休日、時間があったので浅草をフラフラと散歩した。今年三回目の浅草である。どれだけ好きなんだ?浅草?
平日に関わらず相変わらず人が多い。先日鑑賞した浅草公会堂の新春歌舞伎はちょうど千秋楽を迎えていた。人力車が人ごみをかき分けながら走りまわる。お煎餅片手に普段歩かないような裏道を選んで歩いてみる。「昭和残侠伝 人斬り唐獅子」を含む邦画・豪華三本立て1300円の看板を横目に歩いて行くと「江戸下町伝統工芸館」なる建物を発見。入館無料の看板にするすると入場する。
江戸の昔からの庶民の町、江戸文化発祥の町であり、また商業・文化の中心地として栄えてきた台東区は今なお、江戸時代からの神社仏閣や、粋でいなせな町人気質、職人が培った伝統産業など、江戸の面影を残す都内随一の史跡、文化を擁し、このような下町の歴史と風土の中で育まれ受け継がれてきた伝統技能を伝える職人さんが台東区には多く、鍛えられた技と選び抜かれた材料とで作る伝統工芸品には、量産製品からは感じとることのできない暖かな温もりと味わいがあり、私たちに豊かさと潤いを与えてくれます。 江戸下町伝統工芸館(平成9年オープン)では、このようなこだわりの伝統工芸品を紹介しています。伝統工芸品に対する関心を深め、その素晴らしさを実感していただくとともに、これを愛用し、身近で親しみのあるものにしていただければと思います。 (ホームページより抜粋)
静かな館内には江戸切子や染め物、版画等が所狭しと展示されており、職人技が堪能出来る。その中でひとつ非常に惹かれた作品があった。(自然の木を使った)小枝印鑑を製造している伊藤睦子さんの印鑑が非常にいい味があった。
結局二時間近く歩いてしまったが、裏浅草はなかなか面白い。