青森駅の通路を歩いていると涼しい風が吹いてきた。
青森は涼しいんだ。
でもすぐにそれは違うと・・・。
昨日までは涼しかったらしいが、今日は暑くなったらしい。
青森と翌日の弘前の泊まりはどちらも「東横イン」。
部屋はシングルだが、140センチ幅のセミダブルベッド。
東横イン、会員なら6ケ月前からWeb上で予約ができて便利。
時々、どっとキャンセルが出て、あれっ???と、思う時もあるが、
案外フェアに予約出来る。
ねぶたの時期、他の青森市内のビジネスホテルの個人の予約は、
不可能に近いぐらい透明性がない。
もっとも、この時期、青森の東横インではTwinの部屋はとれた事がない。
今回もねぶたへ行くつもりはなかったので、予約をしようとした時点では
全て満室だったが、根気強くサイトをチェックし、めでたく客室ゲット。
15:30頃チェックインし、シャワーを浴びてしばし休憩。
急いでホテルのコインランドリーで着てきたもの全て洗濯。
ねぶた見物の用意をして街へ出、夕食を済ます事に・・・。
かよりんさんから教えてもらっていた居酒屋を目指すが、いつも店の外にまで
行列ができていて、食べるのをあきらめていた「おさない食堂」が空いている。
吸い込まれるように店に入り、ホタテフライ定食を注文。
小粒ながら活けホタテは甘くておいしい。
しかし、これで1200円、ちょっと値段が高いかなぁ・・・。
800円は無理でも、1000円なら許せるんだが、観光地価格か?
おさない食堂を出てしばらく歩くと三味線の音色が聞こえてきた。
毎年、ねぶたで青森に来ればこの右側の方の三味線が
聴けるが今日はデュエットだ。
アスパムが正面に見える通りはすでに通行規制がしかれている。
ハネトで参加するんだろう、整然と並べられた靴が印象的だった。
おまわりさんもいっぱい動員されている。
陽が傾いてきた。
指定席はここ、ハマナスの植栽の前。
去年は、このハマナスのトゲで服が損傷。
今年は、少し刈り込まれているような気もするが、用心して浅く縁石に腰掛ける。
ミスねぶたもオープンカーに乗り込み、カメラマンにこたえて笑顔をふりまく。
青森市長も参加。
準備完了し、19:10の出発合図の花火を待つ。
待つ時間は長く感じるが、今年もねぶたを見に来れた!という感慨に一人浸る。
花火が上がり、凱旋太鼓を先頭にいっせいに動き出す。
さぁ、始まりはじまり。