串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

小林荘 ご飯

2014年12月25日 | 宿-九州・沖縄

小林荘の夕食は部屋で、18:00~とお願いしておいた。

料理の品書きはない。

ゴマ豆腐の先付が出て、前菜は豪華な海の幸が盛られた一皿。

エビも車エビ、柿の白和えも上品な味、久しぶりに食べる煮こごり。

 

刺身はサザエ、カンパチ、車エビ、石鯛にカツオ。

 

 車エビの頭部分は火が通っているという丁寧な調理。

ウナギの蕪蒸し。

板前さんの腕が光る味の良さ。

 季節ものの川蟹プランで予約していた。

出てきたのは大きな焼き蟹。

「今日は大きなカニが入りました。」と、女将さんが言われる。

らっき~だったのかな?

甲羅を割ると・・・。 

蟹ミソは濃厚な味で海のカニにも負けていない。

しかし、カニ鋏はないし、脚に切れ目も入っていない。

これだけ大きなカニなら、きっと脚にもおいしい身が詰まっているのでは?

歯で割ってみたいけど、村杉温泉の「角屋」で、歯を使ったところ、歯の根っこが折れていまい、
とうとう抜歯⇒部分入歯となってしまった苦い経験があるので、大事な歯は使えない。

この宿、料理は凄くおいしいし、湯使いもいい。

しかし、ちょっとした気遣いがもう少し欲しかった。

頼めばハサミもあっただろうが、結局脚は食べられなかった。

めったに食べる事のない川カニ、脚は食べないものなんだろうか?
 

子持ち鮎だが、残念ながら前の筑後川でとれたものではない。

この地方の特産品である柿の中にカキが入った「柿牡蠣グラタン」。 

柿も甘くて、口直しにヘタをかじった。

カニ釜飯。 

松茸の土瓶蒸しも出て・・・。 

天ぷらは鮎と季節先取りの「菜の花」。 

鮎の中骨もカリカリ。 

 デザートはいちじくのコンポート。

高級食材がふんだんに使われ、味もいいし、丁寧な調理・・・凄くおいしかった。

朝食は1階のラウンジ「菜の花」で、8:00か8:30~だが、7:30からOKという事なので7:30~に用意してもらった。

 

福岡では「ガメ煮」という筑前煮も薄味ながらしっかり味がしみておいしい。

かつて、この料理には「ガメ」とよぶスッポンの肉を使っていたが、スッポンが高級素材になってしまったので、
その代用品として食感が近い鶏肉をつかうようになったと、ご主人が説明される。

 

 小林荘、口コミ通り食事は凄くおいしかった。

次に泊まる時があれば、ノーマルな料理で充分。

そして部屋は、フロントがある2階の「筑後の間」に限る。


 

今回は往路新幹線、レンタカーで回り復路は飛行機でという旅だった。

博多駅前でレンタカーを返却し、駅に近い大地のうどんで旅の締めくくり。

 注文した「野菜天ぶっかけ」が目の前にで~んと。

天ぷらたっぷり、これで630円とは。

はぁ、大満足な九州紅葉旅でした。