澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

バイデンの台湾防衛宣言を報道しない「報道ステーション」

2022年09月20日 12時09分57秒 | マスメディア

 昨晩、たまたま二画面で「WBS(ワールド・ビジネス・サテライト)」(テレ東)と「報道ステーション」(テレ朝)を同時視聴した。6分ほど早く始まる「報道ステーション」は、二十数分にわたって、を台風情報を流した後、続いてニ十分以上エリザベス女王葬儀の模様を放送した。センセーショナルな映像を中心とした番組作りは、久米宏以来のことだから特に驚かないが、問題なのは「報道ステーション」が「報道しない自由」を駆使していることだ。

 「WBS」では、エリザベス女王葬儀→→台風情報と続いた後、バイデン大統領が台湾防衛を再確認する発言をしたというニュース(下記のロイター記事参照)を報じた。一方、「報道ステーション」は、最後までこのニュースを報道しなかった。

 「WBS」の最後の部分では、このバイデン発言の重要性を認識すべきだというコメンテーターの言葉で締めくくられた。この二番組の驚くべき違いは、テレビ朝日の媚中姿勢によるものだろう。NHKの"エリート"だったはずの大越某が、バイデン発言の重要性を知らなかったはずはない。だが、大越は「報道の自由」ではなく、「報道しない自由」を選んで、視聴者である国民に国益に関わる重要情報を伝えようとはしなかった。

 考えてみれば、森友、桜、国葬なども同じようなもの。こちらは逆に、「報道の自由」を建前に、ことさら自民党政府を攻撃し、実のところ「国益」の毀損を狙ったと言われても仕方ない。

 中共(中国共産党)の世界戦略を知れば、「香港の次は台湾、それに続いて沖縄」が侵略のターゲットとされることは疑いない。バイデン大統領が「曖昧戦略」を捨てて、「台湾防衛」に再言及したというニュースが、いかに重要なものかわかるはずだ。中共・習近平の魔手がすぐそこまで迫っている。それを中共に忖度して報道しないというのなら、テレ朝=朝日は、いったいどこの国の報道機関なのだろうか。
 この期に及んでなお「日中友好50周年」などと囃し立てるつもりなのか。マスメディアの底知れぬ堕落、腐敗に、怒りが収まらない。

 

中国侵攻なら台湾防衛、バイデン米大統領が明言 中国は反発

[ワシントン/北京 19日 ロイター] - バイデン米大統領は18日に放映されたCBSの番組のインタビューで、中国が侵攻した場合、米軍は台湾を防衛すると言明した。台湾有事の際の対応に関してこれまでで最も明確な発言で、中国は米国に対し「厳重な抗議」を行ったと表明した。

 
 
 
 
9月18日、 バイデン米大統領は同日放映されたCBSの番組のインタビューで、中国が侵攻した場合、米軍は台湾を防衛すると言明した。写真は英女王の国葬に出席するためロンドンに到着したバイデン大統領夫妻。代表撮影(2022年 ロイター)

バイデン氏はインタビューで、米軍は台湾を防衛するかという質問に対し「もし実際に前例のない攻撃が行われれば、する」と答えた。

米軍を派遣しないと表明しているウクライナ情勢とは異なり、中国が侵攻した場合、米軍が台湾を守るという意味かと確認を求められると「そうだ」と応じた。

米政府は長年、台湾有事の際の対応に明言しない「曖昧戦略」を取っているが、バイデン氏はこれまでも度々、戦略転換を示唆する発言をしてきた。

 

ホワイトハウスの報道官はコメントを求められ、台湾に関する米国の政策に変更はないと説明した。

台湾外交部(外務省)はバイデン氏が「米政府の台湾に対する揺るぎない安全保障上のコミットメント」を再確認したことに謝意を表明。

台湾は引き続き自衛能力を強化し、米国との緊密な安全保障パートナーシップを深めていくとの声明を発表した。

 

バイデン氏はインタビューで、米国は台湾の独立を支持せず、「一つの中国」政策に引き続きコミットしているとも述べた。

「独立を促してはいない。それは台湾の人たちが決めることだ」と語った。

中国外務省の毛寧報道官は19日の定例会見で、国家を分裂させる行動に対してあらゆる措置を取る権利を中国政府は留保していると述べた。

「世界には一つの中国しかなく、台湾は中国の一部であり、中華人民共和国政府は中国の唯一の合法的な政府だ」と強調した。


NHK党の立花孝志党首 vs. 元NHK・大越健介の大バトル

2022年06月18日 09時23分14秒 | マスメディア

 一昨日、「報道ステーション」が各党首を集め政治討論の場を設けた。その際、NHK党に対する事前規制のような行為が「テレ朝」側からあったことを、党首・立花孝志が明らかにした。(下記の映像参照)

 NHK党は「テレ朝」を告訴するとしているので、法的判断は後日となる。
 興味深かったのは、「報道ステーション」のMC・大越健介の態度。「東大野球部」だったことが最大の自慢である、この元NHKの「エリート」は、立花孝志が発言を始めると顔を歪め、未だかつてない表情を見せた。大越は東大文学部卒でNHK入局以来、日の当たるエリートコースを歩み続けた。一方、立花孝志は高卒の地方採用枠でNHKに入局、ノンキャリアの実務をこなし、上層部に気に入られた。両者に面識があったのかどうかは分からないが、大越から見れば、立花は「高卒の下働き(ノンキャリア)」という認識だろうから、もし会っていれば、木で鼻を括るような態度だったろう。

 大越の鼻持ちならないエリート意識が、この日の立花孝志の一撃で多少なりとも動揺したのであれば、私は快哉を叫びたいところだ。数々のNHK偏向報道に辟易としてきた私は、この日の大越の言動が、NHKの本音を体現していると感じた。キャリア>ノンキャリア、東大>その他大学、NHK>民放、NHK記者>愚民(=視聴者)など、大越の差別意識、エリート意識が、丸見えになった。

