「だだん」はすでに多くの人で賑わっていた。
50~60人の客が居ただろうか。
ねぶたの時は、17:00~と20:30~の2回入れ替え制で、
食事も追加料理は注文できるが、メインは3500円と4500円のセットのみ。
私は3500円で我慢。
大きなホタテのバター焼きから始まり。
刺身はかつおのたたきカルパッチョ風。
野菜もたっぷり食べられ、味は良いのだが、
青森へ来てまでかつおのたたきを食べるとは・・・信じられない。
青森の人にとって、かつおのたたきは珍しいものなんだろうか?
豚の角煮に続き、じゅんさいのとろろ掛け。
じゅんさいもたっぷり入っていておいしかった。
「津軽フリーパス」提示で日本酒1杯のサービスを受ける。
料理がおいしいので、グラス1杯のお酒じゃ物足りない。
「亀吉」をグラスで頂く。
亀吉は、黒石のもう一方の醸造元「中村亀吉酒造店」のものだが、
ここへは寄らなかった。
この後、料理に間が空き、時間を持て余す。
隣に座った客も女性一人旅のようだが、なんだかとっつきにくくて話が弾まない。
知らない者同士、旅の話題などで盛り上がれば、
お酒はもう一杯必要だったかもしれないが・・・。
長い空白時間の後、運ばれてきた丼。
ウニもいくらもたくさんのっているが、あまり好きじゃない。
しじみのおつゆが出たが、これが塩辛くて・・・。
しじみも小さいなぁ。
4年程前のねぶたで初めて「だだん」へ来た時、
大きな十三湖のしじみのバター焼きが出て、凄く感動した。
その時、料理ももう少し品数が多くて、刺身も珍しい食べ方で
多いに満足したのだったが、今回は、あれっ、もう終わり・・・?と、物足りない。
ごはんが出る頃になって、やっと津軽三味線の演奏が始まった。
オーナーと店長のデュエット。
お二人共、店を切り盛りしながらの演奏でお疲れ気味なのか、
3曲だったかなぁ、案外、あっけなく演奏は終わってしまう。
勘定を済ませ、外に出ると賑やかなねぶた囃が聞こえ、
ねぶたの開始を待つ人々の熱気が伝わってきた。