ジューンブライド(六月の花嫁)から、もうそろそろ1ヵ月という新婚の御夫婦もいらっしゃるでしょう。そこで、ハネムーンについて考えて見ましょう。
みなさんはハネムーンのことを新婚旅行だと思っていませんか。実は違うのです。結婚後の最初の1ヶ月のことなのです。
サミュエル・ジョンスン(1696-1772イギリスの詩人、批評家)は「優しさと悦楽以外に何も無い、結婚後の最初の1ヶ月。」と定義しました。
しかし、最初の1ヵ月には、もっと別の意味もあるのです。
人類の間には、昔から蜂蜜酒を作る習慣がありました。これは健康にとても良い飲み物といわれていました。
そして、古代ゲルマン人の間では、将来生まれる子どものために、新婚1ヵ月間は蜂蜜酒を飲んで、スタミナをつける習慣があったのです。
この蜂蜜酒を飲んで、スタミナをつける1ヵ月こそが、ハネムーンの由来なのです。
ところが、オックスフォード辞典には、「ハネムーンのムーンは天体の月であり、密の甘さもひととき、次第に夫婦の愛情は欠けていく、それを月にたとえた言葉である。」と、かなり皮肉な解釈が付けられています。「月は欠けても又直ぐに満ちていく」と私は付け加えたいですね。
今は、計画出産などといい、直ぐには子どもをつくらない夫婦もいます。でも、やっぱりスタミナはつけるのでしょうか。
結婚する前にスタミナがありすぎて、夫婦になる場合もありますよね。
でも、結婚したからには、最低二人以上は子どもを産んでください。そうでないと、日本の人口は減少するばかりです。そして虐待などしないで、大事に育ててください。私たちの明日は、子供たちに掛かっているのですから・・・。
したっけ。