 貴族的なエリート層は、時として叩き上げの下士官にしてやられる。立花はその下士官に相応しい、バイタリティーを持っている。大越が見せた傲慢な表情は、もしかして恐怖の感情も混ざっていたのかも知れない。
 
 政治討論の場で、あらかじめ特定の人の言論を制限、封印しようとした「報道ステーション」。電力不足やコロナ禍を「大変だあ、大変だあ」と連日煽っているが、「天下の秀才」大越健介なら、とっくに分かっているはずだ。電力不足には原発再稼働、コロナ騒ぎには病症区分を「二類から五類へ引き下げ」れば、容易に解決できるということを。だが、大越は決してそのことには触れない。「御身大事」のNHKエリートなんて、所詮こんなもの。対照的に、立花孝志の大物ぶりが際立った。

 

【放送事故】NHK党の立花孝志党首が報道ステーションの党首討論で強制退場させられる! #報道ステーション #立花孝志 #大越キャスター


ウクライナ政府、昭和天皇をヒトラー・ムッソリーニと並べて表示

2022年04月24日 21時07分44秒 | マスメディア

 ウクライナ政府は、ロシアの侵略に対抗して様々な広報手段を駆使している。周知のように、大統領自身のSNS発信は大きな影響力を持つに至った。

 そのウクライナ政府による発信のなかで、日本人には棘(とげ)が刺さるような思いがする映像があった。それは、昭和天皇をヒトラー、ムッソリーニと並べて表示し、第二次世界大戦における反ファシズム戦争の意義を強調している。



 早速、「ネトウヨ」の方面からは、「ウクライナはけしからん」というような反応が出ている。だが、ウクライナ政府は、現在の日本政府を批判してこのような映像を流しているのではない。一般のウクライナ国民にとっては、日独伊はかつてファシズム国家であり、その指導者は上記の三人だったと認識している。

 1945年5月、ヒトラーはベルリンの地下壕で自殺、続いてムッソリーニは民衆の前で絞首刑に処された。だが、天皇は戦争責任を免れて天寿を全うした。この厳粛な事実を前に、彼我の違いを説明するのは、こちら側の責任でもあるのだろう。

 欧米人にとって、日本は異質なルールに基づく別世界に見えるのだろうか。三者を並べられて憤激するのではなく、何故、彼らがそう考えるのかを、もう少し冷静に「検討」すべきだろう。「検討使」岸田サンには、大いに期待している。

 

【一般公開】2022年4月24日カッパえんちょーライブ袋、ウクライナ政府、昭和天皇をヒトラー・ムッソリーニと並べて生首として表示⇒在日ウクライナ人火消しに奔走【カッパえんちょー】

https://youtube.com/shorts/fJpmDne6Hhc?feature=share

 


NHKがウクライナ避難民インタビューで「字幕改変」

2022年04月19日 09時18分46秒 | マスメディア

 やっぱりNHKは確信犯!と確信させるようなこのニュース。NHKはもとより、民放TV各社は、この一件を放送することはない。何故なら、脛に瑕を持つ、同じ仲間だからだ。

 インタビューに応える外国人の話を正確に訳出しているのだろうかと疑問に思うことは、これまでも多々あった。以前、中国語のインタビューで、聴きとれた範囲の単語が訳出されていないのに気付き、「おや?」と思ったからだ。

 今回の「字幕改変」は、『私たちの勝利を願います。勝利を。ウクライナに栄光あれ』というウクライナ難民の言葉を「今は大変だけど平和になるように祈っている」と「翻訳」したのだから、何ら弁明はできないだろう。NHK担当者からすれば、国民をナショナリズムに目覚めさせてはならないというのが、命題なのだろう。「平和憲法」が振りまいてきた「平和妄想」「護憲妄想」が、ウクライナ戦争のような現実の前では、何の役にも立たないという事実を、視聴者に気づかせてはならないということか。

 NHKは実に罪深い、と思う。

 

 

NHKがウクライナ避難民インタビューで「字幕改変」か 大学教授が指摘

配信

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NEWSポストセブン

奇妙なウクライナ報道

2022年02月28日 18時13分37秒 | マスメディア

 今日は台湾の「ニ・ニ八事件」から75周年。奇しくも今、ウクライナ国民は、侵略者ロシアに対して戦いを続けている。「今日のウクライナ」が「明日の尖閣」「明日の台湾」になるかも知れないのに、その危機感を明確に表明するマスメディアはほとんどない。

 一連のマスメディア報道で気になるのは、基本用語の不適切な選択または歪曲だ。
 「ウクライナ市民」→「ウクライナ国民」
 「国際連合」→「連合国」
 戦火にさらされているのは、「ウクライナ市民」だと言うマスメディア。それでは、志願して銃を握った人が「市民」だというのなら、属する軍隊はゲリラ(非正規軍)だとでも言いたいのか?ここでも「国家」を嫌うマスメディアの偏向が見られる。
 マスメディアは相変わらず「国際連合」による停戦を期待しているが、そもそも「国際連合」(United Nations)は連合国のこと。中国語で国際連合は「連合国」という。第二次世界大戦に勝った連合国と敗北した枢軸国(日独伊など)の対比を表す言葉であるのに、戦後、日本外務省はこの言葉を「国際連合」と僭称した。これによって、敗戦国の屈辱を誤魔化したつもりだったのだろう。「敗戦」を「終戦」と言い換えたのと同じ発想だ。先日の「関口宏 サンデーモーニング」で寺島実郎がこのことを指摘していたのは、意外だった。

 「ウクライナ侵攻」→「ウクライナ侵略」
 さすがに「ウクライナ進攻」と言ったマスメディアはなかったが、「侵攻」もまた欺瞞的ではないか?欧米メディアは、「Russian invasion」「Russia invades…」を使っている。そう、「侵略」が正しい使い方だ。

