先日の新聞に八年前に高校野球甲子園大会の決勝を長島茂雄終身名誉監督と一緒に観戦していた記者がミスターから見聞きした記事が掲載されていた。
「このトーナメントではね、優勝チーム以外のすべての球児にただ1度ずつの敗戦が配られるわけです。これは甲子園に出場したチームにいえることではない。地方大会の1回戦で敗れた選手にもただ1度の敗戦が、野球の神様から配られているわけです。壮大なトーナメントの大きな意義がここにあると思うんです。つまづくことで得るものが、若者たちにはきっとある」
今年の甲子園予選には4028チームが参加し、4027チームの選手がただ一度ずつ敗戦を経験する。この大会は1本の優勝旗を奪い合うだけの大会では無く、1チーム以外がただ1度の挫折を味わうために開催されるという「逆説」は確かに説得力がある・・・と記者はまとめていた。
世界中のどんな競技と比較しても日本の高校野球のように一度負けたら終わりの壮大なトーナメントは類を見ない。そう考えると夏の甲子園がさらにドラマチックに見えて来るのだが、私は昨年の夏の優勝校も数ヶ月前の春の優勝校も覚えていない・・・
いよいよ今日から夏の甲子園が始まる。明日関東一高頑張れ~
有限会社やな瀬不動産