年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

初物のパフォーマンス

2012年01月06日 | 築地市場にて
消費税が10%になると5日のマグロの税額は565万円となる。通常のマグロ価格以上かもしれない。築地市場協会の人の年始挨拶を聞いているとどうやら豊洲に移転する築地市場の名前が「豊洲市場」となる雰囲気である。以前予想されていた新築地市場という命名は消えたようである。
 喜代村のパフォーマンスに見られるように築地市場の新興勢力が古い築地の仲卸の度肝を抜く高価格を付けた。都内で消えつつある魚屋・八百屋から飲食店チェーンの力で築地の価格が決まる時代になったということである。来年は回転すし業界の人達が参加するかもしれない。低価格から徐々に食品インフレに向かって来ていて今月の終りにある春節以後中国の人件費高騰で安い加工食品が日本に入らなくなりつつある。中国漁船が韓国漁場に乱入しているのは中国魚場の魚資源が枯渇している事を示していて、いずれ日本にやって来るだろう。
5日夕刊の築地のマグロ価格報道で朝日新聞のみが完全に無視している。何か初物騒動に見解があるのだろうか。もし今年の喜代村が好調な結果となれば来年は規模の大きい回転寿司チェーンが築地の初セリに参加することが予想される。江戸時代の初物騒動の再来である。
 いかさまを伝えられている口コミネットより築地のセリ報道が効果があると知ったら恐ろしい初セリ価格となる。東京市場へ一極集中となる。
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