「東京府志料」にみる明治初期の物産一覧
東京都江戸東京博物館 編 1999年
明治政府が明治5年陸軍省布告によって、全国の府県に対して地勢調査を命じた。明治7年に完成した「東京府志料」に当時の農産物のデータが有る。この時期は維新の混乱がようやく落ち着いた頃であるが江戸時代末期の東京の農産物とも推測できる。
刀豆 30荷 出荷額 9円
上木下村(今の墨田区押上1~3丁目、墨田4丁目、京島1~3丁目、文化1~3丁目、八広1~6丁目、立花1~6丁目、東墨田1~3丁目、葛飾区東四つ木1~3丁目)
武江産物志(1824, 文政7年)の中の記述で江東方面のどこでも栽培されていたと言うが明治の初めの頃には1か所しか栽培の記録は無い。明治10年代に創製された福神漬に入れたナタ豆の塩漬は前記の地域で栽培されたと思われる。
東京都江戸東京博物館 編 1999年
明治政府が明治5年陸軍省布告によって、全国の府県に対して地勢調査を命じた。明治7年に完成した「東京府志料」に当時の農産物のデータが有る。この時期は維新の混乱がようやく落ち着いた頃であるが江戸時代末期の東京の農産物とも推測できる。
刀豆 30荷 出荷額 9円
上木下村(今の墨田区押上1~3丁目、墨田4丁目、京島1~3丁目、文化1~3丁目、八広1~6丁目、立花1~6丁目、東墨田1~3丁目、葛飾区東四つ木1~3丁目)
武江産物志(1824, 文政7年)の中の記述で江東方面のどこでも栽培されていたと言うが明治の初めの頃には1か所しか栽培の記録は無い。明治10年代に創製された福神漬に入れたナタ豆の塩漬は前記の地域で栽培されたと思われる。