串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

片の瀬温泉 小林荘

2014年12月19日 | 宿-九州・沖縄

筑後川に面し、田主丸にある片の瀬温泉「小林荘」。

堤防の上から撮った夕日を浴びる小林荘。

筑後川の対岸へ沈む夕日は絶景らしい。

どうも雨おんなのようで、今回の旅で初めて顔を見せた太陽。

片の瀬橋を望む。

その片の瀬橋のたもとに昔の温泉街の跡地が公園のように整備されていた。

かつて、日田で伐り出した木材を筏に組み、筑後川を下って家具産地の大川へと。

丁度この地で夕暮れとなり、多くの船宿で賑わったという。

かつての賑わいがウソのように、片の瀬温泉のもう1軒の宿「柳栄館」は、最近廃業され、とうとう片の瀬温泉は1軒宿となったしまった。

宿は4階建てだがエレベーターはない。

フロントは2階、風呂は1階、客室は主に3・4階。

12畳間に広縁。

広縁には椅子が一脚。

洗面所と中身の入った冷蔵庫。

背面にウォシュレットのトイレ。

冷蔵庫は朝食時に施錠されてしまうので要注意。

冷蔵庫、ウォシュレットと揃ってはいるが、ポットは電気ではない。

浴用タオルは結構使い古したものだったが、朝の風呂場にタオルが置かれていた。

風呂は男女別の内湯のみで、朝6:00~23:00まで入浴可能。

露天風呂が造れるような広いスペースがあるが、湯量が多くないため、あえて露天風呂は造らず源泉掛け流しにこだわっておられる。

かつては隣の柳栄館から湯を分けてもらっていたが、10年程前に掘削して地下400mからこの湯を得た。

100mも離れていないのに、隣の透明な湯と違うモール泉が出た。

源泉温度は34.1度、湧出量76L/M。

加温必要なのに掛け流しは立派。

ややぬるぬるし、飲んでみると薄い塩味がする。

シャンプー類は資生堂製。他にアメニティはいっさい無し。ドライヤーは風呂場にあるだけ。

 


入船 ご飯

2014年12月19日 | 宿-九州・沖縄

食事は、朝・夕共に食事処で。

さすがに焼酎はいろいろ並ぶが、九州では日本酒派の私に選択肢はない。

 

簡単な区切りで話し声は聞こえるが、様子は見えない。

朝食のテーブルだが、テーブルは足が下ろせて足元も暖かい。

小窓からは庭が眺められ、清清しい雰囲気の中での朝食。


 

夕食時並べられていた前菜。

梅酒はリピーターへのサービスのようだ。

先附は柿とアボガドの白和え。

冬瓜のレモン煮。

珍しい取り合わせで驚いたが、さっぱりした酸味が効いておいしかった。

椀の中はとろとろ湯葉豆腐、松茸も添えられ。

これで一人前の馬刺し。手前二きれはたたき。

う~ん、馬刺し苦手なのを伝えていなかった。

1枚だけ食べ、後は相方へ。

量が多いので相方も持て余したみたい。

里芋饅頭の青海苔あんかけ。

ぎんなん、たたみイワシが添えられ、辛子がよく合う。

2人分の肉は肥後牛。 

熱した溶岩プレートの上で焼いて食べるのだが、肉はちょっと固いです。

ヤマメの唐揚げ、自家製野菜の天ぷら。

付け合せに出てくる野菜は、ほとんどが社長自ら栽培されたものらしい。


 

セッティングされた朝食。

多種類のお漬物がおいしい。

小芋の煮っころがしは醤油が効き過ぎ。

新鮮な自家製生野菜だが、歯の弱い老人には厳しいかも。

有精卵は卵かけご飯にしてもよいし、スクランブルエッグにもしてもらえる。

で、スクランブルエッグを頼みました。

巾着に入ったものは・・・。

出来立て寄せ豆腐でした。

アンが醤油辛いです。

若旦那が作られる料理は手がこんでいるし、おいしい。

しかし、ちょっと醤油辛いので、もう少し薄味だったらなぁ。