 「国際社会」「国際秩序」「国際協調」
 これもマスメディアが大好きな言葉。「国際社会はどう見てるか?」と言われると、そうなのか、と鵜呑みにする視聴者。「国際秩序を乱すロシアの侵攻」などと使われるが、実は「国際秩序」はテキトーに使うべき言葉ではない。第二次大戦の経緯、ヤルタ会談、東西冷戦とその終結などの歴史を踏まえて、初めて意味を持つからだ。「国際協調」とか「国際平和」もまた同様。「国際○○」という言葉は、胡散臭い。

 


マスメディアが伝えない「ウクライナの真実」

2022年02月25日 05時46分23秒 | マスメディア

  日本在住のウクライナ人政治学者であるアンドリー・ナザレンコ氏が、ロシア軍によるウクライナ侵攻について、切実かつ的確なコメントをしている。
 
 ほとんどのマスメディアは、この人にインタビューしたり、コメントを求めたりしない。それは、彼を「右翼」とみなしいるからだ。

 だが、こんなときこそ、彼の見解に耳を傾けるべきだろう。少なくとも、黙殺するというのは、マスメディアにとって自殺行為だ。 

 

 

【緊急収録】プーチン大統領「ウクライナ侵攻」の衝撃【WiLL増刊号】


コロナ禍の「終戦記念日」

2021年08月16日 05時49分05秒 | マスメディア

 毎年、この時期になってウンザリさせられるのが、TVの戦争回顧番組だった。だが、今年は東京五輪が開催されたためか、恒例の戦争懺悔、平和祈念の番組は激減した。NHKは、過去の同種番組を大量に再放送したが、ちょっと見ただけでも、そのワンパターン、安直な制作方針が分かってしまう。

 戦争体験者が激減した今、どんな戦争回顧番組を制作しても、「それは事実とは違う」というクレームを受ける心配はなくなった。そこで、番組制作者は「史実」を恣意的につなぎ合わせ、視聴者に「教訓」や「感動」を与えようとする、安易な制作手法を採るようになった。この夏、そんな番組に出くわさないのは、コロナ騒ぎのおかげと言えるかもしれない。

 冷静に考えれば、「さざ波」に過ぎない日本のコロナ禍を「大変だー」と囃し立てるマスメディア。直前まで「開催中止」を求めていた新聞、TV局が、五輪開始とともに「手のひら返し」をするのを見て、つい「列島人」(西部邁)という言葉を思い出してしまった。生前の西部は、日本人を「列島人=劣等人」だとからかったのだった。

 海外旅行はおろか、「県境を越える移動」さえも「自粛」を求められる今、何か気晴らしはないかと探してみた。たどり着いたのが、ユーチューバー・スーツ君の「九州縦断」紀行。タクシーを借り上げ、二泊三日で九州を縦断するという、変哲のない趣向なのだが、これが意外に奥深く面白い。大いに「癒され」た。

 

【遠すぎる…】本土最南端、佐多岬へ 鹿児島県がでかすぎる 九州縦断#3 小林→佐多岬


台湾コロナ禍でNHKの偏向報道を実感

2021年05月22日 09時05分30秒 | マスメディア

 たまたまNHK・BSの海外ニュースを見て驚いた。コロナ禍と無縁と思われていた台湾に感染が広がっているというニュースだったが、その情報ソースはシンガポールのTV放送局のニュースだった。すなわち、台北や新北市を取材した映像や音声はシンガポール制作のもので、台湾のTV局によるものではない。シンガポール制作のニュースを流した後、NHKが取り上げたのは中国・東方TVで「中国はいかなる政治的意図も持たず人道的見地からただちに台湾にワクチンを送ることができる」という内容だった。これほどわかりやすい、中国ヨイショはないだろう。

 NHKは「ひとつの中国」に呪縛されていて、台湾TV局のニュース映像を絶対に放送しない。まるで台湾にはTV放送が存在しないかのような扱いだが、これもNHKの媚中、中国への忖度の結果だろう。
 「ある(存在する)ものをなかったことにする」というのは、マスメディアとしてはあるまじき態度だ。こんなNHKに受信料を払わなければならない国民もまたいい迷惑だ。

 ちなみに、台湾では100を超えるTV局(ケーブルTV)が百花繚乱、それぞれの立場、個性を主張している。台湾のTVニュースこそ、台湾のみならず、中国本土の情勢分析においても欠かせない存在なはずなのに、NHKは故意に台湾のTVニュースを放送しない。日本にとっての最高の友好国である台湾(中華民國)の情報を伝えようとしないのだから、この点だけでもNHKの偏向報道は明らかだろう。

 

民視新聞直播 | Taiwan Formosa live news HD | 台湾のニュース放送HD


小泉環境相単独取材 「46%削減」を“メダル”に例えると?

2021年04月26日 08時37分01秒 | マスメディア

  小泉進次郎がまた珍妙発言。二酸化炭素削減目標を46%と設定した根拠について、次のように語ったそうだ。

くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が。シルエットが浮かんできたんです。」

 「YOKOSUKA」とネーミングされたマスクをかけて、得々と説明する進次郎。この男は、選挙区や太陽光パネルなど、目先の利害しか理解できない、超無能男であることが明らかに。自分のバカを理解できないバカは、最悪のバカには違いない。
 

 

 

小泉環境相単独取材 「46%削減」を“メダル”に例えると?【news23】

 

数字が浮かんできた」小泉大臣“46%削減の根拠”に呆れ声

 
 

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桑子真帆スキャンダル

2021年01月21日 10時18分41秒 | マスメディア

 NHKアナウンサー・桑子真帆が週刊誌にスキャンダルを暴かれている。もちろん、TV各局は報道していないが、スキャンダルという性質上、じわじわと広まっていくのだろう。

 私はNHKはもとより、TV自体をあまり見ないようにしているのだが、今朝、桑子アナの姿を見てみた。気のせいか落ち込んでいる感じがしたが、それはまさに野次馬的感想だろう。

