若いお客さんから物件の申し込みが入った。
あれこれと手続きや準備を進め、一週間後の契約日当日になったが、時間になっても来社はなかった・・・しかしそれほど驚かなかったのは、申し込みからのお客さんの様々な対応を見て、何とな~く予想が出来ていたからだろう。キャンセルは仕方が無いことである。キャンセルの連絡は嫌なものだろうが、だからと言ってそのまましれーと無言のままって訳には行かない。それが社会人としての最低限の世の中のマナーであり、エチケットであり、仁義である。
最近はとかく「無理をさせない」教育方針が主流になりつつある。先日も新学期で「学校に行きたくなければ図書館にいらっしゃい」とのツイッターが話題になったが、若いうちから何でも嫌なら逃げていいよと教えてしまうと、逃げ癖ばかりがついた状態で社会に出ることになる。若いうちからある程度は嫌な事に立ち向かい、そこから色々な経験値を重ねておかなければ、とても貧弱で無礼な大人が出来上がってしまうだろう。ゲームでも戦わずに逃げてばかりいると、すぐにゲームオーバーになってしまうものだ。
申込書から作成した書類関係をすべて廃棄処分しつつ、あとは本人が「何とかなったじゃん、ラッキー」と思うのか?「次こそは気をつけよう」と思うのか?だろう。