年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

あの日は土曜日だった

2012年01月07日 | 築地市場にて
今は成人の日が移転してきて今日から3連休となる人もあるだろう。築地市場の昭和の終わりの日が土曜日だった。(昭和64年1月7日)この日早朝からテレビのアナウンサーが喪服に近い服装で放送していた記憶がある。築地に出勤すると亡くなったことが知らされ会社の新年会か急遽中止となった。ドタキャンだが違約料なしで済んだ記憶がある。後にキャンセルの埋め合わせとして4月に新年度宴会を行った。
 あれから24年経った。今でもあの日までよく医者が持たせたことに感謝する。もし暮れに逝去して昭和が終わっていたら日本中が喪中となり年賀状等の問題から正月食材のキャンセル処理問題など震災並みの問題が生じていただろう。昭和63年秋から一晩中テレビ放送があって関係者は時間の問題と知っていて国民に心の準備をさせていたと思う。
平成24年、間もなく築地市場の移転工事が始まり、消える。そろそろ回顧の時期になってきたのだろうか。築地市場内にあった貨物駅は昭和59年まであったが今から思うと市場という施設が活気のあった時期の最後だったかもしれない。
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