年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

江戸東京博物館は市場の跡地に建っている。

2015年04月03日 | 築地市場にて

 

昔といっても記憶があるくらいの昔、今の両国国技館の隣に中央卸売市場があった。この地は房総からの鉄道網の終着地の両国駅に隣接していた。この市場に漬物を商っていた人が今月で廃業するという。長い間ご苦労さんでした。江東市場は葛西に移り今の葛西市場となった。広くはなったが交通の便がよくなり、結局大田市場が開業すると大口の顧客がドンドン大田に移動し、葛西市場自体が衰退していったようだ。このところ年に数店漬物業者は閉店している。寂しいが消費の変化についていけない現実がある。

 江戸東京博物館は江東市場の跡地に立っている。交通の便のよい所の中央卸売市場は移転の対象となる。秋葉原駅前にあった神田市場は今の若い人の記憶にないかもしれないが多くの青果関係者のビルが秋葉原の周囲に今でも残っている。

コメント (1)
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