青柳と夢中で戯れていると潮がどんどん引いて行き、そしてついにすだてが解禁となった。ヤッホー
きれいに並んで休んでいるカモメたちを横目に網を持ってすだてに向かう。歩く速度はほんの少し早くなっている。
すだての中にはエイを始め数匹の魚が迷い込んでいる。海水が少し濁っているので目を凝らして海中を覗き込む。おぉ~いるいる。網で隅に追い込み見事に体長約30cmのすずきゲット。初心者とは思えない「網さばき」に隣の子供が羨ましそうに視線を投げ掛けるが、それは見なかった事にして、次の獲物を探す。
そして数分後にもう一匹捕獲。多分私には素質があるのだろうと判断し、これ以上「大人」として乱獲してしまう訳にも行かず、獲物をぶら下げながらそそくさと船に戻り、持参したクーラーバックに隠すように入れた。
潮が満ちるまで船は出航出来ないので、足は海水に浸けつつ、水平線を眺めながら、船にもたれお酒を飲む。至福のひと時である。また船上で食べる昼食がまた美味しい。
潮が満ち、出航可能の状態になり、船は再び港へと向かう。汗を流し、アクアラインを通り、六時過ぎに帰宅し、すぐに魚をさばき、塩焼きにした。自分で獲った魚は愛おしさも加わり、味は格別だった。
初めてのすだて遊びだったが、なかなか素敵な遊びじゃないか
有限会社やな瀬不動産