 そんなことよりも、彼女の大学時代の私生活を暴いた、同級生Aという男は、実に卑劣な奴だと思う。かつての同級生を週刊誌に売った男の素性を知りたいものだ。

 たまたま、私は七年間くらい、桑子アナの母校である東京外国語大学で週1~2回授業を聴講した。その時感じたのは、学生の真面目さ、教授陣の優秀さだった。学生の間には「同じ専攻語学の中では恋愛をしない」という不文律があると聴いたことがある。15人くらいの専攻語学科の中で恋愛関係になり、もしそれが破たんしたときは、非常に気まずいことになる。だから、そのような不文律があるのだそうだ。言い換えれば、これは少人数の充実した授業が行われている証左でもあるだろう。

 桑子アナは、チェコ語専攻だったそうだ。チェコ語は、日本人にとって最難関の語学の一つだという。何はともあれ、勉学に励み、大学生活を謳歌して、NHKアナになった彼女を、今頃背後から刺すような行為をしたAさん。あなたは、恥知らず、だよね。 

 

”不倫デート”報道でNHK桑子真帆アナが直面する「重大危機」

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『おはよう日本』に出演するため平日は朝3時に出勤する桑子真帆アナ。多忙な仕事の合間を縫って小澤との逢瀬を楽しんでいる


朝まで生テレビ!  老残の電波芸者・田原総一朗

2020年09月26日 19時59分57秒 | マスメディア

 今朝がたの「朝まで生テレビ」(2020年9月26日  テレ朝系)をYouTube映像で見て、「司会者」である田原総一朗の老残、耄碌(もうろく)ぶりには心底驚いた。田原はすでに86歳、いくら「過去の栄光」があると言っても、入れ歯でふがふがの会話、「俺が俺が…」の醜い自己顕示欲、公正を逸脱した醜悪な司会は、もはや見ていられないレベル。こんな人物を「司会者」に置き続けているテレビ朝日の見識を疑う。

 田原は自分の娘をテレ朝に就職させていることからわかるように、このテレビ局とは特別な関係にある。だが、だからと言って、老残番組を見せられる視聴者はいい迷惑だ。

 下記の映像の最後の部分には、三浦瑠璃と田原総一朗とのやりとりがある。三浦瑠璃が極めて冷静に説明しているのに、司会者である田原がトンデモ発言でぶち壊そうとする。その繰り返しを見ていると、いま田原総一朗が「天皇」と呼ばれる立場にあって、誰も鈴をつけに行く(勧奨退職させる)人はいないようだ。耄碌し、狂気の片りんさえ感じさせるこの老人を誰も辞めさせられない。これこそ、日本的な光景ではないかと思えてならない。

 

朝まで生テレビ! 2020年9月26日 FULL 


白井聡の「ユーミン批判」と世襲文化人

2020年09月10日 12時34分12秒 | マスメディア

 白井聡・京都精華大学専任講師が、SNSでの「ユーミン批判」で一挙に有名になった。安倍首相の辞任声明に関して、松任谷由実(ユーミン)が「泣いちゃった。切なくて」とつぶやいたことに対して、白井は、「荒井由実のまま夭折すべきだったね。本当に、醜態をさらすより、早く死んだほうがいいと思いますよ。ご本人の名誉のために。」とフェイスブックに書きこんだ。これが炎上し、白井聡の名を天下に知らしめた。

 このブログでは、一昨年の九月「白井聡”国体論””永続敗戦論”を読んでみた」を書いた。そこには、こんなことを書いている。

 「”プライムニュース”(BSフジ)に出演した白井聡を見て、”お坊ちゃまサヨク”だなあと感じた。お若いのに、旧岩波文化人みたいな物言いが多かったからだ。早大総長のご子息だとかで、早大政経→一橋大大学院社会学研究科博士課程修了(社会思想史)という典型的なコース。学歴ロンダリングなどとは言わないが、反東大、反権力という一橋大の「学風」(ただし社会学部・社会学研究科のみ)をしっかりと身に着けた人だ。現在の職も、典型的な「進歩的文化人」のポストだろう。」(2018.9.16記)

 実は私は、白井の「国体論」を左翼退潮の現況で書かれた本としては、大いに評価している。すなわち、進歩的文化人が「論壇」を制していた時代では、白井の言説は目新しいものではなかったが、現在ではその「化石性」故にかえって新鮮さを感じさせる。
 帝国大学を出て、東京の私立大学教授のポストにつき、もはやエリートでもなんでもなくなった「学生大衆」に左翼思想を吹き込む。これがかつての進歩的知識人の典型だったが、白井の経歴は、まさにこのミニチュア版だ。

 「国体論」において白井は、昭和天皇の戦争責任について明言してはいない。戦争責任を匂わすだけ、という進歩的文化人のイヤラシさを、ここでも引き継いでいる。「昭和天皇こそが戦後日本を米国の属国に変換させた張本人なのだ」と言い切っていれば、男を上げることができたはずだが…。

 白井センセイは、ユーミン批判などセコイことは止めて、ようやく得た大学専任講師の座も辞して、本来の研究に立ち返るべきだろう。そのとき、世襲文化人、遅れてきた進歩的文化人の汚名もきっと晴らされることだろう。

「ユーミン批判」の白井聡氏、朝日新聞の言論サイトでは安倍首相に罵詈雑言

 

 知性も教養も兼ね備えた学者が、なぜこんな投稿を──呆れた向きは少なくなかっただろう。政治学と思想史が専門の白井聡・京都清華大学専任講師(42)が、自身のFacebookで松任谷由実(66)について「早く死んだほうがいい」と書き込んだのだ。  ***

