熟字訓(じゅくじくん)とは、日本語において漢字からなる単語に、単字単位ではなく熟字単位で訓読み(訓)を当てたものである。それ故に、単字に分解してもそれぞれに熟字訓の要素は現れず、その読み方でも分節不可能なものが多い。 常用漢字表の付表には、熟字訓の全てではないが、そのうちの116種(123表記)が示されている。 |
Q1. 骨牌
①. かるた
②. こっとう
③. こっぺん
Q2. 手水舎
①. かわや
②. ちょうずや
③. ちょうずどころ
Q3. 草石蚕
①. ごまめ
②. くわい
③. ちょろぎ
↓
↓
↓
↓
↓
A1. 骨牌
正解①. かるた
②. こっとう…骨董:美術的な価値や希少価値のある古美術品や古道具類
③. こっぺん…骨片:骨のかけら。
A2. 手水舎
正解②. ちょうずや
①. かわや…厠:《川の上に設けた川屋の意とも、家の外側に設けた側屋の意ともいう》便所。
③. ちょうずどころ…手水所:社寺などで、参拝の前に手や口を清める所
A3. 草石蚕
正解③. ちょろぎ
「長老木」「長老喜」「長老貴」「千代呂木」などと表記し、長寿を願う意味が込められているので、正月のおせち料理に用いられます。
①. ごまめ…鱓/五万米/五真米/古女:カタクチイワシの幼魚を干したもの。まめ(健全)の意の連想から、祝儀、正月の料理などに用いる
②. くわい…慈姑:オモダカ科の多年草。茎の先に芽が見えることから「芽出たい」として、正月のおせち料理に用いられます。
宮城県に住んでいる姪からの情報です。宮城県沿岸ではハゼ雑煮というものを食べるそうです。スーパーに干しハゼが売っているそうです。ちなみに、姪は食べたことがないそうです。
宮城県 仙台雑煮(せんだいぞうに)
江戸時代末期から食されている仙台雑煮。椀からはみ出すほどに大きな焼きハゼとハラコ(イクラ)、仙台せり、おひきなの彩りが美しいハレの日の食事。 大根、人参、ごぼうを細切りにしてさっと湯通しした「おひきな」は、一食分に分けて外気にさらして凍らせる。こうすることで、より味が沁みやすくなる(温暖化の近年では、冷凍庫で凍らせるのが主流)。 出汁には、かつて松島湾で大量にとれたハゼを焼いて干したものを使用。この焼きハゼは、数匹が藁で連になって売られている。昔は焼きハゼ小屋がいくつもあったが、近年の不漁によって激減。そのため、焼きハゼは年々高価になっている。 また、阿武隈川に遡上してきたサケからとれたハラコも目を引くが、こちらも近年価格が向上し、全体的に見て仙台雑煮は高級になっていく一方である。 ちなみに、伊達政宗公の食していた雑煮はこの仙台雑煮ではなく、干しアワビに干しナマコ、ニシンの出汁の雑煮だったと記録されている。 |