2013年3月に亡くなった須藤薫。私の携帯プレーヤーには今もあの当時のままの彼女の歌声が流れている。
先日飲んだ帰り道、電車の中で聴いていると、彼女の「RAINY DAY HELLO」という曲が流れた。1982年リリースのアルバム「Amazing Toys 」に収録されており、その当時のライブではいつもラストソングとして歌われていた曲である。
別れた恋人同士が再会するものの、もうあの頃のようには戻れず、別々の傘さして歩いて行く・・・というストーリーで、電車のドアにもたれながら流れる暗い車窓をほろ酔いのまま眺めていると、初めて聴いた17歳当時の背景が次々と蘇る。あの頃のほろ酸っぱい恋愛模様や心情・生活環境・街並等が次々と鮮明に思い出される。学生服姿のままひとりで向かった今は無き新宿ルイードの彼女のライブ会場で知り合った大学生のお兄さんたちは元気だろうか?曲が終わると、もう一度初めから聴き直す。新小岩駅まであと一回聴けるかな?もう少しだけあの頃に戻ってみようと思った夜だった。
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