 8月28日に安倍晋三首相(65)が辞任を表明。翌29日、サンケイスポーツ(電子版)は「芸能界にもアベノショック…松任谷由実、会見見て『泣いちゃった。切なくて』」の記事を配信した。後に問題となる箇所を引用させていただく。 《安倍夫妻と親交が深いシンガー・ソングライター、松任谷由実(66)はニッポン放送「松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD」で、「テレビでちょうど(会見を)見ていて泣いちゃった。切なくて」と思いを吐露。安倍氏とは「私の中ではプライベートでは同じ価値観を共有できる、同い年だし、ロマンの在り方が同じ」と明かし、「辞任されたから言えるけど、ご夫妻は仲良しです。もっと自由にご飯に行ったりできるかな」などとねぎらった》(註:全角数字を半角にするなど、デイリー新潮の表記法に合わせた、以下同)  これを読んだ白井氏は、自身のFacebookで記事を引用し、以下のように論評した。 《荒井由実のまま夭折すべきだったね。本当に、醜態をさらすより、早く死んだほうがいいと思いますよ。ご本人の名誉のために。》  念のために言っておくと、荒井由実は松任谷由美の旧姓と旧芸名だ。そして白井氏だが、気鋭の若手論客で、論壇での評価も高い。

橋下徹氏が批判

 父は2002年から10年まで早稲田大学の総長を務めた白井克彦氏(80)。白井氏も早大の政経学部から一橋大学の大学院に進み、10年に「レーニンの政治思想」で社会学博士となった。  13年には『永続敗戦論――戦後日本の核心』(太田出版、現在は講談社+α文庫)で石橋湛山賞などを受賞、大きな注目を集めた。  とてもではないが、ユーミンに向かって「早く死んだほうがいい」などと暴言を吐くタイプだとは思えない。  だが実際に投稿され、発言内容はたちまち問題視された。特に9月1日、元大阪府知事の橋下徹氏(51)が、ツイッターで批判を行った。  知名度で言えば、白井氏と橋下氏では比較にならない。橋下氏のツイートは東スポWebなどが報道し、更に話題となった。橋下氏は複数の批判ツイートを投稿しているが、その中でも広く拡散したものを紹介しよう。 《こんは(註:原文ママ)発言を俺たちがやれば社会的に抹殺だよ。白井氏は安倍政権をボロカスに言っているが、安部さんもさすがに白井氏のようなことは言わない。内田樹氏も相田和弘氏も山口二郎氏も同じタイプやな。朝日新聞も毎日新聞もこのタイプから早く脱却しないと》

橋下氏は朝日も批判

 暴言騒動と全く関係のない“知識人”を列挙してしまうのも橋下流だろうか。ツイッターでは《批判するなら、彼の発言だけにしろ》と疑問視する投稿もあったが、橋下氏が投稿を改めることはなかった。  橋下氏の批判は、勤務先の京都精華大学と朝日新聞にも向けられた。先に紹介したツイートより前に投稿されたのか、橋下氏は白井講師を「教授」と勘違いしている。 《京都精華大学は、さすがにこんな教授を雇い続けるのはまずいだろ。この白井氏も、内田樹氏、相田和弘氏、山口二郎氏らと同じ匂いのするタイプ。そして朝日新聞や毎日新聞が重用するタイプ》  白井氏は世論の批判が高まってきたのを察知したのか、Facebookを更新し、以下のように釈明した。 《松任谷由実氏についての私の発言が、物議をかもしているということですが、削除いたしました。私は、ユーミン、特に荒井由実時代の音楽はかなり好きです(あるいは、でした)。それだけに、要するにがっかりしたのですよ。偉大なアーティストは同時に偉大な知性であって欲しかった。そういうわけで、つい乱暴なことを口走ってしまいました。反省いたします》

白井氏の弁明も批判

 だが、橋下氏は、これにも異議を唱えた。 《松任谷由実さんに「早く死んだほうがいい」 政治学者・白井聡氏、物議の発言削除し「つい乱暴なことを口走ってしまいました」(J-CASTニュース) 白井氏は、松任谷さんに知性がないとの言い振り。ほんとこのタイプは自分に知性がないとは全く思っていないんだな》(註:矢印の記号を省略した) 《たった一つのラジオの発言で、しかも自分が敵視する者に味方するような発言で、その人に知性がないという言いぶりをする白井氏。社会全体がサル化していると言う内田樹氏。両名、自分だけは賢いと信じ切る同タイプ。自分に知性がなく、サルだとは気づかない》  そして橋下氏に《雇い続けるのはまずいだろ》と指摘された京都精華大学は9月1日、公式サイトに「本学教員のフェイスブック上の発言について」との文書を掲載した。  大学は文書で《厳重な注意を行いました》と説明、謝罪を行った。だが、対象となった教員の名前は伏せた。  厳重注意とはいえ、大学が白井氏をかばった印象も強い。橋下氏の解雇を求める意見に、間接的ではあるが、反論したのかもしれない。

朝日との蜜月

 橋下氏が《雇い続けるのはまずいだろ》と指摘したがツイートだが、《朝日新聞や毎日新聞が重用するタイプ》という一文がある。  もちろん橋下氏は、白井氏に対するある種の“左翼的なイメージ”を批判的に指摘しているわけだが、この事実関係を調べてみよう。  新聞のデータベース「ジーサーチデータベースサービス」を使い、新聞社ごとに「白井聡」の名前で検索してみた。結果を少ない順にご紹介しよう(9月4日現在)。 ◆0件:NHK ◆1件:共同通信 ◆2件:時事通信 ◆16件:産経新聞 ◆19件:読売新聞 ◆83件:毎日新聞・東京新聞 ◆181件:朝日新聞  何と朝日新聞が1位で、毎日新聞が東京新聞と同着で2位だった。こういう時の橋下氏の“嗅覚”には脱帽するしかない。  朝日新聞の検索結果を精査すると、「白井聡子」も1件に数えられている。同姓同名の他人を取り上げた記事もかなりの数になる。

