串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

本薬師寺跡のホテイアオイ

2011年08月16日 | 

ズボラッチさんのブログで拝見していた本薬師寺跡のホテイアオイを見てきました。

道の駅「室生寺宇陀」に用事があり、ついでにちょっと寄り道。

この田にホテイアオイを植える事業は、12年程前から始まったらしい。

6軒の農家の田を利用して、ホテイアオイとれんげを植えておられる。

ホテイアオイはピークを迎えている。

右中心に畝傍山が望まれ、背の高い木が植わっている所は、本薬師寺の塔の跡。

塔の礎石が残っている。

見事な咲きっぷり。

あぜ道を歩くと、カエルが飛び出し慌ててホテイアオイの中に逃げ込む。

 

 

 

 ちょっと艶かしさを感じる花だ。

手入れされてるんだ・・・と、近くに寄ってみると、草を引いておられる。

ホテイアオイを植えた1年目、草がはびこってしまい、ホテイアオイは散々だったらしい。

以来、ホテイアオイに影響の少ない除草剤を使用し、なおかつ
草も手で引いておられる。

ホテイアオイは10月末には枯れてしまうので、勢いの良い株だけを
別の場所で来年用に保存し、それ以外は捨てて田起こしをし、れんげの種を蒔く。

れんげの花が終われば、田起こしをし、水を張って、保存じておいた
ホテイアオイの株をたんぼに蒔く。

田植えのように土に差していくのか、と、思っていたが
ポンと田んぼに捨てるようにするだけで根つき、1ヶ月もすると
たんぼ一面にホテイアオイが広がる・・・と、いう事です。

以上、草引きをされていた方に聞いた話です。

ホテイアオイの向こうに蓮の花が咲く。

今年蓮の開花が遅れたので、今も花が見れるらしい。

元々はホテイアオイの田だったらしいが、蓮の方が強いのか、
ホテイアオイは蓮の根元で小さく なっていた。

ここにもあった!ジャンボタニシの卵。

 

 

どんよりと曇った天気だったが、いきなり大粒の雨が降って来た。

タクシーで来ている観光客もいる。
明日香観光のついでに立ち寄られたらしい。

花で町おこし。
京都の神社仏閣でも、花で人を呼び込もうとして盛んに植樹している所がある。

近くの藤原京跡といい、ここといい、橿原市、なかなかやりますね。
いいもの見せてもらいました。

 


ねぶた&津軽三味線三昧(黒石こみせ)

2011年08月16日 | 旅-東北

あの立派で大きく古い建物は、地酒「菊乃井」の醸造元「鳴海醸造店」だった。

こちらが玄関。

日本酒をお土産に買って帰ろうか・・・。

もちろん送ってもらうのだが。

と、店内を見ていると、当主と思しき男性が「上がって庭をご覧いただけます」と。

さすが大きな旧家の1階、庭を眺める部屋はひんやり。

夏真っ盛りの庭だが、左手の廊下を見て、あぁ、ここは雪国なんだ・・・と。

 この庭園もお屋敷も黒石市の有形文化財になっている。

日本の道100選にも選ばれているこみせ(小見世)通り。

伝統的建造物とアーケードが、ほぼ藩政当時のまま残されていて
これは全国的にみても珍しいらしい。

こみせ通りの中心に「津軽黒石こみせ駅」という道の駅のようなものがあり、
地元の物産や民芸品などが売られている。

ここで津軽三味線の演奏が聴ける。





 「津軽黒石こみせ駅」の奥に八甲田山系からの伏流水が出ている所があり、
飲んでみると冷たくておいしい。

黒石で作られる日本酒はこの伏流水を利用しているようだ。

 かつて商店街として賑わったこの通り。

雪や夏の暑さから買い物客を守るため、自分たちの敷地内に
アーケードを作ったという人情あふれる優しい道。

 

 角灯篭がズラリ並び、夜には燈が灯る。

燈が灯るこみせ通りを列をなすねぶたを見てみたい。
さぞかし美しい事だろう。

元銭湯だった大きな建物から松の木が軒の屋根を貫いている。

大きな銭湯だったが今は利用されずに閉まっている様子。
かつては多くの人で賑わっただろう。

 しかし、寂れていてもの悲しい。

藩政時代の方が日本全国そう大きな格差もなく、地方も豊かだっただろう。

東京一極集中、霞が関が全てを決め地方に権限と金を回さない。
それが地方の寂れに原因していると思うのだが・・・。

そんな中で地域活性化に努力しておられる地方。

がんばって!
微力ながら稚拙なブログで紹介するから・・・。

八甲田伏流水の奥に十割蕎麦の店があり、蕎麦にも惹かれたが、
黒石といえば、B級グルメの「つゆ焼きそば」でしょう。

と、いう事で昼食は、こみせ通りにある和風レストラン御幸でつゆ焼きそばを。

ソース味の焼きそばにうどんだしがかかる「つゆ焼きそば」。
麺は平たく、エビの天ぷら、温泉卵がのる豪華版。

薬味の紅しょうが、天カス、ねぎを好みでかけて食べる。
ちょっとソースの味が前面に出過ぎているかなぁ。

もう少し、ソース味を押さると、味がまろやかになる気がするのだが。

温泉卵を溶いて混ぜ合わせて食べれば、ソース味は軽減されるかもしれないが、
私は、そのどろどろは好きじゃない。

ここで「津軽フリーパス」を見せれば、ソフトドリンク1杯のサービスがあり
アイスコーヒーを頂く。

又、日本酒を買った鳴海醸造店では、10%の割引があった。

そして、五所川原の「だだん」でも、日本酒1杯のサービスも。

実に使える賢い「津軽フリーパス」。