14日、日本記者クラブで開かれた自民党総裁選討論会。この中で「日中関係をどうするか」がテーマになり、小泉進次郎が発言する番になった。「中国にいったことはあるのか?」という質問に、「台湾には行ったことがある」「中国には、父親の靖国参拝の関係で、リスクが高いため行ったことはない」と応えた。「中国は今、一党独裁から”ひとり独裁”の状態になりつつあり、このような国に対応するには、堅固な日米同盟が前提となる」と言い加えた。
この答弁は、「台湾は中国の一部」と認めたのも同然で、重大な失言であると思われる。「そうではない」という見方もありうるが、少なくとも、こんな場で言うべきことではないだろう。
また、「ひとり独裁」などと言う奇妙な造語をこんな場で使うのかとも思う。それでは、毛沢東はどうだったのか、さらにヒトラー、スターリンも「ひとり独裁」だったのか?これは、高名な政治学者に尋ねてみたいところだ。
わずか数分の回答でも、この体たらくの進次郎。口だけは達者で頭は空っぽ。こんなのを最高権力者にしてしまったら、「一人っ子独裁」でも始めるつもりか。
【ノーカット】自民総裁選9候補が討論 政治改革・経済政策テーマに