朝日が期待

 だが、やはり朝日新聞は白井氏を記事で頻繁に取り上げている。まず白井氏の著作についての書評や、月刊誌に発表した論文の紹介が少なくない。  更に大阪で、白井氏と著名な学者・文化人との対談公演を連続して開催している。開催前には予告が掲載され、終わってからは内容を伝える記事が掲載されているのだが、これがかなりの量なのだ。  そして一般の記事にも、白井氏は登場する。記事の末尾に安倍政権を批判するコメントが掲載されるのだ。  やはり朝日新聞が白井氏のデビュー当時から一貫して、学識を高く評価し、その上で「朝日新聞の安倍首相に対する見解を代弁してくれる若手論客」として期待していたことがよく分かる。  念のため、そうした記事の見出しを3本、ご紹介しよう。本文は割愛させていただくが、内容は簡単に想像できるはずだ。 ◆「(言論空間を考える)拡散する排外主義 東島誠さん、白井聡さん」(14年12月20日) ◆「(戦後70年)「他国を傷つける国」へ、岐路の日本 社会思想史家・白井聡さんに聞く」(15年1月5日:大阪夕刊) ◆「首相の米議会演説、評価は? 安保や歴史認識、日米の識者に聞く」(15年5月1日)

ヘイトと批判

 安倍首相の退陣表明を受け、朝日新聞の言論サイト「論座」は8月30日から「安倍政権を総括する」という白井氏の連載をスタートさせた。  初回は「安倍政権の7年余りとは、日本史上の汚点である 私たちの再出発は、公正と正義の理念の復活なくしてあり得ない」と、タイトルには相当に強い非難のトーンが込められている。  これに産経新聞が噛みついた。9月3日の朝刊に、阿比留瑠比・論説委員兼政治部編集委員の連載コラム「極言御免」で「朝日の安倍首相批判は自己紹介」が掲載され、白井氏の連載第1回を批判したのだ。  そのトーンは激烈と言っていい。何しろ書き出しが《朝日新聞では、こんなヘイトまみれの文章を載せることが許されるのか》であり、《常軌を逸した内容だった》と指摘したのだ。 《白井氏は、辞任を表明した安倍晋三首相の政権が憲政史上最長となったことを「恥辱と悲しみ」と書く。安倍政権を多くの日本人が支持してきたことについて「耐え難い苦痛」と記し、安倍政権の支持者に「嫌悪感」を持つと表明する》 《隣人たちが安倍政権を支持しているという事実は「己の知性と倫理の基準からして絶対に許容できない」と主張し、その事実に「不快感」を示す》 《安倍政権に対する罵倒、呪詛(じゅそ)、偏見の吐露と論証なき決めつけ、陰謀論のオンパレードである》

冷静さを欠いた文章

 もちろん阿比留記者が引用した部分は、原文通りだ。ただ、切り貼りでイメージが変わることもある。  果たして、そんなに酷い内容なのか、実際に見ていきたい。だが、白井氏の連載を検証する前に、公正を期すため先に2点を指摘しておく。  白井氏は連載の第1回で、安倍政権は《嘘の上に嘘を重ねることがこの政権の本業》となったと指摘し、《その象徴と目すべき事件》は《伊藤詩織氏に対する山口敬之のレイプとそのもみ消しである》とした。  この事件は週刊新潮のスクープで明らかになったものであり、デイリー新潮も複数回、記事を掲載している。このことは明記しておくべきだろう。  2点目は、確かに白井氏は安倍政権を批判して知名度を高めてきたが、デビュー当初から“護憲”をお題目のように唱える旧来型の左翼も一貫して批判してきたという事実だ。  以上を踏まえて連載を見ていくが、総括すると、全体的に冷静さを欠いた文章であると指摘せざるを得ない。安倍政権の批判というより、単なる悪口雑言に堕しているのだ。

首相が《女性の身体》を私物化? 

《こうして腐敗は底なしになった。森友学園事件、加計学園事件、桜を見る会の問題などはその典型であるが、安倍政権は己の腐りきった本質をさらけ出した。不正をはたらき、それを隠すために嘘をつき、その嘘を誤魔化すためにさらなる嘘をつくという悪循環》 《高い倫理観を持つ者が罰せられ、阿諛追従して嘘に加担する者が立身出世を果たす。もはやこの国は法治国家ではない》 《そして、公正と正義に目もくれない安倍政権がその代わりとする原理は「私物化」である。私物化されたのはあれこれの国有財産や公金のみではない。若い女性の身体や真面目な官吏の命までもが私物化された。だから結局、目論まれたのは国土や国民全体の私物化なのだ》  ちなみに《若い女性の身体》は伊藤詩織さんを、《真面目な官吏の命》は森友問題で自殺した財務省近畿財務局の職員を指す。連載第1回の引用を続けよう。 《大学入試改革の問題を見てみればよい。十分に機能してきた制度(センター試験)をわざわざ潰して民間業者を導入する主たる動機は、安倍の忠実な従僕たちの利権漁りである。安倍自身の知性に対する憎悪がそれを後押しした。もちろん、次世代の学力などは完全にどうでもよい。ある世代が丸ごと私物化されようとしたのであり、それは言い換えれば、この国の未来を犠牲にして利権に引き換えようとしたということにほかならない》

一方的な糾弾

 森友、加計、桜を見る会の問題が看過できない事実を含んでいるのは間違いない。とは言え、《己の腐りきった本質をさらけ出した》は激烈な言葉であっても、事実に立脚した指摘とは言い難い。文章が空回りしている。  先に引用もしたが、森友学園の問題では財務省近畿財務局の職員が自殺に追い込まれた。これに心を痛めない人はいないだろう。  安倍政権が官僚のコントロールに成功し、それが様々な軋轢を生んだのも事実だ。しかし、その原点の1つに2000年代の有権者による官僚バッシングが原点となっているのは間違いない。政権に対して過剰に忖度する役人が続出したことは、有権者も他人事ではないのだ。  だが、白井氏は政権と官僚が対立してきた歴史を丁寧に紐解き、安倍政権の功罪を明らかにしようとはしなかった。政治学者らしい見識を披露することもなければ、理論的に批判を行ったわけでもなかった。  白井氏が書いたのは、政権によって《真面目な官吏の命までもが私物化》されたという一方的な糾弾だ。主張したいことが分からないわけではないが、事実とは言えない。  ある種の比喩だとしても、あまりに論理が飛躍してしまっている。政治に関して豊かな学識を持っている専門家であるはずなのに、事実無根の言いがかりをつけているに過ぎない。

原稿のチェックは? 

