次田と書いて「すいた」と読む次田の湯は、庭園の一画に別棟で建っている。
本館から次田の湯への出入口。
戸を開け、渡り廊下を進むと、左手一帯に庭園が広がり、突き当りを奥に進めば離れ風の大正亭に至る。
大浴場次田の湯は、右手中ほどにある。
入り口を入ると換気が悪いのか、むっとした感じがする。
男性用は1階、女性用は2階でエレベーター完備。
う~ん、やはり蒸す感じがする。
バスタオルは部屋から持って行くが、浴用タオルは風呂場に備わっている。
入り口に血圧計が置かれ、以前なら見向きもしなかったが、最近はちょっと計ってみようか・・・と、いう気になる。
アメニティは一般的。
う~ん、この広さ、圧倒される。
しかしここも換気がよくないのか、ミストサウナ状態。
レンズがすぐに曇り写真を撮るのに一苦労。
反対側、浴室の奥からの眺め。
中心部分の深さは90センチ。
子供連れは要注意。
香りは感じないし、味も特徴無し、かすかにつるつるする浴感。
湯船の縁の幅が広い上、湯船の一段目までが結構深くて足が届きにくい。
入りにくい風呂でお年寄りには不向き。
しかし、有名過ぎるこの風呂、改良は難しいだろうなぁ・・・など思いながらの入浴。
おまけに底に敷かれた石に大小があり過ぎて、大きな石にけつまずき指先が痛い事が何度かあった。
もう少し石の大きさをそろえる方が安全に入れる。
浅い湯船の奥には打たせ湯。
椅子も置いてあるので打たせとして楽しめるだろうが、ここに座ればず~っと長い湯船も一望。
まるで牢名主じゃなく湯名主様の席のよう。
脱衣所に掲示してある楽しみ方。
洗い場は隣との目隠しあり。
床の色が変わっている所は湯船から流れ出す湯の通り道。
ボディシャンプーはなくて大丸別荘特製の石鹸。
アンケートに答えた粗品はこの石鹸だった。
写真で見て、長い間いつかは・・・と、夢見ていた風呂にやっと入れた。
確かにスケールの大きい、そして今の流行に媚びない武骨な風呂だった。
こんなに大きい湯船、いったいいつ湯を換えるのだろうか?
風呂は朝5:00~10:30 チェックイン後はAM2:00まで。
部屋にも源泉掛け流しの内湯があり、こちらは一晩中好きな時に入れる。
大正亭には宿泊者専用の広い貸切風呂があるが、ここはどうなっているのか平安亭に泊まった私は分からない。
次は大正亭に泊まり、是非、この貸切風呂を見てみたい。
- 源泉名:大丸別荘C泉
- 温度:48.4度 湧出量:280L/M PH=8.7
- Na=279 Ca=12.6 Cl=337 HCO3=45.7
- 成分総計:791.3mg/Kg アルカリ単純泉