「ヨーグル蘇」の方が断然美味しい,断トツ旨かった。
 「酢醸造」は「シロップ」ほどにはもてはやされず、小生が自宅でバイオマットも全量投入して醸造しよう。今回の二回の集まり、爺我自賛しなくても少しは楽しんでもらえただろう。まあ、こういう行動は吾輩にあるまじき事には違いがないのだが、お爺も出歩けば棒に当たる・・・。

        蘇を作って試食         発酵レモンシロップ仕込み中

棚田部「猪走り」の解消 1

2020-03-29 | 水辺環境の保全
 ようやく資材を調達出来て猪に蹂躙され続けられていたエコトーンにならなかった「猪走り」の解消作業に取り掛かる。要は「広幅の帯を狭めて高くするだけの事なのだが、すべてはスコップの一掘りの積み重ねだ。苦労してエコトーンを広げ管理移動も容易になるだろうとの目論見は「猪走り」となりはて泥濘化してしまい足を踏み入れる事すら躊躇する泥地になったのだった。
 一昨年だったか幅広にするにあたり用土の調達は田んぼの浚渫で賄ったけれど、その苦労で設えたエコトーンを狭める形でやり直すことになる。ホント水商売・自転車操業・朝令暮改の何物でもない。

 まあ、グチは言うまい、こぼすまい。これがお爺の生きる道、なのだった。前日に護岸丸太を想定線上に置いてあったから、それに合わせて丸太を落とし込む溝を掘りだす。今回は丸太を規定線上に据えてから水域となる部分の土を掘り取る形で行う事にした。丸太を据える作業を進めながら「猪走り」泥濘化したもう一つの要因「東側の棚、二つ池からの漏水3カ所」の始末も必要だ。流れ出るままだと盛り土が再び泥土と化してしまう。
 そこで漏出穴に50φの塩ビ管を差し込み盛り土の下から護岸木の下に水を抜けさせる事にしたのだがパイプが足らない。隣り沢まで行き放棄したパイプを調達せねばならなくなって、この日の作業は終了となった。

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