 大学入試改革に至っては、《安倍自身の知性に対する憎悪がそれを後押しした》とまで書いた。  本当に安倍首相が知性を憎悪しているのかは分からない。明確な根拠があるとは思えず、これも言いがかりのレベルだ。  デイリー新潮は9月1日、「朝日新聞はそんなに安倍首相が憎いのか 退陣表明翌日の“偏向社説”に違和感」の記事を掲載した。  そこで、朝日新聞の社説が第2次安倍政権の総括を批判的に記述するのは自由だとしても、指摘があまりに偏向していると指摘した。  一般的に言って、白井氏の原稿が一言一句、そのまま論座に掲載されるとは考えづらい。担当編集者が原稿を読んで、問題のあるところを指摘し、書き直しを提案する。校閲も文章の内容を精査する。  もし出版社や、他の新聞社の編集者や校閲担当者が白井氏の原稿をチェックしたら、果たして論座に掲載された通りの内容になっただろうか? 

安倍首相に謝罪は? 

 非論理的なところや、事実無根の記述、あまりに罵倒が酷いところは修正が提案されておかしくない。もちろん白井氏が担当編集者の意見を却下したとしても、それも珍しいことではないのだが……。  白井氏も論座編集部も、やはり「そんなに安倍首相が憎いのか」と言われても仕方のない状態だった、そう疑われても仕方ないだろう。  相手を論難する時は、いつもより冷静で論理的になる必要がある。基本中の基本だろうが、常に基本が大事だということを、白井氏の投稿や連載は教えてくれている。  9月4日現在、白井氏のツイッターの先頭に、以下の2つのツイートが表示されている。 《先日の私のフェイスブック上での発言につきまして、多くのご批判をいただきました。人の生命を軽んじる発言、暴力的な発言であるとのご指摘を受け、自身の発言の不適切さに思い至りました。深く反省をしております》 《松任谷由実氏に、心からお詫びを申し上げます。また、不快な思いをされた多くの皆さまにもお詫びいたします》 週刊新潮WEB取材班 2020年9月7日 掲載

 


『政権批判と視聴率至上主義、日本中をコロナ恐怖に陥れるワイドショーの罪!』ゲスト:ITジャーナリスト 宮脇睦氏

2020年08月22日 14時00分31秒 | マスメディア

 「松田政策研究所チャンネル」が特集した『政権批判と視聴率至上主義、日本中をコロナ恐怖に陥れるワイドショーの罪!』が、視聴者を「コロナ脳」に洗脳させようとするTVワイドショーの実態に迫った。
 
 インターネットならではの鋭い切り口で実に興味深い、いや面白い。過度にコロナの脅威を煽る背景には何があるのかを教えてくれる。

特番『政権批判と視聴率至上主義、日本中をコロナ恐怖に陥れるワイドショーの罪!』ゲスト:ITジャーナリスト 宮脇睦氏


NHKドラマ「太陽の子」と自虐の夏

2020年08月15日 11時48分03秒 | マスメディア

 「終戦記念日」の今日、TVではさまざまな「戦争回顧」番組が放送されるようだ。このブログを続けて十数年になるが、この時季の同種のTV番組が次第に変容する過程を眺めてきた。

 この間の特徴は、戦争体験の風化に伴って観念的平和論(戦争批判)が蔓延したことに尽きる。つまり、戦争体験者から「それは事実とは違う」とクレームが来る心配がなくなり、TV番組制作者は「平和」「人権」「民主」などのキーワードを駆使しつつ、ポリティカル・コレクトネス(政治的正当性)ばかりを気にした番組を作るようになった。その結果、「平和」「人権」は何よりも大事で、それに「寄り添う」ことばかり強調される、皮相的な番組ばかりになってしまった。

 今夜、NHKが放送するというドラマ「太陽の子」。これを期待している人も多いのだろうが、ちょっと水を差しておきたい。この番組は事実に基づいて「核の恐ろしさ」「戦争の悲惨さ」を伝えるものではなく、観念的な「平和論」の強要、あるいは視聴者へのお説教を一歩たりとも超えるものではない。

 無抵抗な一般国民に一方的に原子爆弾を投下した米国。一方、戦争末期の日本では、京都帝国大学物理学教室を中心に原爆開発が進められていたというのが、この「太陽の子」のストーリー。事実として、日本側も原爆開発に手を染めていただろうが、その研究者が良心の呵責にさいなまれるなどというストーリーには、「歴史の後知恵」的な欺瞞を感じる。当時の研究者は「国のため」「国策遂行のため」に真摯に研究を進めたはずで、その研究が「人類の平和」「人権」に抵触するなど夢にも思わなかったはずだ。というか、「人類の平和」などという観念は全くなく、同等の概念を挙げるとすれば「大東亜の解放」ではなかったのか?

