ズボラッチさんのブログで拝見していた本薬師寺跡のホテイアオイを見てきました。
道の駅「室生寺宇陀」に用事があり、ついでにちょっと寄り道。
この田にホテイアオイを植える事業は、12年程前から始まったらしい。
6軒の農家の田を利用して、ホテイアオイとれんげを植えておられる。
ホテイアオイはピークを迎えている。
右中心に畝傍山が望まれ、背の高い木が植わっている所は、本薬師寺の塔の跡。
塔の礎石が残っている。
見事な咲きっぷり。
あぜ道を歩くと、カエルが飛び出し慌ててホテイアオイの中に逃げ込む。
ちょっと艶かしさを感じる花だ。
手入れされてるんだ・・・と、近くに寄ってみると、草を引いておられる。
ホテイアオイを植えた1年目、草がはびこってしまい、ホテイアオイは散々だったらしい。
以来、ホテイアオイに影響の少ない除草剤を使用し、なおかつ
草も手で引いておられる。
ホテイアオイは10月末には枯れてしまうので、勢いの良い株だけを
別の場所で来年用に保存し、それ以外は捨てて田起こしをし、れんげの種を蒔く。
れんげの花が終われば、田起こしをし、水を張って、保存じておいた
ホテイアオイの株をたんぼに蒔く。
田植えのように土に差していくのか、と、思っていたが
ポンと田んぼに捨てるようにするだけで根つき、1ヶ月もすると
たんぼ一面にホテイアオイが広がる・・・と、いう事です。
以上、草引きをされていた方に聞いた話です。
ホテイアオイの向こうに蓮の花が咲く。
今年蓮の開花が遅れたので、今も花が見れるらしい。
元々はホテイアオイの田だったらしいが、蓮の方が強いのか、
ホテイアオイは蓮の根元で小さく なっていた。
ここにもあった!ジャンボタニシの卵。
どんよりと曇った天気だったが、いきなり大粒の雨が降って来た。
タクシーで来ている観光客もいる。
明日香観光のついでに立ち寄られたらしい。
花で町おこし。
京都の神社仏閣でも、花で人を呼び込もうとして盛んに植樹している所がある。
近くの藤原京跡といい、ここといい、橿原市、なかなかやりますね。
いいもの見せてもらいました。