木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




おはようございます。
今朝も冷え込みましたが、風がないのでいいです。
昨夜、スポーツクラブで久しぶりに筋トレをした
成果が現れ、ランニングは42分台。
単純な私はそれだけで気分爽快!
「そうかい?」

さて、私の木工はいつも言うように機械頼みです。
けっして、手先が器用と言うことはありません。
ただ、同じ作業を繰り返しても飽きない
体力と気力は作業にはプラスになっていると思います。
木工のキモはぴったりとしたほぞとほぞ穴です。
ほぞ穴を掘る機械が角のみ盤です。
私は文字通り中が空洞の正方形のノミ。
空洞部分にはドリルが着いています。
ドリルが穴を掘り進み、角のみが正確に
寸法を決めます。
私が使うと、ドリルされた木屑が角のみ間につまり、
加熱、発煙、最悪の場合はノミが熱で割れます。
写真の8mm角で7440円(税別)。
作業の度にこれを割っていたのでは商売になりません。
(商売ではなく、趣味ですが…)
また、焦げるとほぞ穴の精度も見た目も落ちます。
この2年間、ずっと悩まされてきた問題です。

先、土曜も順調には作業は

進みませんでした。
新品のノミなので切れ味は問題ないはずです。
「下手な考え、休むに似たり」
土曜日は作業中止。

気を取り直した日曜の午前中、ついに見つけました。
この歳になっても新しい技術が身に着けられること、
しかも人に教わってではなく自分でと言うのは
うれしいモノです。
文章表現でそのコツが伝わるかは?ですが、
 ・ドリルされた木屑をマメにエアダスターで飛ばす。
 ・角のみと部材の接触回数は多く、
  しかし、各回の接触時間は短くする。
従来の方法よりも若干時間がかかりますが、
仕上がりが

断然きれいです。
(こんな穴が掘れただけでうれしいなんて、
 木工をやらない人には分からないでしょう。)
あとは根気よく続ければいいのです。
できれば避けたかったほぞ穴作業が楽しくなりました。
日曜午後2時、ソファーベッドのずらりと並んだ
すべてのほぞ穴を掘り終えました。

今週末はいよいよ二枚ほぞの製作です。

「やあー、木工って本当に楽しいですね!」

それでは事故に気をつけて行ってきます。

人気ブログランキングへ

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )