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味なニッポン戦後史 著者名 澁川 祐子
戦後の食の変遷から今の食の話題の変遷を知る。この変遷を知ると日本人の食情報が実に他の人の言動で左右されることを知る。いまは脂肪味の話題が多いがこのことの検証にはまだ時間がかかりそうだ。なぜ脂肪味ということ、トンコツラ-メンから来ていて、この人気が欧米人の来日動機が寿司を上回っている。やはり日本は寿司と言っても、生魚食文化が無い国では、魚食の流通が整備されないので、ほぼ冷凍か塩漬の魚から来ている食文化。そこにビ-ガンという宗教に近い信念の食文化が魚でも生き物扱いされ、寿司を嫌う。そこで妥協の日本食がラ-メンとなり、さらにビ-ガンの範囲を緩めて、トンコツラ-メンに行っているように思える。おいしいものに日本と言うことで許されているか旅の恥のかき捨て心理か、旅の冒険・経験の様にラ-メンに向かっているように思える。ビーガン・ベジタリアンの概念は厳密には宗教の様に見えるがかなりビーガン食・ベジタリアン食にはまる人は多い。さらにイスラム系の食も日本で食べることが出来ないものもあって、日本人の宗教と食の関係が明治維新の肉食解禁後の歴史が浅く知識が不足している。そこにヨロズの神の存在が宗教をあいまいにする。日本の統計では宗教人口(1億8千万人)が国勢調査の人口より多いし、クリスマスのセ-ルの盛大さがキリスト教信者数(1%文化庁の資料)が圧倒的に少ないことを知ると日本の統計は中国並みの統計操作と思ったこともある。
この節操のない日本人が食の文化の戦後史にもあって、その変遷を知る食のウンチク本と感じる。欧米では素性の知らない人と会話の話題は車と女性と言われるが、日本では食の話題が無難と思われる。
この本では日本の女性は甘い物で欧米の女性も甘い物で共通しているが、男は欧米では強さの象徴で肉類で日本では酒という。タダに日本人は遺伝子に酒のアルコ―ルを分解する遺伝子を持っている人が欧米より少なく、路上で寝ている姿が知られている。盗難が少なく、治安がいいので路上で寝て始発を待っていると思っていないようだ。
NHKの朝ドラの虎に翼を見ていると昭和22年の日本の食事情が解かる。法規範を守ると都市では餓死する。そんな時代からコメ余りとなり、餓死することを忘れた日本人は生きるための食から自分の脳のための食に変わり、次々と食情報の変化で肯定されたり否定されたりして変化して行く。多くは今でも良いとも悪いとも結果は出ていない。多くは政治・経済・商業誘導の広告によってもたらされている。
今でも長寿世界一の日本の女性は学問的に納得のゆく長寿の見解が出ていない。男女差別が先進国で一番と言っても良い日本女性の長寿は不可思議の世界にまだある。誰が解明できるのだろうか。
味なニッポン戦後史 著者名 澁川 祐子
戦後の食の変遷から今の食の話題の変遷を知る。この変遷を知ると日本人の食情報が実に他の人の言動で左右されることを知る。いまは脂肪味の話題が多いがこのことの検証にはまだ時間がかかりそうだ。なぜ脂肪味ということ、トンコツラ-メンから来ていて、この人気が欧米人の来日動機が寿司を上回っている。やはり日本は寿司と言っても、生魚食文化が無い国では、魚食の流通が整備されないので、ほぼ冷凍か塩漬の魚から来ている食文化。そこにビ-ガンという宗教に近い信念の食文化が魚でも生き物扱いされ、寿司を嫌う。そこで妥協の日本食がラ-メンとなり、さらにビ-ガンの範囲を緩めて、トンコツラ-メンに行っているように思える。おいしいものに日本と言うことで許されているか旅の恥のかき捨て心理か、旅の冒険・経験の様にラ-メンに向かっているように思える。ビーガン・ベジタリアンの概念は厳密には宗教の様に見えるがかなりビーガン食・ベジタリアン食にはまる人は多い。さらにイスラム系の食も日本で食べることが出来ないものもあって、日本人の宗教と食の関係が明治維新の肉食解禁後の歴史が浅く知識が不足している。そこにヨロズの神の存在が宗教をあいまいにする。日本の統計では宗教人口(1億8千万人)が国勢調査の人口より多いし、クリスマスのセ-ルの盛大さがキリスト教信者数(1%文化庁の資料)が圧倒的に少ないことを知ると日本の統計は中国並みの統計操作と思ったこともある。
この節操のない日本人が食の文化の戦後史にもあって、その変遷を知る食のウンチク本と感じる。欧米では素性の知らない人と会話の話題は車と女性と言われるが、日本では食の話題が無難と思われる。
この本では日本の女性は甘い物で欧米の女性も甘い物で共通しているが、男は欧米では強さの象徴で肉類で日本では酒という。タダに日本人は遺伝子に酒のアルコ―ルを分解する遺伝子を持っている人が欧米より少なく、路上で寝ている姿が知られている。盗難が少なく、治安がいいので路上で寝て始発を待っていると思っていないようだ。
NHKの朝ドラの虎に翼を見ていると昭和22年の日本の食事情が解かる。法規範を守ると都市では餓死する。そんな時代からコメ余りとなり、餓死することを忘れた日本人は生きるための食から自分の脳のための食に変わり、次々と食情報の変化で肯定されたり否定されたりして変化して行く。多くは今でも良いとも悪いとも結果は出ていない。多くは政治・経済・商業誘導の広告によってもたらされている。
今でも長寿世界一の日本の女性は学問的に納得のゆく長寿の見解が出ていない。男女差別が先進国で一番と言っても良い日本女性の長寿は不可思議の世界にまだある。誰が解明できるのだろうか。