「酔いがさめたら、うちに帰ろう。(2010年公開)」を観た。
【解説】人気漫画家の西原理恵子の元夫で、2007年に死去した戦場カメラマン・鴨志田穣さんの自伝的小説を、浅野忠信&永作博美主演で映画化。重度のアルコール依存症で入院することになった主人公が、個性的な患者たちと触れ合いながら、家族の深い愛情に支えられて心身ともに再生していく姿を描く。監督は「サード」「絵の中のぼくの村」の東陽一。共演に香山美子、市川実日子、利重剛ほか。
タイトルに惹かれて、予約録画をして、休日に観た。まさかこんな内容だったとは・・・浅野独特のボソボソ声が何とも自然体で、一瞬ドキュメンタリーかと見間違えてしまうほどだった。冒頭に医師から「アルコール依存症と他の病気の違いは、同情されないこと」と説明されるシーンが何とも印象的である。
時々主人公が「離脱」して突然怒鳴り始めるシーンがあるのだが、それが非常に恐ろしい。どうしてそこまで至るまで飲み続けてしまったのかは知る由も無いのだが、やはり何事も「ほどほど」にしないと毒になってしまうのだろう。ただ誰にでもなりうる可能性があるってことは忘れないようなしなければならない。
ちなみに主人公が入院するアルコール病棟に、喫煙室が完備されていたのが何だか意外だった。