the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 




GITANESを吸う夢を見てしまった。
これでまたしばらく吸わずに済む。
それとは無関係に・・・。


日曜版は、その他の曜日のものに匹敵するほど下らないです。



訳あって、11人前の寿司折が必要になり
寿司店への注文を一昨日知人に依頼、
昨日出来上がっているはずの折を取りに行った。

私「こんちは。」
女性店員「はい。いらっしゃい。」
私「折11人前、受け取りに来ました。」

この女性店員は年輩の女優に似ているのだが、
女優名が分からない。

女優店員「いえ、何も聞いてませんけど」
私「は?」
女優店員「注文が入っていません。」


知人の手違いで注文が通っていなかった。

奥から出てきたのはどうやら店主らしい。
こちらは平沢勝栄にそっくりで、寿司職人がよく着ている
白衣姿で、なぜかクビにはバーバリーチェックのマフラーを
巻いている。ファッショナブルだ。

平沢店主「おお、注文入ってへんなあ。」
私「あ、そうですか。」

傍らのカウンターでは、角刈りで大きいマスクをつけた
店員が熱心に住宅地図を眺めている。
配達先を探しているのだろう。

女優店員「あなた、配達先まだ分からんの?!」
角刈り店員「はあ・・・。」
イカツイビジュアルの割には、角刈り店員のマスク越しの
声は細い。どうやら角刈り店員は、店内での地位が低いらしい。


平沢店主「まああれだ、大将(私のこと)、時間あったら
     すぐ作るけど。」
私「え、できるの?」
平沢店主「できるさ、30分以内」
 30分も待たされるのか・・・。

女優店員「そこ(地図の)ページが違うでしょ?!」
角刈り店員「はあ・・・。」



私「じゃ、お願いします」
平沢店主「あいよ。」
その声をきっかけに、奥から新たな職人登場。
彼は某右翼氏に似ている。

平沢店主、軽快に巻き物を切っていく。
女優店員は折箱を並べ、右翼職人は新たにネタを切り、
角刈り店員は住宅地図上で行ったり来たりしていた。


平沢店主「あのなあ・・・。」
角刈り店員「・・・。」
平沢店主「鳥居があるねん、鳥居が。」
角刈り店員「はあ・・。」
平沢店主「橋を渡ってから鳥居の手前をな、左に曲がるやろ?」
角刈り店員「ああ、はい。」
平沢店主「そうしたら、橋沿いに進むねん。」
橋沿いってなんだろう?川沿いではなかろうか?
そんなこと言うから、角刈りさんが混乱するのだ。

角刈り店員「鳥居をくぐって・・・。」
平沢店主「鳥居くぐったら神社やないか?!神社に用事ないわ!」
角刈り店員「はあ」
平沢店主「大将(私のこと)、済まんなあ、もうちょっと待って。」
私「はいはい。」
平沢店主「それでやなあ、橋沿いに走ったら次に右折や。」
角刈り店員「はい。」
平沢店主「右折したらその辺にある。」

右翼職人は一言も喋らず、黙々とネタを切り、巻き物を巻いていた。
平沢店主は指示をしながらも、巻き物を切っていく。
しかし、1本の巻き物を等分していくはずが、
常に左端だけ明らかに大きい。あれは当たりなのか。

女優店員が包装紙を用意し始めた。

平沢店主「分かったか?」
角刈り店員「はあ。でも鳥居は橋の手前ですけど・・・。」
平沢店主「手前?どっちから見て?こっち?あっち?」
角刈り店員「そりゃあ、見るときは常にこっちから。」
平沢店主「そんなことあらへん!橋渡って鳥居の手前を
     左に曲がって、橋沿いに・・・。」
私 「『川』沿いに・・・。」
平沢店員「そうそう川沿いに進んで右折。で、その辺で
     誰かに訊け!!」

訊くんかい・・・。

平沢店主「赤で白で・・・。あ、真ん中に白持って行こか。」
右翼職人「・・・。」
平沢店主「真ん中に白持っていくわ。マグロとイカよろしく。」
右翼職人「・・・。」


女優店員「早よ、行っといで!!」
角刈り店員「はい。」
角刈り店員は私に会釈しながら配達に出ていった。



女優店員「はい、お待たせしました」
私「ありがとう、助かった。」
平沢店主「大将、悪かったなお待たせ!!」
私「いえいえ、助かった。ありがとう。」

右翼職人はぐるぐる右腕を回しながら奥へ引っ込んだ。

私「じゃ、どうもありがとう。」
平沢・女優「おおきに!」


外に出ると、角刈り店員がバイクの座席に住宅地図を広げ
まだルートを調べていた。


冬場ではあるが寿司だからなあ。
大丈夫なのか、今日中にたどり着けるのかと
心配しながら市場を後にした。





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