串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
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絵金蔵(えきんぐら)

2022年08月21日 | 旅-中国・四国

四国、高知の話です。

国道55号、高知市内から車で40分、ごめん・なはり線あかおか駅で降り徒歩10分。

赤岡町は香南の商都とよばれ、栄え、賑やかだったのも今は昔。
残そうとがんばった訳ではないけれど、その頃の建物が点々と残り、どこか懐かしい風景があります。

ぶらっと赤岡 今赤岡・昔赤岡の地図から引用しました。

赤岡の町がどんな所か?上の一文が分かりやすいです。

絵金蔵・・・何!それ?

奈良のご隠居の掲示板、ろとさんの書き込みで初めて知りました。

絵師金蔵、略して絵金。

元は土佐藩家老桐間家の御用絵師。

贋作事件に巻き込まれ城下追放。

叔母を頼って、この赤岡の町に住みはじめ、町の旦那衆に頼まれ芝居絵屏風を数多く描く。

年に1度の絵金祭り、通りの町家の表に屏風絵が飾られる。

私が訪れたのは祭りの翌日。

町中に祭りの雰囲気は、何一つ残ってなかった。

23点残っている屏風絵も傷みが進み、それを修復・保存していく収蔵庫として絵金蔵が建てられた。

館内、本物の展示はほとんどなかった。

祭りの際、表に並べられるのもレプリカらしい。

本物を見るには壁に開けられた穴から覗く。

私が行った日は、祭りの後とかで、その穴も塞がれていた。

穴から覗くのではなく、一堂に会した屏風絵を見てみたい。

是非、空調設備などの整った施設での展示をお願いしたいものです。

絵金蔵の向かいにには芝居小屋の弁天座。

 

演目はこれだったのね。

全国で一番小さな町、赤岡町。

藩政時代には本陣・脇本陣もある宿場町で商都としても栄えた。

その街並みが残されている。

 

 

珍しかった四層の水切りがある土蔵。

 

 

何、何、なに・・・と、目が点になったお店、おっこう屋

骨董店・・・?

だけではないようです。

じっくり店内を見たかったが、暑いし、興味のない相方はスタスタ・・・。

街並み拝見は、一人で来なくちゃ。

 

感心したのはこのワン2体。

石造り?

まるで狛犬のように民家のブロック塀の上に座ってた。

道を挟んでレンガ造りの商家。

広くはない街並みだけど、絵金の屏風絵は町の宝物。

もっと全国的に知られてもいいのに。

奈半利といいメジャーでなくても、懐かしい街並みが残る所は、まだまだあるのですね。

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