 この「太陽の子」の目的は、歴史を現在の視点から描くとともに、米軍による原爆投下は戦争犯罪ではなく、「お互い様」なのだとするためだ。そこには、もし「大日本帝国」が先に原爆開発に成功していたら、同じことを米国に対してしていただろうという暗黙の含意がある。

 毎年、この季節になると繰り返される「戦争回顧番組」。それらは時を経るにつれて、リアリティが薄くなり、ご都合主義に陥ってしまった。こんなものを鵜呑みにして、空虚な平和主義にすがる人が増えれば増えるほど、それこそ隣国やそれに追従する勢力の思うつぼなのだと思えてくる。

 コロナ禍においても「自粛」が事実上「強制」となったこの国。空虚な戦争回顧と平和主義の主張には、またかと看過するだけでは済まされない危険性を感じる。 

 

 

三浦春馬さん出演 NHK「太陽の子」今夜放送「想像力を皆様に届ける仕事 戦争を考えるきっかけに」

スポニチアネックス - 8月15日(土) 10時30分

 

 

 戦争に翻弄された若者たちを描くNHKの国際共同制作・特集ドラマ「太陽の子 GIFT OF FIRE」は終戦の日の15日、午後7時半から総合テレビ・BS8K・BS4Kで同時放送される。俳優の柳楽優弥(30)、女優の有村架純(27)、7月18日に急逝した俳優の三浦春馬さん(享年30)らが出演。柳楽は核分裂のエネルギーによる新型爆弾の研究を進める科学者の卵、三浦さんはその弟、有村は兄弟の幼なじみを演じる。
 太平洋戦争末期、京都帝国大学の物理学研究室で原子の核分裂について研究している石村修(柳楽)は、海軍から命じられた核エネルギーを使った新型爆弾開発のための実験を続けていた。空襲の被害を防ぐための建物疎開で家を失った幼なじみ・朝倉世津(有村)が、修の家に居候することになる。そこに修の弟・裕之(三浦さん)が戦地から一時帰宅し、久しぶりの再会を喜ぶ。爆弾開発の実験がなかなか進まない中、研究室のメンバーは研究を続けることに疑問を持ち始める。そして、裕之が再び戦地へ行くことになった矢先、広島に原子爆弾が落とされたという知らせが届く。研究者たちは広島に向かい、焼け野原になった広島の姿を目撃するのだった…。
 番組公式サイトに発表されたコメントは以下の通り。
 ▼柳楽優弥 とても重大な事実をベースにしたストーリーということで、撮影が始まる前は正直とても怖かったです。その中で、演出の黒崎さんが勉強する機会を設けてくださったり、有村さんや春馬くん他、何度か共演させていただいたキャストの方々が多かったので、とても心強く感じました。スタッフ・キャストの皆さんと一緒になって、しっかり学びながら撮影に挑むことができました。
 ▼有村架純 完成した作品を見た時に、今だからこそ見ていただきたい作品だと強く思いました。新型コロナウイルスなどの影響で世界中が変わりつつある中、国同士、人間同士の混乱も生じており、改めて平和について考える時だと思います。構想から制作まで十数年と温められ、今このタイミングで「太陽の子」を見ていただけるのは奇跡だと思いますし、そこに参加することができて、とても光栄です。
 ▼三浦春馬さん 太平洋戦争を描いた作品は数多く存在しますが、「太陽の子」は当時を力強く生き抜いた科学者の視点を強く描いた作品であり、これまでとはまた違った側面・角度から見返すことができました。このドラマは戦争、そして平和という大きなテーマが掲げられていると思います。僕たちの仕事は想像力を皆様に届ける仕事ですし、この作品を通して皆さんが戦争というものを考える大きなきっかけになればと思っています。
 ▼黒崎博氏(作・演出)1冊の古い日記を手にしたことが、始まりでした。そこには科学に情熱を注ぎ、青春を燃焼させる若い研究者の日常が書かれていました。原子物理学という新しい学問へのじりじりするような憧れと、一方でそれを兵器に転用することへの疑問。その姿は知らない誰かではなく、私たちと同じように生き方を探し続ける等身大の若者として迫り、僕は心を揺さぶられました。どうしてもその青春の形を物語にしたくなり、シナリオを書きました。テーマに強く共鳴してくれた人々によって、この物語は作られました。海外からも大勢のスタッフが参加しています。国籍に関係なくたくさん議論し、考えました。柳楽優弥さんは日本海に飛び込み、比叡山を駆けずり回って演じてくれました。キャスト・スタッフと合宿しながら撮り進めた「格闘の記録」が1人でも多くの方に届くことを願っています。


関口宏に「喝!!!」 「関口宏のもう一度!近現代史」

2020年08月03日 02時35分58秒 | マスメディア

 BS-TBSが「関口宏のもう一度!近現代史」を放送中。あの「サンデーモーニング」で名高い?司会者・関口宏が近現代史を語るというから、からかい半分で見ている。
 
 結論を先に言うと、関口宏は近現代史を採り上げるような知見や能力を持たない、ただのボンクラ爺(ジジイ)だということ。第一次世界大戦を採りあげた前々回では、評論家・保坂正康との掛け合いの中で、関口が「第一次世界大戦に参戦したソビエトは…」と言い出したので、驚愕しそして絶句した。世界大戦直後の混乱があってこそ、ロシア革命が成就したという、それこそ現代史のイロハさえ、この人は理解していないのではないかと思った。
 さらに前回の関口は、「第一次世界大戦後、ドイツ帝国は崩壊、民主的なワイマール共和国が生まれた。一方、日本は大日本帝国のまま残ってしまった。だから帝国主義的な政策を続けた」という趣旨の発言。これは、第一次世界大戦で戦勝国になった日本が「大日本帝国」のままだったから、帝国主義を続けて、破滅の道を辿ったという、お定まりの話。極めて皮相的で何の知見も知性も感じられない。「帝国」は古臭く、「帝国主義」は悪い。これが、関口の「歴史認識」なのだろうか。

 この関口、立教大学法学部卒だという。立教の法学部と言えば、東大法学部の植民地と言われ続け、今も昔も教授陣だけは優秀だ。関口が「ヨーロッパ政治外交史」てな科目をちゃんと勉強していれば、近現代史の知識もそこそこ豊富になっただろうが、その痕跡は見られない。
 戦後日本では、近現代史がきちんと教えられていない。昼行燈(ひるあんどん)のバカぼんが近現代史を語る。これこそ、戦後民主主義の精華なのかもしれない。

「関口宏のもう一度!近現代史」2/15(土)ひる0時は「明治28年~31年 日清戦争後のアジアとロシア南下の脅威」